Beat Saber 1.10にCustomAvatarsを導入する手順
最近知り合いがBeat Saberをはじめてアバターを使ってみたい、という話をしていたので、BeatSaberにアバターを導入する方法について書いておこうと思います。
BeatSaberのバージョンアップによりCustomAvatarsが入れられなくなった!みたいなつぶやきとかブログもたまに見かけますけど、導入手順が間違っていたりするだけだったりするので、鵜呑みにしないほうが良いかも知れません。
少なくとも2020年6月15日現在、Beat Saber 1.10でCustomAvatarsの導入は可能でした。
CustomAvatarsの導入に必要なもの
- ModAssistant
- BeatSaberCustomAvatars-v5.0.0-beta.7-RELEASE
- DynamicOpenVR-v0.2.0-RELEASE
- DynamicOpenVR.BeatSaber-v0.2.0-RELEASE
ModAssistantの導入
ModAssistantはBeatSaberのMODを管理するツールではあるものの、このツールからCustomAvatarsをインストールすることは出来ません。
しかし、BSIPA等の基本となるMODと、なによりアバター表示には必須とも言えるCameraPlusが入れられるのでまずはMODAssistantを導入しましょう。
ModAssistantのダウンロードとインストール
ダウンロード
https://github.com/Assistant/ModAssistant/releases/tag/v1.1.11
ModAssistantはEXE一本で出来ていてインストールすら不要ですし、アップデートがあったら勝手に最新にアップデートしてくれるという優れものです。好きなフォルダに置いてModAssistant.exeを実行してください。
ModAssistantの起動
起動して[I Agree]をクリックするだけで準備完了。
[I Agree]をすると[Mods]タブが開けるようになるので、そこを開いて好きなMODを選びます。
様々なMODから必要とされる基本MODは最初から選択状態になっているのでそのままでOKです。
CustomAvatarsで必要となるのはこの中ではCameraPlusのみ。これはゲーム内にカメラを追加して、通常の一人称視点以外に三人称視点のカメラを複数配置できるようになるMODです。アバターを使いたい≒録画したいということだと思うので、CameraPlusは必須でしょう。
あと、今回の話には全然関係ありませんが、個人的には消費カロリーが表示&記録されるYUR.fitもオススメ。別にダイエット目的じゃなくても、「今日はこんなにプレイしたー!」という謎の達成感がありますw
入れたいMODをすべて選択したら右下にある[Install or Update]ボタンをクリックするだけでインストール完了。
CustomAvatarsの導入
CustomAvatarsの導入には3つのZIPファイルが必要
たぶんここが一番わかりづらくてハマる部分なのですが、CustomAvatarsは本体のZIPをDLして解凍してBeatSaberフォルダへコピーすれば完了、とはいきません。
全部で3つのZIPファイルが必要なので忘れずにダウンロードしてください。
■CustomAvatars本体
https://github.com/nicoco007/BeatSaberCustomAvatars/releases
2020年6月15日現在、CustomAvatarsの最新版はv5.0.0 beta7です。
ファイル名は以下のとおり。
BeatSaberCustomAvatars-v5.0.0-beta.7-RELEASE.zip
まずはこれをダウンロード
■DynamicOpenVR
CustomAvatarsはDynamicOpenVRを必要とするため、ここから2つのZIPファイルをダウンロードします。
https://github.com/nicoco007/DynamicOpenVR/releases/tag/v0.2.0
ファイル名は以下のとおり
DynamicOpenVR-v0.2.0-RELEASE.zip
DynamicOpenVR.BeatSaber-v0.2.0-RELEASE.zip
3つのZIPファイルの解凍と上書きコピー
今手元には↓この3つのZIPファイルがあるはずですので、これをすべて解凍します。
- BeatSaberCustomAvatars-v5.0.0-beta.7-RELEASE.zip
- DynamicOpenVR-v0.2.0-RELEASE.zip
- DynamicOpenVR.BeatSaber-v0.2.0-RELEASE.zip
ZIPの中身はすべてBeatSaberのゲームフォルダに上書きできるようにディレクトリが作られているため、
"C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Beat Saber"へコピーするだけ。
あぁもちろん、インストール先が違う場合は適宜読み替えてください。
念の為、エクスプローラーのスクリーンショットも載せておきます。
これでもう導入は終わりです。簡単でしょう?
