360度回転するDCサーキュレーター扇風機ACF-DC1000を買ってみた
我が家では年中サーキュレーターが動いています。
寒かろうが暑かろうが室内の空気を循環させて温度差を減らしてくれるのは快適ですし、「ハンガー付きとしては最安値レベルのランドリーラックHLR-181Pを買ってみた」で軽く触れたとおり、洗濯物を干すときにだって活躍しますし、クローゼットに向けて風を送って湿気を飛ばすのも便利。
ただ、夏は扇風機も欲しくなります。もちろんクーラーはありますが、ジメジメと湿度の高い梅雨の時期にクーラーなんて付けたらより一層湿度が上がって不快ですし、ドライにしたらしたで肌寒いし…。
「コンプレッサー式の除湿機では最も静かとも言われるIJC-H65はかなりオススメ」で昨年の今頃の時期に紹介したIJC-H65は今年も、というかこれも年中活躍しています。主に衣類乾燥に。洗濯物が少ないときはサーキュレーターだけで済ませることもありますが、シーツなどの大物乾燥にはやはり除湿機のほうが頼りになります。
この除湿機を部屋に持ってきて使うのもひとつの手なのですが、湿度は下がるものの室温はやや上がってしまいます。エアコン+除湿機の合せ技がベストなんでしょうけれど、なんか…すごく…エコじゃない気がしませんかw
そんなわけでサーキュレーターにもなる扇風機を買ってみました。
360度回転という面白い動きをするサーキュレーター扇風機
なにはともあれ、まずは動きを見たほうがわかりやすいと思ったので動画を撮ってみました。
この動き面白くないですかw
動画中のピッピッという音はリモコンの音で、最初は首の左右振りモード、次に360度モード、その後は24段階もある風量調整をしています。
DCリビング扇 ACF-DC1000の到着
届いた箱の大きさはおよそ53x36x36cm。扇風機としてはずいぶんコンパクトに感じました。
中の梱包はこのように二層にわかれていて、説明書/リモコン/支柱が上面に、本体/台座は下面に入っていました。
中身は左から
- 扇風機本体
- 延長用の支柱
- 台座
- リモコン
- 説明書
とシンプルなセット内容です。この支柱は付けても付けなくても良くて、支柱を付けると高さおよそ90cmの扇風機として、付けなければ高さ55cmの卓上扇/サーキュレーターとして使うことが出来ます。
正直、扇風機って使わないときは本当に邪魔くさいのでこうして分解できるのが良いなって思ったんです。それにサーキュレーターとしても使えるなら、それこそ収納する必要がないかも知れない。
組み立てというほどのことはありません。説明書にあるとおり、支柱はカチっとハメるだけ。
数年前、DCモーターが流行り始めた頃、6000円くらいの(DCモーター搭載としては)安めの扇風機を買ったことがあるのですが、あれはいろいろとダメでした…。羽根をはめるところから組み立てなきゃいけなかったし、DCモーターは静か!というのをウリにしていたのに首振りのときにカタカタ音がしてすごくうるさかったり…。
そんなこんなでDCモーターという名称自体に懐疑的だったのですが、あれから何年も経っているし、多少は良くなっているかも?という期待を込めて買ったわけです。まぁ、数千円の商品に何を求めてるんだって話ですがw でもさー、扇風機に3万とか払うのはちょっと…ねぇ?w
あぁ、ちなみにこの扇風機は楽天で6,980円で買いました。
DCリビング扇 ACF-DC1000の外観
写真奥に見えるテーブルの高さがおよそ75cmなのですが、それより少し高いくらいです。
小さく見えるかもですが、↓こういう普通の扇風機の高さが86cmらしいので、標準的な高さかなと思います。
ただ、一般的な扇風機の幅(直径)が36cmくらいあるのに比べて、こちらのACF-DC1000は直径およそ28cmなので、コンパクトに見えますね。いや実際コンパクトなのかw
ちなみに高さ90cmと幅28cmは公称値ですが、うちでメジャーを使って実測した値もそのとおりでした。
最初に動画でもお見せしましたが、この上向きスタイルがACF-DC1000の特徴というか、面白いところですよね。
ちょっと意味不明なうにょんうにょんした動き、見ていて楽しいです。
ちなみに首振りモードには「360度」と「左右」の2種類ありますが、組み合わせも出来ます。
つまり、「360度まわるモード」「左右に首振るモード」「左右に首振りしながら360度回転するモード」「首振らずに固定するモード」という使い分けができるんですね。
