Lumix GX7 mk2とCanon G5 XでISO感度比べ
先々週くらいに「Canon G5 XがあるのにPanasonic GX7 mk2を買ってしまった」で書いたとおり、1インチセンサーの高級コンデジからGX7 mk2へ買い替えました。
……いや、まだG5 Xは売却していないので、今の所買い足し、ですかね。
元々、Canon G5 Xの高感度ノイズとAF性能の2点が気になり、もうちょいセンサーサイズの大きなカメラに乗り換えようと考えて、今回Lumix GX7 mk2へ乗り換えました。
では実際乗り換えてみてどうだったのか。せっかくまだ両機種ともに手元にあるので、ISO感度ごとのノイズを比べてみようと思います。
Lumix DMC-GX7mk2での撮影
環境は真夜中の室内、右側から135Wの電球型蛍光灯1灯のみという薄暗い環境。
被写体はいつものクマちゃん。ボケとノイズがわかりやすいように背景のカーテンからは2mくらい離れています。
カメラとの距離はおよそ20cmと間近。
焦点距離 | 19mm (35mm換算38mm) |
F値 | 4.3 |
露出補正 | -0.7ステップ |
ISO感度200
ISO感度800
ISO800だとぼくの目にはほとんど違いがわからないくらい。ただ、原寸大に拡大すると背景ボケしているカーテンのあたりがわずかにノイジーなのがわかります。
ISO感度1600
ISO1600だと明らかにノイズが増えたのがわかりますね。個人的にはギリギリ許容できる限界かなぁ。
ISO感度25800
これは半分ネタですが、誰がどう見てもノイズだらけ。
Canon G5 Xでの撮影
部屋の環境は先程と同じなので省略。
焦点距離 | 14mm (35mm換算37.8mm) |
F値 | 4.5 |
露出補正 | -0.7ステップ |
ISO感度200
いつも思いますが、カメラ買い替えた後に前のカメラで再度撮影すると、あれ?けっこうイケてるじゃん…と感じてしまいます。
実際、1インチセンサー搭載したカメラってどれも綺麗なんですよねー。コンパクトだし綺麗だし手放すのがちょっと惜しくなってきます。
ISO感度800
やはりISO800くらいだとぼくの目にはほとんど違いがわかりません。原寸大まで拡大してようやくわかるレベル。A4サイズとかに印刷してもかろうじてわかるかな…?
ISO感度1600
ううーん…。
なんか、理由はよくわかりませんが、被写体の色が変わるんですよねー。一枚ずつ開いてるとわかりづらいかもですが、連続して写真をぺらぺらめくってるとすぐ目につくレベル。まぁSNSやブログへの投稿くらいなら問題ないレベルではあるのでしょう。印刷したときに色味が変に感じるので、このカメラでのISO1600はちょっと…うーん。悩ましいところ。
ISO感度12800
誰がどう見ても以下略
オマケ:スマホ(UMIDIGI F1 Play)でも撮ってみた
焦点距離 | 5mm (センサーサイズがよくわからんけど、35mm換算28mmとかそんくらい) |
F値 | 1.7 |
露出補正 | -0.5ステップ |
ISO感度411
一応プロモードにして露出補正をしましたが、ISOはオートで撮ったため、411という中途半端な数値に。
しかしまぁ、スマホの写真も綺麗になりましたよねぇ。こんな安物中華スマホでも薄暗い室内でこのくらいは撮れるんだもの。
いやもちろんGX7 mk2と比べたら当然よくないし、コンデジのG5 Xにだって到底かなわいと思いますが、いつもポケットに入れてるスマホでこのくらい撮れるなら十分じゃん、って意見はよくわかる話です。
ISO400くらいだとノイズもそこまでひどくはないですし。
ちょっと色味というか階調表現がのっぺりして微妙なくらいですか。それも画像加工すればもうちょい良くできそう。なんでRAW現像モードなくしちゃったんでしょうね。
(初期のファームウェアではRAW現像が出来た)
………っと、思わずオマケなのに語り始めてしまった。
まとめ
GX7 mk2もG5 Xも個人的に感じる常用ISOは800かなぁ…というのが正直な感想。
ただ、何気ないスナップ写真とかSNSやブログにアップするだけであればISO1600も十分使えるかなと思います。
G5 Xではなんでか色味が変わってしまったので、そういう用途にすらISO1600を使う気にはなれませんでしたけど。
ただ、その分、G5 XのほうはF2.2~F2.8というかなり明るいレンズを搭載しているので、多少薄暗い程度ならISO800で全然いけてたんですよねー。
それがGX7 mk2では標準レンズだとF3.5~F5.6、さっき使った焦点距離19mm(換算38mm)くらいだとF4.3が限界だし、室内撮影ではちとツライ。
うーん、明るい単焦点レンズでも買おうかなぁ。