無駄に細かく解説したので長ったらしいですが、やったことはZIP3つ落として解凍してゲームフォルダにコピーするだけのこと。
BeatSaberを起動する
驚くかも知れないので一応これも貼っておきますが、CustomAvatarsを導入して初回起動時には下記のような警告が出ます。
CustomAvatarsの、というよりはDyamicOpenVRが .vrmanifest ファイルを作って良いかい?と聞いてきているだけなので、[はい]をクリックすればOKです。
これが何を意味するのかは、しらん!w
おかしくなったらBeatSaberインストールしなおせば良いや、とBeatSaber1.7の頃からいつも[はい]を押していますが特におかしくなったことはありません。
CameraPlusの機能について
CustomAvatarsに直接関わるわけではないのですが、記事の最初でCameraPlusをインストールしたと思うのでざっくり説明しておきます。
BeatSaberはそのゲーム中、VRヘッドセット内だけではなく、デスクトップにもウィンドウを表示しますよね?
そのウィンドウの機能を拡張するのがCameraPlusの機能です。CameraPlusが導入されていれば、BeatSaberのウィンドウ上で右クリックをすることで上記のように専用のメニューが表示されます。
メニューの上から三番目にある[Third Person]を選ぶと普段の画面が三人称視点に切り替わります。
これだけでもだいぶ録画しやすくなりますよね。なにしろVRの一人称視点の録画は後で見直すと画面がぐわんぐわん動いて見づらいったらありませんw
また、CameraPlusのメニュー左上にある[Add New Camera]をクリックすることで、別の視点のカメラを追加することも出来ます。全体としては三人称視点で写しつつも、プレイヤーからの見た目はこんな感じだよ!と表現したいときに良いでしょう。
CameraPlusのメニューが出ている状態なら、追加したカメラの表示サイズはマウスで自由自在に変更可能。いらなくなったら[Remove Selected Camera]から削除すればOKです。
なんとも高機能なMODです。
CustomAvatarsを使ってみる
BeatSaberにMODを導入するとVR内の左側に[Mods]というメニューが追加されています。この中にMODAssistant、あるいは手動で上書きしたMODの一覧が表示されます。
CustomAvatatsの場合は[AVATARS]というメニューですね。こちらをクリックしています。
すると今度は右側のメニューに選択できるアバター一覧が出てきます。
初期はサンプルの2つしかありませんので、物足りない方はModelSaber等でavatarファイルをダウンロードすると良いでしょう。
https://modelsaber.com/Avatars/導入方法は、ダウンロードした .avatarファイルをBeatSaberのゲームフォルダの下に作ったCustomAvatarsフォルダの中にコピーするだけです。
これはCameraPlusの三人称視点の映像ですが、誰もいなかった空間にアバターが立っています。
自分の動きと合わない場合はメニュー画面から[Calibration]等を選んで調整してみてください。
CustomAvatarsとCameraPlusを使って動画を録ってみる
CustomAvatarsの注意事項を読んでみるとフルトラ(Viveトラッカーを使った全身トラッキング)が完璧ではないみたいなことが書かれていてちょっと興味をひかれたので試してみました。
…なんかね…腰トラッカーの位置が変なんですよねー。
ソフトのCalibrationだけじゃどうにもならなくて物理的に動かして調整してみましたが、それも限界があります。というわけで、妙にガニ股チックで、ただでさえおっさん臭い動きがより一層暑苦しい感じでお見苦しかったと思いますが、今のCustomAvatars+フルトラだとこんなもん、ということでひとつw
そのうちSteamのLIVを使った動画撮影の話も投稿できればと思います。
あ、そうそう、録画に使ったソフトはOBS Studioです。今やゲーム録画といえばほとんどの人がこれ使ってるんじゃないかな。そのくらい高性能&高機能です。
https://obsproject.com/jaゲーム録画以外のデスクトップ録画でも使っていますがホント使いやすくて便利ですよ。
まとめ
- 知り合いがBeatSaberでアバターを使いたいと言っていたのでCustomAvatarsを導入する記事を書くことにした
- CustomAvatarsを導入する前にMODAssistantで基本MODとCameraPlusの導入が必要
- CustomAvatarsの本体はもちろんのこと、DynamicOpenVR用のZIP 2つも忘れずに
- CameraPlusとCustomAvatarsを導入したら、OBS Studioで好きなだけゲーム録画しよう
といったところでしょうか。
BeatSaberでCustomAvatarsが導入できないよー!とお困りの方の参考になれば幸いです。