ダイソーで直管LED(20W形)が売っていたのでキッチンの蛍光灯を交換してみた
先日もダイソーネタで「ショック!ステンレス製の排水口カバーとゴミ受けがマジでダイソーに売っていた」を投稿したとおり、ちょっと大きめのダイソーに行くと驚くようなモノが売っています。
はい、タイトルのとおり、今回はこちら。
直管LED(蛍光灯20W相当)です。
ダイソーの直管LED(20W形)のスペック
サイズ | 外径26.5×長さ580mm |
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消費電力 | 8.0W |
全光束 | 1000lm |
色温度 | 5000K |
演出性 | Ra80 |
重量 | 123g |
定格寿命 | 40,000時間 |
付属品 | LED直管ランプ専用スタータ |
一昔前といわず、ほんの3年前まで20W形の直管LEDランプは1本2,000円くらいが当たり前でした。
実際にぼくのAmazonの購入履歴を確認してみると2年前に1,400円くらいで買っています。安くなったぜひゃっほーい!と飛びついた記憶もあります。
え、なに、それが500円?
どうなってんのダイソー…
たしかに今現在Amazonを検索してみると1本1,000円くらいの直管LEDランプも出てきますし、一番安いところだと1本620円というのもありますが、別途送料が600円かかったりします。
それが500円って…。とりあえず買うでしょ。
消費電力8.0Wは本当かどうかはわからない
LED電球が大好きなので、前に住んでいた家では電球が付く箇所は全部LED電球にしていましたし、本当に810lmで8W未満の消費電力なのかぁ?と訝しんで、スポットライトに付けてワットチェッカーで確認したりもしてきました。
(そしてそれらはだいたい公称値どおりの消費電力だった)
しかし、直管LEDとなるとワットチェッカーで調べるわけにもいかないので、チェックのしようがないんですよね。きっと消費電力が下がっているだろう、と信じるしかない。
ただ、8.0Wで1,000lmというのは高効率すぎる気がするんですよねー。1Wあたり125lmってことでしょ。それ普通にLEDシーリングライト並の効率ですもん。
それこそ一昔前のLEDシーリングライトは1Wあたり90lm以下のモノばかりだったくらいです。それなのに100円ショップで売っているたった500円の直管LEDランプが1Wあたり125lmの高効率…? ちょっと怪しんでしまいます。
特に蛍光灯の場合は安定器の問題があります。LEDランプに直接電源をぶっ挿すことが出来ればだいたいのLEDは公称値どおりの消費電力で動いてくれます。
しかし、元々蛍光灯が付いていた器具の場合は中に電流と電圧を制御する安定器と呼ばれる装置が付いています。こいつがちょっと電力を食うんですね。だから、工事不要タイプの(=安定器を外さない)場合は公称値よりちょっと消費電力が上がるハズなのです。
なので、このパッケージに書かれている消費電力8.0Wというのは直管LEDランプ自体の性能のことであり、器具全体としては10Wくらいは消費すると考えておいたほうが良さそう。
(安定器は全体の5~10%の消費電力らしいので20Wの10%=2Wと考えて)
それでも蛍光灯の半分の消費電力になるので十分ですけどね。
直管LEDランプ専用スタータの謎
これ。
過去に3~4本ほど直管LEDランプは買ってきているのですが、専用スタータが付属しているのは初めての体験です。
今までの直管LEDランプだと説明書に「既存のグローランプを付けたままだと壊れるから、忘れずにグローランプ外してね」と書かれているだけで、専用のスタータはありませんでした。
このダイソーの直管LEDに付いてきた専用スタータとやらはどんな役割を担っているのか、気になってググってみたのですが、やっぱり理由がよくわかりません。
一説には「グローランプ外しっぱなしにしてホコリが溜まったりして接触不良になるのを防ぐため」「グローランプを外した部分に指や工具をつっこんで感電するのを防ぐため」なんて話がありますが、いまひとつ納得できません。
というのも写真にあるとおり、「専用スタータ(点灯管)を交換しないと点灯しません。」と書かれています。そして実際、専用スタータなしで電源をONにしてみましたが、点灯しない。専用スタータを付けてから電源ONにすると点灯する。そんな状態でした。
また、ダイソーの直管LEDではありませんが、他社製の専用スタータを分解した猛者が写真をブログにアップしていたので拝見したのですが、中身はヒューズでした。つまり、安定器が壊れたりしたときのためにヒューズを入れている…?
電気には詳しくないので、トンチンカンなことを言っているかもですが、とりあえず現実問題として、この専用スタータなしには直管LEDは点灯しませんので、装着必須です。
蛍光灯をLEDへ交換するのは何も消費電力のためだけではない
「元々蛍光灯は消費電力が低いからLEDに交換する意味ない(ドヤァ)」みたいな話も聞きますが、それは一昔前の話になりつつありますね。
実際、今回の例だと500円の投資で10Wの消費電力削減になるわけです。
電気代が1kWhで27円として計算した場合、18,500W使用で元が取れる計算になります。つまり、1,850時間。
1日5時間点灯する器具の消費電力を10W下げた場合、およそ1年で500円の電気代削減になるわけですね。
まぁ、そんな計算をえらそうに語りつつもぼくの場合はキッチンの蛍光灯なので、1日1時間も使うか怪しい場所でして…………それはつまり元を取るのに5年くらいかかるということなんですよね。
それでもわざわざ直管LEDランプにするのは「わたし、エコしてるわぁ…(恍惚)」という自己満のため…………ではなく、
LEDは点灯速度が鬼早いから
という理由に他なりません。
従来の蛍光灯って、スイッチON→チカ…チカチカ…チカチカチカ…ピカーッ!というくらい点灯まで時間がかかるじゃないですか。あれがイヤでイヤで仕方ないのです。
それが直管LEDランプに替えるだけで、スイッチON→即ピカーッ!なわけですよ。これは500円どころか2,000円だって払う価値があります。
そんなわけで、さっそくキッチンの蛍光灯を交換してみましたが、点灯速度も明るさも大満足。 (尚、キッチンは片付いていないので写真は省略)
なにしろ500円の直管LEDなので、従来の蛍光灯より多少暗くなる可能性を覚悟していましたが、むしろちょっと明るくなったくらい。スイッチONで即点灯するし、明るくなったし、1本500円と破格だし、なにひとつ文句のつけようがありません。
まとめ
- 引っ越し後の不足品をアレコレ揃えるために近所のダイソーに足を運んだらまさかの直管LEDランプが売っていたので買ってきた。
- 専用スタータ付きの直管LEDランプは初めてだったが、特に問題なく交換完了。(尚、スタータなしでは点灯できず)
- 点灯速度、明るさ、共に問題なし!
あとは耐久性がどうかってところですが、こればかりはしばらく使ってみないと何とも言えませんね。
2年前に買った直管LEDランプが1,400円で消費電力10Wだったことを考えると、500円で8.0Wというのはホントありがたいですわ。
明るさが実際に1,000lmあるのかどうかは測りようがありませんが、元から付いていた蛍光灯並に明るいのは間違いありません。
近所のダイソーで直管LEDランプが売っているようなら、これは間違いなく買い、です。
(お使いの器具が20W形であることを確認してからどうぞ)
15W形の器具もあるので、15W形対応の直管LEDランプも入荷してくんないかなぁ…。