山善の昇降式パソコンデスクCGD-1255を半年使った感想
以前、「低身長向けに低座面の椅子をリストアップしてみた」で机の高さと座面の高さの関係について書きました。
ざっくり要約すると身長160cm以下なら、座面の高さは44cmくらい、机の高さは65cmくらいまでが良い、という話です。もちろん足をぴったり地面に付けるために。
過去に使っていたデスク
なにゆえCGD-1255を選んだのかを語るために過去のデスク履歴をつらつらと書いていますが、そんなの興味ないわーという方は目次から移動しちゃってください。
ニトリの組み合わせデスク
ニトリにはフリーデスクという天板と足を自由に選べる仕組みがあります。例えばコレ。
幅100cm×奥行59cmの天板と、脚の長さを53cm~81cmまで調整できる脚です。
天板の厚みが約3cmあるため、実測では机の高さが約56cm~84cmの間、およそ4cm刻みに全部で8段階調整可能。
天板と脚を合わせても6,000円ちょっとということでコスパは素晴らしいのですが、いかんせんデザインがビミョー…。
■ニトリのフリーデスクの天板
※天板だけ写した写真がなかったのでこんなのですみません
これは実際に我が家にあったフリーデスクの天板ですが、木目なんですよね。ブラウンを買っておけば良かったのですが、当時はPCケースは黒ばかり。モニターも黒。キーボードも黒。マウスも黒。じゃあもうデスクも黒でいいよ、と黒を選んでしまいました。でも、黒い木目ってイマイチ好きになれません。(好きな人ごめんなさい)
まぁそれについてはデスクマットでも敷けば良いのですが、天板の角が鋭角なのが致命的。普通、パソコンデスクといえば天板の角はわずかでもラウンドが付いていて腕を置いても痛くないようになっているものですが、こちらの天板は直角なので、机の上にしっかりと腕を置いてキーボードを打つスタイルだとけっこう痛いです。
そんなわけで、早々に我慢できなくなり、Bauhutteのパソコンデスクへ買い替えました。
Bauhutteの昇降式デスク BHD-1000HとBHD-1000M
最初に買ったのはキーボードスライダー付きのBHD-1000Hです。当時は16,000円くらいでしたが、今見ると21,794円とけっこう高くなってますね。
基本的には机の上にドカっと腕を置いたほうが安定するので好きなのですが、キーボードスライダーもそれはそれでササッとキーボードとマウスを収納してすっきりできるという点は気に入っています。
天板の高さは約75cmと高めですが、キーボードスライダー部分はそれより10cm近く低く、約65cmくらいになるため、ぼくの身長的にもベストマッチ。
ただ、このスライダーが固定されないんですよねー。他のメーカーだとスライダーを出したときにカコンっとひっかかりがあって、いいかんじに止めてくれたりするのですが、ぼくが買った当時のBHD-1000Hにはその機能がありませんでした。Bauhutteの製品は同じ型番でもいつのまにかバージョンアップしてるので、現行バージョンはわかりません。
そんなわけで、ほんの数ヶ月後にはこちらのBHD-1000Mに買い換えていました。これも当時は15,000円くらいだったんですけど、今(2021年3月現在)見ると20,300円とお高いですね。テレワーク需要でしょうか。
こちらも昇降式なので、天板の高さが約59~80cmの範囲で設定できます。
高さ65cmくらいに合わせて使っていましたが、とても快適だったため、4~5年は愛用していたと思います。
アイリスオーヤマ SCD-1460
一昨年引っ越しした際、明るめの部屋にしたくて色々家具を買い換えたのですが、パソコンデスクまわりが真っ黒クロスケ過ぎて我慢できず、衝動的に白いデスクを買いました。
幅140cmもあるデスクなのにわずか6,202円という安さに惹かれました。
高くて良い物なんてつまらない!安物買いの銭失い最高!ひゃっほー!!
■我が家に設置したばかりの140cmデスク、SCD-1460
ViewSonicの31.5″ 4K液晶をVX3211-4kをしばらく使った感想でも使った写真ですが、このとおり32"クラスを置いても余裕があります。
………しかし、当たり前ですが、これ普通のデスクなので高さ70cmなんですよねぇ。
机の下にこういうハンモックを付けているのでリラックスした姿勢では楽ですが、前傾姿勢でキーボードを打っているときに若干太ももの裏への圧迫が気になる…。(足が短いから)
山善の昇降式デスクCGD-1255の組み立て
というわけで、ようやく本題ですが、やっぱり高さって重要じゃないかな?!と考え直したぼくは白くて高さも調整できるパソコンデスクを見かけてポチってしまったのでした。
自分で組み立てる机はみんなこんなもんだと思いますが、わりとスマートな梱包で届きます。
中身はこのとおり、天板の上に脚を重ねるような形で梱包されていました。極普通ですね。
組み立てるにあたって、まずは天板を裏返しに置きます。
付属の六角レンチでネジを2本ずつはめ込むだけ。
こちらは六角ネジを天板に向けて1本ずつ、脚側に1本ずつ挿します。
こちらは先に付けた2本の支柱とは異なり、天板側には付けません。なぜなら昇降するから!
