IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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PC録画ソフトEaseUS RecExpertsが発売されたので試してみた

以前からちょいちょいこのブログでも書いているのですが、デスクトップ録画の選択肢ってあんまりないんですよねー。

ゲーム画面を録画するのなら最近はGeForceやRadeonのグラボソフト側で対応していたり、Windows 10ならWin+Gで起動できるゲームバーを使うという手もあります。ゲームプレイ動画の配信なんかも流行ってますしね。

でも、マウスカーソルもキャプチャして、操作説明の動画を作りたいケースとかあるじゃないですか。そういう場合に対応したソフトがあんまり数がない気がします。

そんな折、パーティション管理ソフトなどで有名なEaseUSより、RecExpertsというPC録画ソフトが発売されたと聞き、さっそく試してみました。

EaseUS RecExpertsのインストール

ダウンロードしてダブルクリックして次へ次へと進むだけなので不要な気もしますが、せっかくなので(?)いつもどおりセットアップの流れも書いておきます。

EaseUS RecExpertsのページからソフトをダウンロード
EaseUS RecExpertsの公式ページ

ぼくはひとまずお試しなので[無料体験]を選びました。

■セットアップウィザードの開始
セットアップウィザードの開始

■使用許諾契約書の同意
使用許諾契約書の同意

■追加タスクの選択
追加タスクの選択

■インストール先の指定
インストール先の指定

■インストール内容の確認
インストール準備完了

■セットアップウィザードの完了
セットアップウィザードの完了

[次へ][次へ]だけで完了するいつもどおりな感じですねー。特に悩むところもありません。

EaseUS RecExpertsのチュートリアル画面

以前投稿した「EaseUS Video Editorを試用してみたら意外と軽快で悪くなかった」のときにもありましたが、簡易的な操作説明がありました。

元々EaseUSのソフトはPC初心者をかなり意識している気がします。

そもそもPC初心者はパーティション管理なんて思いつきもしないのではないか、そのわりにUIには力入れてるなぁ、と不思議な思いがありましたが、Video EditorRecExpertsの発売によって、なんとなく、あぁこういう方向性にシフトしてきたのね、という納得感があります。

言葉で伝えると「録画モードを切り替えて、録画範囲を指定して、RECボタンを押すんだよ」というだけのことではありますが、PC初心者は画面上にボタンがいっぱいあるだけでテンパる傾向にありますし、どれだけシンプルなUIでもこうしたチュートリアルは有用でしょう。

PCに慣れてる人はサクサクっと飛ばすだけなので特に邪魔にも感じません。

EaseUS RecExpertsの起動画面と設定画面

そしてそもそもUIが超シンプル。

■EaseUS RecExpertsの起動画面
RecExpertsの起動画面

画面範囲を指定するときは画面上に赤い目印「 」が表示されて、自由自在に動かせるし、なんだったらウィンドウ上に持っていけばそのウィンドウに合わせて範囲指定されるので、とても直感的でわかりやすいです。

たぶんこのソフトを起動して使い方がわからん!という人は滅多にいないと思うw

■EaseUS RecExpertsの設定画面
RecExpertsの設定画面

起動画面がシンプル過ぎて不安だったのですが、設定は思ったよりも豊富。

出力形式(mp4, wmv, avi, FLV, mpeg, vob等々)が選べるのはもちろんのこと、フレームレートも1~60の範囲で選べます。あまり動画とかアップしたことない人にはピンとこないかもですが、フレームレートは重要ですよ。

60fpsのぬるぬる動画だけ録れれば良いじゃん!…というわけでもなく。当たり前ですが、60fpsは30fpsの倍の動画サイズになるため、毎日のように録画する人にとっては容量削減も大事ですし、そもそも動画のアップロード先によっては特定のフレームレートにしか対応していないことがあります。

有名どころだとTwitterですかね。Twitterは40fpsまでしか対応していないので、60fpsの動画をアップロードしようとするとエラーになってアップロード自体が出来ません。

また、デスクトップ録画を意識しているのか「マウスカーソルの有無」「マウスをクリックしたときの描画」といった機能が付いているのは好印象。ソフトウェアの操作画面等、解説動画を作成する際にとても便利。

