タンスのゲンの布製ゲーミングチェアCYBER GROUNDの組立と感想
椅子の購入から2ヶ月ほど経過しているし、組み立てと感想の記事なんて需要あるのかなぁーという迷いはあるのですが、組み立て中にパシャパシャと写真を撮りまくったし、せっかくなので記事にしとくか!という勢いで書いた記事でございます。
■今回買った布製ゲーミングチェア
楽天市場で家具を買う人にはワリとおなじみの「タンスのゲン」というお店の商品です。最近はAmazonでも出店していたかな?
そのタンスのゲンですが、最近はCYBER GROUNDというオリジナルブランド名を付けてゲーミング家具(笑)をけっこう推しているようです。Bauhutteが安くて見た目は良いけど品質的には微妙な家具を売る路線からゲーミングと名を付けて、ターゲットをゲーマーに絞り込んだ戦略に追随する形でしょうか。
ほら、ゲーム実況とか人気だし、実況者が使っている家具を真似て買う層もいるらしいし。
あ、いや、貶すつもりはないんです。見た目は大事ですからね。高くて良いモノは当たり前ですし、安くて微妙でも見た目が気に入っていれば意外と我慢できるという側面もあると、ぼくはそう思うのです。
タンスのゲンの布製ゲーミングチェアを買った理由
過去の記事※でも触れていますが、低座面かつリクライニング機能付きな布ベースの椅子を探すとゲーミングチェアしか見当たらなかったためです。
そもそもゲーミングチェアは過去に何度か購入しており、その度に後悔しているのですが、喉元過ぎれば何とやらで、これだけ普及しているのだからあの頃よりは改善されているのではないか、もしかしたら自分の使い方が悪かったのではないか、などと自分の都合の良いように考えてついついポチってしまうわけですね。
えぇ…えぇ…結論から先に言うと、今回もやっぱり後悔したのですが、どこが気に入らなかったのかをちゃんと書いておけば、逆にその程度なら大丈夫だわ、という人もいるかも知れないのでこうしてつらつらと記事を書いております。
タンスのゲンの布製ゲーミングチェアの梱包と中身
箱のサイズは実測で約81x66x33cmと、椅子としてはけっこうコンパクトにまとまっています。
座面パーツと背面パーツを重さね、ダンボールを一枚敷いた上に脚パーツが載せられている形でした。布製ということで、そうそう傷が付くモノでもないですし、必要十分な梱包かなと感じました。
同梱品は写真左から並べると↓こんな感じです。
- 背面パーツ
- 座面パーツ
- 説明書
- ロッキングパーツ
- 脚
- キャスターやネジの入った箱
椅子としてはとってもシンプル。リクライニング機構なんか背面に既に付いているから組み立てる必要もなく、なんかもう、見ただけで組み立て方がわかりそうなレベル。少なくとも昔購入したBauhutteのゲーミングチェアよりもだいぶシンプルになってきたようで、ここは好印象。
布製ゲーミングチェアの組立説明書
いちいち全部は掲載しませんが、全体図を見ただけで組み立て方は想像付くかと思います。…パーツを重ねてネジ止めするだけであるw
組み立て開始
モノによってはゴムハンマーがないとキャスターが入っていかないくらい工作精度の低い椅子もありますが、この椅子に関しては手で押し込むだけで問題なく取り付け可能でした。とはいえ、よく通販で家具を買う人はゴムハンマーのひとつくらいは持っておいて損はないと思います。何かと便利なので。
スポーンとはめ込むだけ。スポーンと。
でもこれ、どの椅子もそうだけど一度シリンダーはめると、まず外せないのでパーツやネジの数など、ちゃんと初期不良がないことを確認してから付けたほうが良いと思います。この椅子では大丈夫でしたが、昔、返品交換になったときシリンダーが外せなくて苦労したもの。(逆さにして軽くハンマーで叩きながら外した)
ここでまさかのトラブル発生。
片方二箇所ずつ、ネジ止めする構造なのですが、片方だけどうしてもネジが最後まで入っていかない。
写真の状態が最大で、これ以上は無理。
片方二箇所、左右あわせて4本あるわけで、3本は無事だから一瞬このまま使ってやろうかとも思いましたが、背面と座面の接続部は大事です。よっかかったときに外れたら大怪我しちゃうかも知れない。
面倒ですが店舗へ写真付きでメールを送ることにしました。
交換パーツが届いたので組み立て再開
椅子の組み立てを開始したのが夕方だったこともあり、店舗からの返信は翌日。交換パーツを配送するということで、更にその翌日に配送。
なんだかんだで3~4日待ったかな。組み立て途中だったのでパーツ類が部屋にわちゃっと置かれたままで非常に邪魔くさかったけれど、まぁしゃーない。タンスのゲン側は最大限の努力をしたと思います。
ちなみに元々付いてきた背面パーツは持ってきた佐川の人に渡してくれ、とのことだったので元箱に入れて渡したのですが、届いたのはコレこのとおりぷちぷちに包まれただけの男らしい梱包w
いやすごいな。いまどきはメルカリでも商品にぷちぷち巻いただけの発送だと低評価押されることもあるというのにw
まぁでも、メルカリ等のフリマ系が気を使いすぎですよね。普段はエコだエコだとうるさいのだから、梱包はこんなもんで良いんじゃないかなって個人的には思います。
取り付ける際、少し不安でしたが、今回は問題なくネジが最後まで入っていきました。やはり交換前のパーツに問題があったのだと、ホッと一安心(?)
