予想以上に活躍してくれるコンベンションオーブン

自炊始めるならまずサラダスピナーを買うべき」で書いたとおり、一人暮らしをはじめたけれどコンビニ弁当や外食は飽きた、かといって自炊も面倒…という場合、まずは週に1回だけでも野菜をまとめてカットする習慣をつけると食事のバリエーションが豊かになると思います。

スーパーではもちろんのこと、最近では糖質制限のために白米を減らす人も多いためか、コンビニでもおかずだけの販売が充実しています。そこで次におすすめなのがコンベクションオーブン
※オーブンの内部にファンを追加することで熱風で全体を温めることのできるオーブン

電子レンジは冷蔵庫と同じくらいの必須レベルで買っている人が多いと思うので(置く場所があり)+αするならオーブンだと思うのです。オーブンレンジがあるじゃん、と考える方もいるでしょうし、最初はぼくもそう思っていました。

でも専用のオーブンって、レンジにオマケで付いている機能とはやっぱり違うんですよね。

実売6,500円~7,980円くらいで買えるというのも嬉しいポイント。

コンベクションオーブンならお惣菜をカラっと温め直せる

コンベクションオーブンはカラっと温められる

電子レンジで揚げ物を温めたとき、べちゃっとしてしまった経験はないでしょうか。唐揚げやコロッケなど、コンビニやスーパーで買うお惣菜には揚げ物が多いですが、それらを電子レンジで温めるともれなくべちゃっとしてしまいます。ぼくはアレが嫌で嫌で、電気フライヤー(※)を買ってしまいました。ほら、スーパーだとコロモを付けただけの冷凍コロッケとかよく売っているじゃないですか。それを揚げたてで食べるためです。

※↓電気フライヤー

この電気フライヤーは火を使わないし、温度設定もあるので、安全性が高く便利ですが、後片付けの面倒くささは普通の揚げ物調理と何ら変わりません。むしろ本体は丸洗いできない(内部のなべ部分を取り外せない)ので、洗うときに気を使うし、残った油の処理のために更に油こし機能がついたオイルポット(※)を追加購入することになりました。

※↓オイルポット

油が綺麗になって再利用できるのは素晴らしいのですが、そうすると今度は風味が悪くなる前に使い切ろうと、週に何度も揚げ物を食べるハメになります。これはけっこうツライです。…おなかの脂肪的に。

表面がカラっとした揚げ物を食べたい、かといって毎日揚げ物を食べたいわけじゃない、というなら電気フライヤーなんか買うよりもお惣菜を買ってきてコンベクションオーブンで5分ほど温め直すだけのほうが準備/後片付けの両面で見て楽ちんだと思います。

トーストが早く、かつ均一で綺麗に焼ける

コンベクションオーブンならトーストが早く綺麗に焼ける

オーブンレンジのオーブン機能でトーストを焼いたことがある人ならわかってもらえると思うのですが、オーブンレンジではトーストを焼くのに10分くらいかかります。数字だけ見ると10分くらい大したことないように思えるのですが、毎朝のことですから、毎度のんびり焼いているオーブンレンジを見ているともっと気合い入れろよ!とだんだん腹立たしくなってきます。

そこでまず思い浮かぶのがポップアップ式のトースター。

実際ぼくもポップアップトースターを買って最初は満足していました。なんといっても焼くのが早い。

さすが専用機です。わずか3分ほどでトーストが出来てしまいます。この速さだけはコンベクションオーブンでも敵いません。

でも、長く使っているとポップアップトースターにも気になるところが出てきます。

ポップアップトースターは焼きムラがある

暑い時期はそこまで気にならないのですが、寒くなってくると端っこのほうだけ生焼けだったりして残念な気分になります。だいたいのポップアップトースターには調節機能があるので、MAXにすればそれはもうこんがりと焼けますが、今度は焼過ぎな部分が……(;´Д`)

内部が洗いづらい

パンくずの受け皿はあるのでそれを引き出して洗うことはできますが、食パンにふれる部分を洗うことはできません。投入口も開きっぱなしなのでホコリが入ってきますし、長年使えば使うほど洗えないことが気になってきます。

ピザトーストなどのアレンジが絶望的

当たり前ではありますが、食パンにチーズをのせてケチャップを塗ってピザトーストにしたいなぁと思ってもポップアップトースターではそれが出来ません。焼いたあとにジャムを塗ったり、ハムをのせたりはできますが、バリエーションは乏しくなりがちです。

