IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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超音波加湿器FIREEGG FE553は洗いやすいけどカバーの耐久性に難あり

やあ、”また”加湿器の話なんだ。

このブログは「何の後ろ盾もなしに新規ではじめた雑記ブログでもアクセス数は増えるのか」という実験目的ではじめたのですが、最初の300日は毎日更新していたこともあり、何か商品を買うたびに写真を撮るのが癖になってしまいました。
ブログを400記事投稿したらアクセスが増えるかどうか検証してみた結果

今回のFIREEGG FE553も購入時(2021年11月頃)に写真を撮っていたのですが、いまいち記事を投稿する気力がなく、ずるずると今日まで遅れてしまった次第。

だらだら書く前に先に一言レビューを書いておきますが、「洗いやすさ/水漏れのなさという点では最高だけれど、カバーの耐久性に難あり」という感想です。

FIREEGG FE553の購入動機

アイリスオーヤマのスチーム式加湿器SHM-100Uは掃除が面倒すぎる」で書いたとおり、小型のスチーム式加湿器は掃除が面倒くさすぎたし、「電気を使わないエコ加湿器ミスティーガーデンはデスクまわり限定なら結構アリだと思う」で紹介したエコ加湿器では加湿能力が少々物足りないため、新しい加湿器を探していました。

今回は以下のような条件で通販サイトを探索。

  • 洗いやすい構造
  • 超音波式か加熱式
  • 加湿能力は100ml/h以上
  • タンク容量は1リットル以上でできるだけ小型
  • UV殺菌があると尚可

超音波加湿器は不衛生で危ないと言われることもありますが、それは毎日お手入れしない場合の話。なにも知らなかった頃はぼくも超音波加湿器を週に1度くらいしか洗わず、いつのまにか振動部にピンク色のヌメヌメが発生してギャーーー!!となりました。だって、そんなヌメヌメを空気中に放出して吸っているってことですよ…。

加湿器用の除菌水を入れたり、銀イオンを入れたり、無駄な努力も繰り返しましたが、どうやっても雑菌の発生は抑えられないと知り、毎日洗うようにしたら案外それほど手間でもないことがわかりました。

このへんは人それぞれ感じ方も使い方も違うと思いますが、うちの場合は寝ている間の加湿は必要ないので、12:00~22:00の10時間くらいが加湿器を動かしている時間です。寝る前には加湿器をざっと洗って乾燥させておくのを習慣化してしまえば翌日は綺麗な状態で使えます。

昼より夜のほうが湿度が上昇するのは間違いありませんし、寝る直前まで加湿器つけておいて、エアコンを切って寝れば翌朝ノドが乾燥して痛いぃ~などということもないと思うのだけれど…。どうしても24時間使うという人は2つ買ってローテーションするのもアリかもしれませんね。

ともあれ、今回は洗いやすさを重視して探し、こちらの加湿器を見つけました。


ぼくが購入したときは3980円でしたが、今(2022年2月現在)見るとタイムセールとやらで2880円で売ってますね。…………ぐぬぬ

FIREEGG FE553のセット内容

FE553のパッケージ

FE553のパッケージ

FIREEGGというのは聞いたことないブランド名ですし、販売元は「ライフスタイル株式会社」という東京にある会社名ですが、十中八九中国の会社が企画製造したものでしょう。Amazonで急増しましたが、最近は楽天でも増えてきたみたい。

日本メーカーが企画して中国工場で生産したいわゆる普通の(?)Made in Chinaとは違います。中国で企画も製造もして、商品発送用にAmazonの倉庫だけを借りて販売しているパターンか、日本法人の名義だけ借りて売っているパターンが多く、品質管理がビミョーで不具合発生率が高いイメージがあります。

そもそもAliExpressで中国からガジェット類を個人輸入するぼくは(初期不良もネタにするので)全然気にしませんが、日本クオリティを求めるのは基本的に間違い。

FE553のパッケージ(横)

FE553のパッケージ(横)

が、思ったよりまともな翻訳で驚きました。聞いたこともないブランド(中国)の製品ってたいていあやしい日本語だったりしますが、翻訳ソフトの性能が上がったのかな…?w

中国製品に高評価が多い理由

中国製品に高評価が多い理由

最近Amazonではこの手のキャンペーンを取り締まるようになってきたらしいですが、レビュー書いたらオマケあげるよ~企画ですね。これも中国製造/中国販売の製品に多いです。上の写真のは全然まともなほうで、露骨に「★5レビューを投稿してください」や「★5レビュー以外ではオマケが付きません」的なものもあります。

ぼくももちろんレビュー投稿しましたw 星の指定があったらスルーするところでしたが、特にないし、ちょうどスマホリング欲しかったんですよね。普通に良い点/悪い点を列挙したレビューを投稿したらちゃんとスマホリングもらえました。

FE553の内容物

FE553の内容物

写真左から、パッケージ、キャンペーン用紙、取扱説明書、加湿器本体(中に電源アダプター)です。

FE553の構造

FE553の取扱説明書

FE553の取扱説明書

きちんとした日本語で驚きましたが、超音波エネルギーだけ意味わかりませんでした。この後の写真で紹介しますけど、なんというか、その、振動するフロートみたいなモノのことでした。

超音波式加湿器って、一般に超音波振動する部品が下にあり、その上に水タンクを載せる構造が多いです。そりゃそうですよね。水は重力に従って落ちるので、下に超音波振動器を置いたほうが良いに決まっています。

しかし、水タンクを上部に置くということは、給水時にタンクをひっくり返す必要がありますし、振動部へ水を送り出すために弁を備える必要もあります。ここが劣化したり、そもそも作りが悪かったりで、水漏れの危険がけっこうあるんですよ。