カバーを取り付けることで、背面と座面を接続しているネジは外から見えなくなります。
なんでやねん!こんなの最後でええやろ…と思いつつも、何か深い意味があるのかも知れない、と考え直し組み立て手順書の順番に従ってクッションを取り付けました。
肘掛けの取り付け位置は2cmくらいの遊びがあるので、そこそこ好みの位置を調整できます。椅子の上であぐらをかいたり横幅が広い人だと肘掛け近すぎると邪魔でしょうしね。ぼくは肘掛けが近いほうが良いため、もっとも内側になるように取り付けました。
低価格帯の椅子は全部コレなんじゃないかな、ってくらい見慣れたロッキングパーツです。
写真左のレバーをひっぱるとロッキング解除、押し込むとロック。真ん中のネジはロッキングのバネ調整ですね。
このタイプは背面と座面の角度が固定のままロッキングする(=ロッキングするとき座面ごと持ち上がる)ので正直ビミョーです。ないよりはマシ程度。
完成
最後に足部と座面を接続、というかのっけるだけで完成です。
オットマンも付いているので、寝心地は最高である。
むかーしBauhutteで購入した1万円台のゲーミングチェアは動かすたびにギシギシ音がして不快だったけれど、こちらは特にそのようなこともなく、なかなか悪くない印象。
その後もう一度購入したBauhutteの29,000円くらいのゲーミングチェアとあまり変わらない感じ。むしろオットマンついてる分こちらのほうが快適とも言えます。
ゲーミングチェアの感想
あくまで個人的な感想、と予防線を張りつつ、ざっくりまとめます。
- ◎座面40cm※まで下がるので短足にはありがたい
- ◎ゲーミングチェアのわりにはデザインがおとなしくて助かる
- ◎4Dアームレストはキーボード入力時に肘を置けるので楽
- ◎身長160cmならヘッドレストの位置が頚椎に当たって丁度良い
- ◎座面クッションは高反発ウレタンに近く心地よい
- △ネジ穴の精度が悪い
- △ちょっと皺が目立つ
- △ロッキングの固定は一箇所のみで途中固定が不可
布の皺について
頭付近に付いたちょっとした皺ですが、しばらくすれば取れるかなー?と思いつつも、2ヶ月経った今も取れてません。もしかしたらスチームアイロンでもかければ多少はマシになるかもね。
ロッキング&リクライニングについて
わかってて購入したのだから、ここに文句をつけるのはお門違いなのだけれど、やはりロッキングとリクライニングを自分で操作するのは面倒っすね。
車や電車のシートと同じで、レバーを引けば背面が倒れる仕組みなのですが、これが面倒なんですよ。
ああいう乗り物の場合はそうそう立ったり座ったりしないし、到着までは修行の時間というか、じっと我慢するじゃないですか。
でも、パソコン作業等、デスクワークで使う椅子としてはリクライニングの操作が手動ってやっぱ面倒くさいです。
集中して作業していて、「ふぅ~一息ついた」と思ったときに背中伸ばしたいじゃないですか。
これが事務椅子やシンクロロッキング機能付きの椅子なら、背中を伸ばすだけで背面が倒れてくれる。体を起こせば背面も一緒に付いてきてくれる。
要するに体の動きに併せて背面が常に最適な位置に移動してくれるわけですね。
ところがゲーミングチェアだといちいちリクライニングレバーを引かないと背面が倒れない。このたったひと手間が日に何度も発生するので徐々にストレスになります。
まとめ
一番書きたいことはロッキング&リクライニングのくだりで書いてしまったので、あらためてまとめることもないのですが、やはりゲーミングチェアを気に入るかどうかは用途次第だな、と感じました。
決して悪い椅子ではないんですよ、リクライニング機能、ロッキング機能、ランバーサポート、4Dアームレストとオットマンまで付いて、低座面なので短足や低身長にもやさしい、と機能面で見れば良いことづくめです。
ただ、長時間のデスクワーク用としては、シンクロロッキング機能付きのオフィスチェアが一番良いなぁ、とぼくは思います。
それこそゲーム用にしか使わない!だら~っとした姿勢でしか使わない!どうしても椅子で仮眠したい!というならゲーミングチェアは安いし多機能だし、用途にマッチしていると感じます。
しかし、いろんな姿勢、つまり前傾でキーボードやモノ書きをしたり、背伸びしたり、コーヒー淹れにちょくちょく立ち上がったり、そういった様々な面で椅子の操作を要求されないオフィスチェアってやはりよく考えられているのだなぁ、と。
そんなわけで、ぼくの用途にはちょっと合わなかった(リクライニング操作が面倒&背面は体重移動に連動してほしい)ので、オフィスチェアに戻そうかなと思っています。
ちなみに前回の記事「低身長向けに低座面の椅子をリストアップしてみた」でも書いた法人向けのYS-1ですが、知り合いが実際に買ったところ、かなり満足している様子です。
ここだけの話、法人用と書いてありますが、屋号さえ付ければ届くらしいですよ(小声)
ぼくもこの椅子買おうかなぁと検討中です。