たとえばカロリー的に恐ろしいシロモノですが、コンベクションオーブン(やオーブントースター)なら超ガッツリいきたいときにマヨネーズでドテを作って真ん中に生卵を落とし、そのまま焼くだけでマヨ卵トーストの出来上がりです。

ちょっと検索すればトーストのバリエーションの多さに驚きます。みなさん創意工夫されているようで、なるほどと真似したくなるのですが、それらのレシピを実現するためには、やはりポップアップトースターではなく、コンベクションオーブンやオーブントースターが必要になります。

尚、焼き時間についてはポップアップトースターで3分くらい(冬場だと4分くらいかな?)と書きましたが、コンベクションオーブンだとモノによってちょっと違います。sirocaのSCO-401で4分くらい、アイリスオーヤマのFVC-D15A-Wで5分くらいです。

なぜ両方知っているかというと、先にsirocaのほうを買って気に入って毎日使っていたのですが、1年ちょっと経ったらタイマーが壊れてしまったので、次は別のを試してみようとアイリスオーヤマのオーブンに買い替えたからです。
(買い替えてから1年4ヶ月ほど経ちましたが、まだ現役です)

写真でわかるか微妙ですがアイリスオーヤマのほうが高さがあります。(sirocaの高さが約23.5cmでアイリスオーヤマが約28.5cm)

高さがあるほうが大きなモノが入れられて便利と思いましたが、オーブンレンジの例でわかるとおり、庫内が大きいとそれだけ時間がかかります。トーストの例でいうとおよそ1分の差が出てきます。わずか1分と思うか、1分でも短いほうが良いと考えるかは人それぞれでしょう。

どちらも1年以上使いましたが、ぼくの場合はそこまで大きな(高さが必要な)調理をしないことがわかったので、次買うとしたらやっぱりsirocaかなぁ。

コンベクションオーブンなら油を使わず揚げ物風の調理ができる

コンベクションオーブンのことを「ノンフライオーブン」と称して、油を使わずに揚げ物が!みたいな宣伝をよく目にしますが、ぶっちゃけ誇大広告だと思います。まぁ、鳥もも肉の唐揚げなら食材そのものに脂肪がたっぷり含まれているのでノンフライでもわりとそれっぽくはなります。

でもどんな揚げ物でもノンフライ調理できるわけではないし、一人暮らしなんかで出来るだけ手間をかけずに、と考えるとスーパーの冷凍コロッケあたりを買ってきてノンフライ調理したい、とか考えるものじゃないでしょうか。

実際に冷凍コロッケをコンベクションオーブンで20分チンした結果がこちら。
コンベクションオーブンでコロッケ

すごく……白いです。生焼けってわけじゃありません。ちゃんと火が通っていて熱々ですが、衣は白っぽいのです。

ところどころ焦げ目は付いていますし、ちょっと手間をかけて冷凍コロッケの表面に油を塗れば、もう少しだけ揚げたコロッケっぽい見た目にはなります。

しかし、味についてはコロッケっぽくはないです。焼きコロッケですね。もし冷凍コロッケをフライパンで焼いたことがある人がいるなら、ソレの味を思い出してみてください。外側はサクッカリッとしていますが、噛んだときにじゅわ~っと肉汁が溢れ出す感じがないのです。むしろ口の中の水分が奪われる感じ。コンベクションオーブンでの調理結果もそんな感じ。

個人差があるとは思いますが、別に不味いとは思いません。揚げコロッケと焼きコロッケは別物とわかってさえいれば全然アリです。慣れてくると美味しいとさえ思います。

その一方で、慣れを必要とせず、いきなり美味いのがこちらのチキンカツ。
コンベクションオーブンでチキンカツ

見た目はやっぱり白っぽくなりますが、これはガチで美味いです。

まず、鳥の胸肉ってお財布にかなーり優しいじゃないですか。近所のスーパーで1kg 600円前後で買えるくらい激安で給料日前の大切なタンパク質ですよね。

昔からお世話になっている鳥の胸肉さんですが、いかんせん、そのパサパサ具合が悩ましい。

脂肪が少ないので、焼いても揚げても茹でても水分が抜けてパサパサになってしまう。

あらかじめ酒と砂糖で揉んでおく、という解決方法もあるにはありますが面倒くさい。

そんなときは、コンベクションオーブンでチキンカツにしてしまうのです。食べやすいサイズに切った鳥むね肉にパン粉をつけていきなりコンベクションオーブンで200度に設定して20分くらい焼くだけでOK。