その点、このFE553の形状は画期的。水タンクが下です。下にあるんですよ。この構造なら水漏れしようがありません

じゃあどうやって振動部に水を送るのかというと、噴霧管をT字構造にしようっていうワケ。

振動部の厚みが数センチはあるので、水を最後の一滴まで使うようなことはできません。むしろ、数センチ水は残ります。でもだからどうしたって話ですよね。水タンクに数センチ水が残った状態で加湿器が止まったからと言って怒るような人いますか? 水漏れするよりずっといい。

FE553の噴霧管

先ほど説明したT字構造の部分がこれ。

FE553の噴霧管

さっき超音波エネルギーとか意味わからない、と書いたのがこの写真真ん中に写っている謎パーツです。

超音波エネルギーという名のフロート(浮き板)

超音波エネルギー

先ほどのフロートを外して上から見た写真です。このフロート、超音波振動部の上にちょこんと載っているだけで固定部品は何もありません。浮力で浮くのみ。

超音波エネルギー(横)

ちょっとブルブル震える超音波振動する部品を頭に思い浮かべてもらって良いですか?

その超音波振動部品の上に水を数滴たらすと、振動によって水が霧になります。そこまではOKですよね。

じゃあ、その超音波振動部品をたっぷりの水の中に入れたらどうなります? 霧、出そうですか?

水面は揺れるでしょうし、少しばかり霧にはなるかもですが、水の圧力が大きければ大きいほど霧になりづらいのは予想できるかと思います。超音波振動式のメガネ洗浄機を使ったことがある方なら想像しやすいのではないでしょうか。

しかし、です。超音波振動部品を筒状の奥底に突っ込み、その上から水に浮くフロート(板)を載せたらどうなるでしょうか。

水面の揺れによってフロート(浮き板)がパシャシャと動き、水しぶきをあげる様子が想像できませんかね?

つまり、そのフロート(浮き板)がこのパーツ(超音波エネルギー)なんです。

実際試してみたのですが、超音波エネルギーという名のフロートがなくてもわずかに霧は出ました。しかし、フロートを入れることでその霧が何倍もの量に増幅されるのです。こんな方法があったのか、とちょっと感動しちゃいました。

FE553のUV殺菌機能はよくわからん

FE553のUV殺菌機能

雑菌を調べる知識も設備もないので、UV殺菌についてはよくわかりません。ただ、この写真のとおり、気持ちばかりの小さなランプが付いてるだけで、こんな小さいランプで効果あんのか~?ってのと、ただの青色LEDじゃないのwww疑惑があります。ただのイチャモンですけどもw

まぁ青色LEDにも殺菌効果あるとかないとか聞くので、UV殺菌についてはオマジナイ程度に考えておけば良いのではないでしょうか。どのみち毎日水入れ替えるんだから、そのたびにササっとスポンジで洗えば良いだけよ。

少なくとも1か月間そういう使い方をしてヌメり等の雑菌を感じたことはありません。

FE553の定格消費電力

FE553の定格消費電力

定格消費電力は26Wでした。いつもなら手持ちのワットチェッカーで実際の消費電力を測るところですが…………購入して1か月ちょいで買い替えてしまったのでもう手元にありません。

FE553を手放した理由

先ほども掲載した写真ですが、

FE553の噴霧管のカバー

この写真の左側にカーブ状のカバーが見えるかと思います。このカバーが真っ二つに割れちゃったんですよ…………。

このカバーを外すことで超音波振動部が丸見えになるし、手も入れやすいので、とっても洗いやすくて気に入っていました。だから毎日水替えのたびに洗って乾燥させて、と大切に扱ってきたつもりですが、まさかカバーが割れるとはな…。

よく見ればカバーパーツの中央に3つの穴があるじゃないですか。当然その分、強度も低くなるわけで。

カバーを外すときに片手でガッと全体をつかんで引っ張るのですが、そのときパキッと逝ってしまいました。

瞬間接着剤でつけてみましたが、強度が足りず、すぐに割れ、セロハンテープで補強したら今度は閉じる力が足りずにカバーが外れてしまう。

このカバーが外れると中のフロートが外に飛び出してきて、霧の発生が超弱くなるんです。

販売店に連絡してこのパーツだけ売ってもらおうと思いましたが、冷静に考えて同じことを繰り返す未来しか見えなかったので、別の加湿器を買うことにしました。

う~~~ん、これさえなければ良い加湿器なんだけどなぁ。

まとめ

エコ加湿器では加湿能力が足りず、小型スチーム式は洗いづらさが気になったので、洗いやすそうな加湿器FIREEGG FE553を買ってみたわけですが、ざっくり感想をまとめるとこんな感じ。

  • ◎水タンクからの水漏れの心配がない
  • ◎加湿能力は十分(弱:125ml/h 中:250ml/h 強:325ml/h)
  • ◎ファン音はわずかにするが気になるほどではない
  • ◎省電力(定格で26W)
  • ◎噴霧菅にカバーがついており、外すと洗いやすい
  • △その反面、カバーの強度が弱すぎる
  • △タイマー機能がないので就寝中も加湿したい人は過剰加湿になるかも

1か月ほどすごく気に入って使っていただけにカバーの強度が残念で仕方ありません。

同じような構造でカバーが割れる心配のない製品はないものかと探してみたら、さすが中華製、そっくりな商品があったので今はこちらを使っています。

容量は2Lと少なくなるし、カバーが外れない分、多少洗いづらいんですけど、いまのところこちらも1か月ほど使っているので、そのうちレビューを投稿するつもりです。

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