似たような機種で、360度モードしかない扇風機もあるようなので「左右首振り」があることが購入条件のひとつでもありました。レビューを読むと360度のみだと物足りないそうなのです。
そして実際使ってみて実感しました。自分に風が当たるようにする場合は360度モードより左右首振りのほうが心地よいです。あと個人的にはリズム風モードも嫌いではなく、いまこの記事を書いている最中もリズム風モードで体に風をあてて楽しんでいます。
ACF-DC1000とサーキュレーターの比較
購入する前、今持っているサーキュレーターと比べてどのくらい大きいのかなぁ…。サーキュレーターの横幅が約23cmで、ACF-DC1000のほうは28cmだから5cm大きいのはわかる。でも全体としてどんな感じなのか想像つかないなぁ…。
と、そんなふうに感じていたので並べて写真撮ってみました。ACF-DC1000のほうがふたまわり以上大きいですね。
そのおかげで出てくる風がやさしい感じです。
そもそも左のアイリスオーヤマのサーキュレーターは風量調整が3段階しかなく、1段目では弱いけど、2段目だと強すぎるしうるさい。という不満点がありました。
それに比べて今回のACF-DC1000は24段階。……………………………いやさすがに多すぎだろwww 10段階くらいで良かったんじゃないかと思いますが、ま、まぁリモコンでかんたんに変更できるし、スイッチオフしても前回の風量設定を覚えておいてくれるので良いでしょう。
ともあれ、もうちょっとだけ低くできたら完全に既存のサーキュレーターの上位互換だったなぁ…という残念さはありますが、十分サーキュレーター代わりにも使えそうです。手動で上向きにも出来ますしね。
ACF-DC1000の手入れは面倒くさそう
このとおりファンガードの裏面にネジがあるのですが、これが4箇所あり、このネジすべてを外さないとファンガードが外れません。
本体部分だけ支柱から外せるので作業自体は楽です。
楽です…が…やっぱドライバーを持ち出さないとファンガード外せないのはちょっと残念ですねぇ。アイリスオーヤマのサーキュレーターはドライバー使わず、裏にある爪を2箇所押さえたままひっぱれば簡単にカバーが外せたんです。ファンの部分ってすごくホコリがたまるし、そうすると部屋中にホコリを撒き散らすようなものじゃないですか。
なので、この部分はもう少しメンテナンス性を考えて欲しかったですねー。
まとめ
360度回転するDCモーターのサーキュレーター扇風機ACF-DC1000を買って1日使ってみた感想としてはひとまずこんな感じ。
- ◎360度回転するのは見ていて面白いし、しっかり空気を撹拌してくれるので実用面でも素晴らしい。
- ◎エアコンとの併用ではなく、扇風機として直接体に風をあてたい場合は左右首振りモードが便利。
- ◎風量調整が24段階もあり、1~6の間は動いているのかわからないほどの静かさ。そのわりにちゃんと風量もある。
- ◎首振り中も無音でスムーズ。よくある安物のDC扇風機だとファン回転は静かだけれど首振り時にカタカタ音がする、なんてこともあるが、こちらの扇風機では全く問題なし。
- ◎支柱を付けると90cmの扇風機、外すと55cmの卓上扇またはサーキュレーターとして使えるため、収納スペースを考えなくて済むので助かる。
- ○直径28cmというサイズはサーキュレーターよりは大きく、扇風機よりは小さく、見方によっては中途半端。しかし個人的には1台2役になる点を評価したい。
- ○リズム風モードも昔使っていた扇風機に比べて静かで悪くない。
- △リモコンのピッピッという音がちょっと大きい。
- △ファンガードを外すのにネジ4つもまわすのは面倒。
- △もうちょい下方向にもまわると足元だけ涼みたいなんてケースにも対応できて良いのではないかと思う。
といったところでしょうか。
不満点も書きましたが、そこは強いて言えば、というレベルで6,980円の扇風機としては大満足です。
あ、でも、今みたらなぜか7,980円に値上がりしてるんですよね…。買ってからまだ2日くらいしか経ってないのに…。値付けのミスだったのかなぁ。
たしかに360度まわる扇風機で1万円以下って見たことなくて、6,980円ってずいぶん安いなぁ、とは感じました。
うーん、でもでも、見た目に高級感があるわけじゃないから、6,980円に戻ってくれるといいなぁ。
寝室用にもう一台ほしくなってきてるしw