油で揚げる場合は揚げている最中に表面のパン粉が剥がれてしまうのでバッター液(卵と水と小麦粉で作るアレ)を付けなければいけませんが、コンベクションオーブンで焼く場合には剥がれ落ちないのでパン粉だけでOKです。

おかげで超らくちんだし、揚げたモノよりはサッパリした感じになりますが、外はサクサクカリカリでとっても美味しいです。

揚げたコロッケの場合はじゅわ~っ感がないと違和感を覚えますが、チキンカツの場合はそもそも揚げてもサッパリ系なので、オーブンとの差があんまりないのです。元々このくらいあっさりした感じ、というのを体で覚えているせいか、違和感なく美味しく頂けます。

パン粉すら面倒くせえ!という場合はめんつゆか塩コショウでも付けてオーブンで焼くだけでもOK。フライパンで焼くのと何が違うんだよ、と思われるかもですが、温度とタイマーを設定できるため、目の前にいる必要がありません。焼いている間はほかのことが出来るので楽をするのも更に一品作るのも自由自在です。

低糖質なデザートが作れるのも魅力

ダイエットしかり、糖尿病しかり、糖質を控えめにするのは大事ですよね。あまり控えすぎてお米を一切食べないとかはちょっとやりすぎ(※)だと思いますし、事実低糖質ダイエットの問題点も指摘されるようになってきたのでアレですが、それでも普段から甘い物が好きな人にとってはデザートの低カロリー/低糖質化は重要なはず。
※白米を食べない生活を3ヶ月続けて体重70kg→63kgまで減りましたが疲れが取れないように感じて玄米食にしました。

自炊をはじめたばかりくらいの人だとデザート、特にケーキなんかは面倒くさそうに感じるとは思います。

卵黄と卵白をわけてメレンゲを作る、とか聞いただけでうんざりしてきます。

これねこれ。
メレンゲ

よほど不器用でなければ卵黄と卵白を分けるのなんて何の器具も必要ないし、メレンゲ自体もハンドミキサーがあれば数分で作れるのでそこまで手間ではないのですが、自分しか食べないとなるととたんに面倒くさく感じるものです。

そもそもメレンゲってふっくらとしたスポンジを作るためのものなので、じゃあふっくらしてなくても良いチーズケーキならいらないんじゃないかと思うわけです。

更にチーズケーキは材料が面倒なのでヨーグルトで代用したバージョンがこちら。

コンベクションオーブンでヨーグルトケーキ

卵2個、小麦粉100g、プレーンヨーグルト400g、マーガリン30g、エリスリトール60g(※)をボウルにつっこんでまぜて18cmの焼き型に入れ、コンベクションオーブン160度で40分ほど焼きました。
※糖質を控えめにしたかったので、砂糖60gの代わりにエリスリトールを60g入れています。

砂糖のほうがよりふっくらしますし、エリスリトールだと同じ量の砂糖の半分近い甘さになるため、だいぶ甘さ控えめなヨーグルトケーキになりますが、個人的にはこのくらいほんのりした甘さが好きです。

焼き終わった直後はふんわりしていますが、冷めるとこのくらいぺたんこになります。
コンベクションオーブンでヨーグルトケーキ

8等分にすると食後のデザートに良い感じです。

ちなみに、更に少ない材料(小麦粉100g、砂糖30g、マーガリン30g)でクッキーも出来ますが、クッキーの場合はコネた後に同じ大きさに切ったり形を整えたりするのが苦手なのであんまり作りません。

不器用なのでこんなふうにデコボコになっちゃうんですよね……。
コンベクションオーブンでクッキー

まとめ

置き場所がネックではありますが、「手間なく」「そこそこ美味しいモノを」と考えたとき、やっぱりオーブンレンジとは別にコンベクションオーブンのある生活って満足度が高いと感じます。

オーブンレンジで焼き時間が長いなぁ、とか、ポップアップトースターでピザトースト作れないのが不便だなぁ、とか感じているのなら、一考の価値アリです。