EaseUS RecExpertsは予約録画が出来る

これ面白いと思ったのですが、EaseUS RecExpertsには録画予約機能があるんですよ。

■タスクスケジューラ
EaseUS RecExpertsのタスクスケジューラ

どういうことかというと、開始時間と録画時間を指定したら自動起動して録画してくれる機能。…………まんまですねw

つまり、最近はブラウザで見る番組ってけっこう多いじゃないですか。

有償のストリーミングサービスだと勝手に録画するのは利用規約的にNGな場合もあるので気をつけなければいけませんが、そうじゃなくてもライブ配信とか、その時間じゃないと見られないWeb動画ってけっこうありますよね。

そういったケースでもあらかじめ時間帯を指定しておけば録画できちゃう。このタスクスケジューラ機能はちょっとおもしろいなと思いました。

EaseUS RecExpertsの動画解説

とまぁ、ここまでけっこう褒めまくりだったんですけど、使ってみてダメな部分もありました。

具体的には「ウィンドウ指定の録画が失敗する」。これ何なんでしょうね。テストしてないわけないから、ぼくの環境の問題かも知れないんですけど、範囲指定録画なら問題ないのに、ブラウザのウィンドウを指定すると画面が真っ暗になって音声しか録音されない、という不具合がありました。

それと同様に、「ゲーム録画」を選ぶとこれまたゲーム画面は録画されず音声だけ録音される…。でも、今度はウィンドウ録画でゲーム画面を指定すると大丈夫なの。

何言ってるのか言葉だけじゃわかりづらいと思うので、動画にしてみました。

おわかり頂けたでしょうか。

↓ざっくりまとめるとこんな感じ。

範囲録画◎デスクトップ画面 ◎ゲーム画面 ◎音声
ウィンドウ指定録画△デスクトップ画面 ◎ゲーム画面 ◎音声
ゲーム録画✕ゲーム画面 ◎音声

最初はウィンドウ指定時だけおかしいのかなーと思いましたが、ゲーム画面のウィンドウ指定はOKだし、エクスプローラーもウィンドウ上部の色がおかしくなるだけで録画できないわけではない。 …という微妙な状況w。

なんだろうね、これ。

テストした環境は自作PCで、こんな感じ

CPUAMD Ryzen 5 3600
VGAZOTAC GAMING GeForce RTX 2060
メモリ32GB
ストレージGREENHOUSE M.2 SSD 960GB
OSWindows 10 Pro

性能的には問題ないだろうけれど、AMDだからなぁ…という不安は無きにしもあらずw

関係ないとは思うけれど、AMDの場合はIntelと仮想化技術の面で違ったりするので、あんまり堂々と不具合じゃー!とは叫べない気持ちもあったりします。

まとめ

EaseUSより、PC録画ソフトが新しく発売されたということで、さっそく試用版を使ってみました。

実際に使用してみた感想を箇条書きでまとめるとこんな感じ。

  • ◎動作は軽快で録画中も重さは全く感じない。
  • ◎UIはわかりやすくこれ以上簡単なUIはちょっと思いつかないレベル。
  • ◎UIがシンプルなわりに設定できる項目は多い。特にマウス関連の設定があるのは気に入った。
  • ◎タスクスケジューラによる予約録画機能も面白い。
  • ✕ぼくの環境だけかも知れないがウィンドウ指定録画時に真っ暗になる。
  • △価格が高いw

ウィンドウ指定録画ができないという致命的な問題はあるんですけど、こんなのさすがにすぐに修正されると思うので、これちょっと買っても良いかなと思ったんですよ。

それで価格を見てびっくりしちゃいましたw

パッと見、2,874円と出ていたので、お!安いじゃん!と思ったのですが、これサブスクリプションなのねー。

これ1年経ったら使えなくなるってこと?

じゃあ永久ライセンスはおいくらになるかといったら、8,390円…。

まぁずっとアップグレードされるならわからなくもないんですけど、それがいつまで続くか、どのくらいの頻度なのか、うーんうーんうーん…。

とりあえず、ウィンドウ指定時の不具合の報告ついでに、ライセンス切れたら古いバージョンも使えなくなるのか、聞いてみようと思います。

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