あくまで脚を支えるための支柱ですね。
商品写真だとコレが座ったときに邪魔になりそうに見えましたが全然そんなことはありませんでした。机を一番下(65cm)まで下げたときに天板裏にぴったり付くような位置だから邪魔にはなりません。
脚の先端、各4箇所にラウンド状のキャップを付けます。これで足の小指をぶつけても平気だぜ!
多少高さが合わない地面に置いてもグラグラしないようにアジャスターを付けます。
背面パーツというか、筋交い代わりかな?
Amazonのレビューだとこの背面パネルが内側に巻き込んでいる形状なので、指をぶつけて痛い、みたいなことが書いてありましたが、ん~~~特にそんなふうには感じませんでした。半年使ってますけど、足を強打したことなんてありません。このへんは座り方にもよるのかなぁー。
個人的にはむしろこの部分は足置きに丁度良くてとても快適です。真冬に裸足だと冷たいので、冬の間はこの背面パネルに薄手のブランケットを巻いていましたw
ともあれ、これで完成です。組み立て家具に慣れているというのもありますが、一人で15分くらいで組み立て終わりました。慣れてない人でも30分もあれば十分じゃないかな?
CGD-1255の外観
このレバー、やたら固くて、天板をちょっと持ち上げ気味にしてからでないとレバーが引けません。また、レバーを引いたときにバチコン!という大きい音が鳴るので、夜中に昇降調整するのは控えようと思うレベル。
このように片方ずつある程度上下できるため、一人でも昇降するのにさほど苦はありません。一度にあんまりたくさん動かすことは出来ませんけどね。
組立時にも書いた背面パネルの内側部分です。たしかに金属パネルを内側へ巻き込む形状ですが、ここにピンポイントに足をぶつける、というのはさすがに足癖が悪すぎる気もしますw
仮にそういう癖があっても、先述したとおり薄手のブランケット等、なにかしらカバーを巻けば良いでしょう。
大きさをイメージしやすいように32インチモニターを置いてみました。140cmデスクの上に置いたときと比べると圧迫感がけっこうありますねぇ。奥行きが55cmしかない点が大きいでしょう。
ミドルタワーのパソコンを机の横に置くとこんな感じ。あんまりパソコンの直置きはよくないのでサイドワゴン等に入れたほうが良いでしょうね。
この机(幅121cm×奥行き55cm)では32インチモニターは圧迫感があるので、どうしても使いたい場合はモニターアームで少し奥に持っていくと良いでしょう。実際そうやって使っています。
支柱がモノ掛けに便利そうだったので、S字フックをつけてヘッドホン掛けにしました。
写真のヘッドホンは「AKGのBluetoothヘッドホンK361-BTを半年使ってみた感想」で紹介したK361-BTです。
まとめ
過去のデスク履歴を書いておいたほうが、どんなものを経験して、何を思い、そして結果的になぜコレを選んだのか、というのがわかりやすいかと考え、つらつらと書きましたが、だいぶ長くなってしまいました。
山善のCGD-1255を購入してから、もう間もなく半年なので、その感想をサラっとまとめます。
- ◎高さ65cmまで下がるのは低身長(160cm)にはありがたい。
- ◎手動昇降式の割にデザインも無難で良し。
- ◎天板の角も多少丸みがあるため腕を置いていても痛くない。
- ◎デスク上で勢いよくキーボードをタイピングしても特にグラつきは感じない。
- △レバーを引いて昇降させる仕組みなら操作簡単だろうと思ったが、想像以上にレバーが固くて扱いづらい。
- △高さの最大が80cmというのが惜しい。90cmくらいまで上がればスタンディングデスクとしても使えるのに。
ちょっと調節レバーの固さが想定外でしたが、それ以外は概ね良好です。そもそもスタンディングデスクとして使うつもりもなかったので頻繁に高さ調整することはありませんし。
強いて言えば…………140cmのモデルも用意してほしいかなぁ…というくらい。やはり一度140cmを使うと120cmは狭く感じちゃいますね。
■CGD1255の上に32インチモニター/14"ノートPC/10"タブレット
…ちょっと無理がありますw