細いDPケーブルが欲しくてサンワサプライのKC-DP2Kを買ってみた
可能であればDisplayPortかHDMIかどちらかに統一したいし、製品が豊富なHDMIに統一したいかなぁ~という気もしなくもなくもないのですが、PCゲームもコンシューマーゲームも自分のデスクでがっつりプレイするユーザー層だと、様々な事情から結局両方使わざるを得ないケースってありますよね?
HDMI切替機を使って、PCもPS5もXboxもSwitchも一か所に繋げてしまえば話は簡単だし、この文章を書きながらも、アレ?そのほうが良くね?とちょっと思いつつありますが、ともあれ、現在はDisplayPortにPCを、HDMIにPS5やSwitchを繋げて使っているので、細いDPケーブルを買ってPC側の取り回しを良くしてみました。
DPのスリムケーブルはたぶんKC-DP2Kくらいしかない
探せど探せど、ぶっといDPケーブルしか見つからず、細くて取り回しの良さそうなDPケーブルが全然見つかりません。唯一見つかったのがこのサンワサプライのKC-DP2K。
ケーブルの直径は約4.5mmで、DPケーブルにしてはかなり細いですが、HDMIのスリムケーブルと比べるとさほど珍しくもない細さ。でもDPのスリムケーブルはこれくらいしかないです。なんでなんだ。
DisplayPortってスリープ問題(≒モニタ電源を切るとウィンドウ位置がリセットされる)であちこちで叩かれることが多いのですが、あれはDPの仕様であって嫌ならモニタ側で対応すりゃ良い話ですし、実際ぼくが使っているLGのモニターなんかは特にスリープで接続が切られるなんてこともありません。
それよりも、ちょっと前までは4Kモニターを使おうと思ったら、DP使うのがド安定だったくらいなので個人的にはDPへのイメージはとても良いです。なにしろDPが4K/60Hzに対応したのはDP1.2からで、それは2009年から、とだいぶ早かったんです。
ぼくが43"のPCモニターで4Kデビューをしたのは2016年頃のことでしたが、手持ちのHDMIケーブルは軒並みver.1.4で、PCと繋げたら4K/30Hzになってしまい、マウスカーソルがガックガク、ゲームもカクカクで使い物になりませんでした。でもDPケーブルはその時期にはすでに1.2が主流で4K/60Hzに対応していたので、繋げ変えることで助かったんですよねー。
まぁ、今ではHDMIも2.0以上が主流でしょうし、あまり気にしなくても大丈夫かな。ただ、4K/120Hzとか廃エンドな環境を構築したい場合はHDMI2.1以上じゃないといけません。厳密にいえばHDMI2.0でも設定変更することで可能ですが、話が脱線しすぎるのでここでは割愛。
DPケーブルを買うときは20番の結線に一応注意
たぶんほとんどのDPケーブルは大丈夫だと思うのだけれど、たまーに20番目の結線がされていることがあります。
あまり詳しくはないのだけれど、20番ピンに3.3Vの電流を流すっていう仕様で、この電力を使うことでDP用の切替機はACアダプタいらずで動くものもあるとかないとか。
それだけ聞くと、なんだ、便利じゃん。ってだけの話なのですが、一部のディスプレイで20番ポートに電力が通っていると映像の乱れが出るらしい、です。……………だめじゃん。
ということで、基本的には20番ポートが結線されてないDPケーブルを買うのが安心です。このKC-DP2Kは問題なし。
KC-DP2Kの細さを他のケーブルと比べてみる
上から順番に以下のとおり。
- DPケーブル(太)
- DPケーブル(細) ← KC-DP2K
- HDMIケーブル(太)
- HDMIケーブル(細)
上の太いケーブルはiVANKYのDPケーブルで、注文履歴によると2020年11月頃に3mを1,189円で購入していますね。
びっくりするほど太くて、昔のVGA(RGB)ケーブルを思い出しちゃいました。でも、ケーブルが太いことは別に悪いことばかりではなくて、それだけノイズに強いので5メートルとか、なっがい距離必要なら、あえて太いケーブルにしたほうが良いとも思う。
ぼくの場合はPC本体とモニターの距離はそこまで離していないけれど、ちょくちょくモニターアームを動かすので長さが欲しかった感じです。ただ、ケーブルが太いとアームを動かすときにケーブルがゴリゴリ擦れて動かしづらいんですよね…。だから今回、スリムケーブルを買ってみたわけです。
結果は大成功で、とても動かしやすくなって満足しております。
上が今回買ったKC-DP2Kで、下は2020年12月頃に699円で購入したSenetemのHDMIケーブルです。
どちらも直径4.5mm。
下のSenetemのHDMIケーブルは謎の中華ブランドということもあって、めちゃ安いです。1mを699円で買いましたが、2mでも799円。レビューを見るとさすがの中華製で当たりはずれがあるようですが、2本買って2本とも4K/60Hzで問題なく使えました。
ぼくは初期不良とか、あって当たり前というか、むしろトラブルがあるとテンションあがるタイプの変人なので、平気で聞いたことないブランドのケーブルを買いますが、返品交換なんて面倒でやってらんねー、というタイプの人はきちんとしたところのケーブルを買いましょう。
まとめ
- 太いDPケーブルだとモニターアームが動かしづらいので細いケーブルを買ってみた
- KC-DP2Kは2mで1,318円とやや他のケーブルより高い気がするけれど、目的は達成された
というだけの話なんですが、いや、本当にこれで良いのか?と自分の頭の中を整理するために投稿しました。
最初に書いたとおり、モニターにはPCとゲーム機(PS5、Switch)を繋げています。
現在使っているモニターはLGの31.5" WQHDモニター(32QN600-B)で、DPx1 HDMIx2の入力ポートがあるんですね。
DPにPCを、HDMI1にPS5を、HDMI2にSwitchを、ということで全部ポートが埋まっています。
その状況で、先日投稿した「Xbox Series SとSwitchとPS5の大きさ比較と買った感想を少し」で書いたとおり、Xbox Series Sが追加されてしまいました。ポートが足りねぇ!
HDMI切替機は持っているので、PCはDPポートに繋げたまま、PS5/Switch/Xboxの3台をHDMI切替機へ接続しました。
PCもHDMIを使えばHDMI切替機(4入力1出力)で全部管理できて快適ではあります。
でもでも、PCゲーム中ってフレンドとチャットしたり、攻略wiki見たり、なんだかんだブラウザも使いたくありませんか?
だから、PCのDPポートにはメインモニター(31.5")、HDMIポートにサブモニター(15"のモバイルモニター)を繋げています。このモバイルモニターがHDMIしか受け付けないので、やむなくDPを使っている感じ。あ、グラボにはDPx3 HDMIx1しかないんです。最近よくあるパターンですよね。
どうにも接続がややこしいのでもっとシンプルにしたいんだけどなぁ。いっそサブモニターはやめて、ゲーム中のブラウジングはノートPCやタブレットPCに頼るのも手か、と悩んでいるのでした。
快適なゲーム環境を作るのってなかなか難しいなぁ。