綿棒で耳掃除をしてはいけないという驚きの事実
冬の寒い日はジップロックに包んだタブレットPCをお風呂に持ち込み、湯船に浸かりながらのんびりGoogle Nowの記事をぱらぱらめくるのが日課になっています。
今日も同じようにGoogleがおすすめしてくる記事を眺めていたのですが、
風呂あがりに○○するのは危険
という記事が目に止まりました。普段ならこういうクリックしないとわからないようなタイトルの記事はスルーするのですが、いままさに風呂に入っている最中に「○○するのは危険」と言われると気になって仕方ありません。
風呂の中にタブレットPCを持ち込むという暴挙(?)をしているせいでしょうか。ガジェット類を持ち込むのがいけないのかなぁ…とか、そういえば風呂の中で充電しながらスマホ使っていた人が感電死した話なんてのもあったなぁ、いやいや「風呂あがり」と書いてあるのだからそういう類の話ではないだろう、じゃあ何だろうなぁ、濡れた髪のままドライヤーをするとよくないとか美容の話かなぁ、と様々な想像の翼を広げつつ、まぁつまらない宣伝記事なら閉じれば良いか、と開いてみたところ、まさかの耳掃除の話でした。
綿棒で耳掃除をしてはいけないという驚愕の警笛
警笛の内容は
- 耳掃除のやりすぎは耳を傷つけるからダメ。絶対。
- 綿棒、ヘアピン、車の鍵、つまようじ等の細いものを耳の中に入れるのはダメ。
- ろうそくを使った耳掃除もダメ。
- そもそも大抵の人に耳掃除は不要
というもの。
綿棒はまだしもヘアピンや車の鍵ってなんやねんwと一瞬笑ってしまったのですが、アメリカではヘアピンを使って耳掃除をしちゃう人が少なくないとか。すごいなアメリカン!
(イヤーキャンドルという耳にろうそく突っ込んで耳垢を取り出すリラクゼーンションがあるというのも今日初めて知りました)
そう、この警笛、米国の耳鼻咽喉科学会が出しているんですね。
特に綿棒などは柔らかくて耳掃除に良さそうに思えますが、むしろ耳垢を奥に押し込んでしまうため、耳垢栓塞になる可能性が高まるとのこと。
マジか…。むしろ風呂上がりの日課として毎日綿棒使ってたわ…。
実は綿棒にも注意書きがある
こちら、我が家にある綿棒の注意書きですが、たしかに「鼓膜や粘膜を傷つける恐れがありますので、耳または鼻の奥まで入れないでください」と書いてあります。
でもこれ、あんまり奥まで入れ過ぎたら危ないからダメよ、くらいの意味に受け取っていましたよ…。
アメリカで販売されている綿棒だともっと直接的に「耳掃除用ではありません」とか「耳掃除に使わないように」とまで書かれている商品もあるそうですよ。
じゃあ耳垢はどうするのよ
そんな唐突に綿棒で耳掃除しちゃいけない、と言われても、風呂上がりの耳奥の気持ち悪さはどうするのよ!と思うのですが、結論から言うとほっとくのが一番良いそうです。
えー………。
そもそも耳の中を適度に湿らせることはホコリや虫などの侵入をブロックする役割があるのだとか。更に耳には自浄作用があるため、アゴを使うたびに古い細胞から順に外に出る仕組みになっており、耳掃除はむしろその自浄作用を阻む可能性すらあるとのこと。
(耳の汚れは害虫が好まない臭いを発しているなんて話も)
いやいやいや、そうは言っても長年の習慣はなかなか変えづらいですし、まったく耳掃除しないのは気持ち悪いですよねえ…。
まとめ
繰り返しになりますが、ざっとまとめると
- 耳掃除のやりすぎは耳を傷つけるからダメ。
- 特に綿棒のようなものは耳垢栓塞になる可能性がある。
- 耳には自浄作用があるため、むしろ耳掃除自体不要。
- どうしても掃除したい場合は耳鼻科に行くか、耳の外側だけ掃除するように。
ということでした。
毎日綿棒でぐりぐりしていたのはむしろ耳垢を奥に押し込むことになっていたのかぁ…。
すでに40年以上綿棒を使い続けているので色々手遅れな感じがしますが… これからは耳の外側だけ掃除するように心がけようと思いました(;´Д`)