次のビデオカードはGTX 1660 TiかRTX 2060か悩む
現在、ぼくのゲーム用PCにはMSIのGTX 970 GAMING 4Gというビデオカードが付いているのですが、「MRヘッドセットOdyssey+が40%オフの特大セール中なのでポチってみた」で書いたとおり、VRデビューを予定しているため、そろそろアップグレードしないとなぁと悩んでいます。
ビデオカードは出来れば2年以上使いたい
■ビデオカードの購入履歴
2014年07月 | MSI AMD Radeon R9 270X |
2016年02月 | MSI GTX 970 GAMING 4G |
2016年12月 | HIS RX480 IceQ X2 OC 8GB |
2014年より前にもRadeon HD 7850とかGTX 460とか使っていた気がしますが、どれもだいたい1.5~2年くらいで買い替えていた記憶があります。Radeon RX480だけはちょっと事情が特殊で、
- FreeSync対応モニターを買ったのでFreeSyncを使ってみたい
- 動画再生時にフレーム補完してくれるFluid Motionを使ってみたい
という理由で衝動買いしてしまったパターンです。
…が、そもそも大抵のゲームにはV-Sync機能があり、常時60fpsを保てるのなら、スタッカリングも発生しないため、あまり恩恵を感じませんでした。V-SyncをOFFにしていてもFreeSync対応ならテアリングが発生しないことは確認できたので、知的好奇心は満たされたんですけどね。
また、Fluid Motionについては対応ソフトが必要なのが残念でした。よく調べずに買ったぼくが悪いのですが、PCTVとかtorneの再生でもテレビのようにぬるぬるにフレーム補完してくれるのかなーと期待してしまっていたので、用途に合わなかった感じです。
動画再生ソフトのMPC-HCなら外部フィルタを導入することでFluid Motionに対応できるため、そういった動画ファイルを再生するのがメインの人には良いのだと思います。
ともあれ、期待していた機能が2つとも用途に合わなかったため、GTX970に戻し、余ったRX480は知り合いに押し付けてしまいました。
おかげで(?)GTX 970は気がつけば3年選手。ぼくとしてはかなり長くもってくれたなぁと感心しております。
ほら、最近はPS4とPCの両方で発売されるゲームも多く、グラフィックの標準設定はかなり軽めに作られていたりするんですよねー。おかげで最新の3DゲームでもフルHDの標準設定くらいならGTX970でぬるぬる動いてくれますし、買い換える必要性を感じませんでした。
VRとなるとGTX970では心もとない
最近、知り合いからDell VisorというWindows MR機を借りて遊んでいるのですが、GTX970だとカクつく場面がちょいちょい出てきました。
SteamVRなどのソフトの作りが甘い部分があるのもたしかだと思いますが、どうもビデオメモリ不足に陥っている感があります。やはり、1440x1440pxとはいえ、左右2枚分の描画となるとそれなりにビデオメモリを使うのでしょうか。
PCモニターに映してプレイするだけならこの程度のカク付きは許容範囲だったかも知れませんが、VRの没入感でカクつきが発生するとオエッとくるんですよねぇ。
自分の頭の動きに映像が付いてこなかったときのVR酔いの酷さ加減は想像以上でした。今まで3Dゲームで酔いを感じたことがないだけに、あぁ画面に酔うというのはこういうことか、とわかった感じ。…わかりたくなかった。
マイVRゴーグルが届いたら、あれこれVRゲームを買うつもりなので、これはよくない。ゴーグルが届く前にビデオカードを新調せねば…。
お手頃な選択肢は数あれど実質二択
型番 | 3D Mark | 価格 | スコア÷価格 |
---|---|---|---|
GTX 970 | 4,474 | 10,778円~ | 0.41 |
GTX 1060 | 5,110 | 24,818円~ | 0.20 |
GTX 1070 | 6,795 | 38,980円~ | 0.17 |
GTX 1080 | 8,216 | 88,515円~ | 0.09 |
GTX 1660 Ti | 7,020 | 35,980円~ | 0.19 |
RTX 2060 | 8,417 | 40,980円~ | 0.20 |
RX 580 | 4,965 | 23,544円~ | 0.21 |
※上記3DMarkはDirectX12対応のTimeSpyのスコア。DirectX11では逆転する場合もあります。
処分価格になっているGTX970は置いておくとして、今秋葉原でやたらRadeon RX580が売れているというのもこの表を見るとなんとなくわかりますね。コスパ最強と言われたGTX1060と同等の性能で価格もやや安いということで選ぶ方も多いのでしょう。
でもなぁー、フルHDゲームだけをターゲットにするならGTX1060くらいで全然良いんですけど、VRのことを考えると若干不安。
となるとGTX1070以上、つまり3DMark(Timespy)のスコア6000以上が対象となるわけで。
GTX 1660 Tiは発売されたばかりで4万円以上していたため、微妙なビデオカードと言われていましたが、早くも3万円台が出てきたため、これはアリかもと思っています。TDPも120Wと1060と同等レベル。GTX1070はTDP 150Wですし、RX2060は160Wなのを考えるとけっこうイケてる気がします。
(ちなみにGTX970のTDPは145W)
一方、RTX2060は「R」の名のとおり、リアルタイムレイトレーシング機能という他にはない強みを持っています。ただ、対応ソフトが現時点だとBattlefield 5ひとつしかないとか? また、レイトレーシングONにするとfpsも低下するようなので、うーん、どうなのかなぁ。
GTX970も購入時の価格は43,980円だったので、RTX2060の価格はちょうど良いといえばちょうど良い気もします。価格が倍するGTX1080よりもベンチマークスコアが上だというのだから、1080買った人には申し訳ない気がしなくもなくもないですが…。
まとめ
当初はGTX970からRTX2060へ買い換える気まんまんだったのですが、つい先月(2019年2月)にGTX 1660 Tiが発売されて事情が変わってきました。
発売直後こそ4万円以上したGTX 1660 Tiですが、はやくも3万円台のグラボが出てきたこともあり、もうちょい待てば3万円ジャストくらいになるのでは…という淡い期待があったり。
少しでも長く使うならRTX2060でしょうけど、うーん、TDP120Wも魅力的だし…
Windows MR機Odyssey Plusが届くまでじっくり悩みたいと思います(*´ω`*)