この時期(2022年6月現在)、密閉型ヘッドホンの蒸れは本当に不快ですよね。
ぼくは基本的にAKG K702のような中高音重視で音の広がりを感じられる開放型ヘッドホンが好みなので、今まで”蒸れ”とは無縁でした。
…がしかし、最近ちょっとした気の迷いで Soundcore Life Q30 を買ったところ、思いのほか気に入ってしまい、今度は蒸れ対策で悩みはじめています。
最近のBTヘッドホンはホワイトノイズが気にならない
以前、「AKGのBluetoothヘッドホンK361-BTを半年使ってみた感想」でも書いたとおり、今まで購入してきたワイヤレスヘッドホンはどれも無音時のサーーーというホワイトノイズがあり、無線=ホワイトノイズからは逃れられない、と思っていたのですが、このQ30については全然ノイズを感じません。
厳密にはノイズが発生しないアンプなんて存在しないらしいので、よ~~~く耳を澄ませばノイズがあるのかもですが、そういうオーディオマニア的な話じゃないんです。誰が聞いてもわかるレベルで、無音時にサーーーと音がしていたのが、今までのワイヤレスヘッドホン。
それがなくなったというだけでも快挙なのに、このQ30はスマホにアプリを入れることでイコライザー調整ができ、しかもそれをヘッドホン側で記憶してくれるから、マルチポイントで別の機種に繋げたときも…………………………って、そういう話をしたいんじゃなかった。
密閉型ヘッドホンは蒸れる。超蒸れる。
ホワイトノイズがない&ワイヤレス&イコライザーが優秀、等々の理由で、すっかりQ30がメインヘッドホンになっているのですが、唯一気にくわないのが密閉型である点。
Bluetoothヘッドホン≒ポータブル用途とでも考えられているのか、ノイキャン付き&密閉型&イヤーパッドをぎりぎりまで小さく、みたいなのがトレンドになっています。
…ぼくは部屋の中でしか使わないのに…!!
そのうちオーディオテクニカの ATH-HL7BT に買い替えそうな予感もしていますが、おそらく現状で世界で唯一の開放型BTヘッドホンということで人気なのか、しばらく在庫切れ(&高額転売)が続いているので入手は先になりそう。
ということで、イヤーパッドカバーでひとまずの対策をすることにしました。
Geekriaのイヤーパッドカバーを買ってみた
最初はQ30のイヤーパッドをPU製から布製に交換できないかな?と思い、「Q30 イヤーパッド 交換」で検索していたのですが、↓この交換イヤーパッドの類似商品として「Geekria カバー」が出てきて、存在を知りました。
元々、K702の汚れ防止のためにmimimamoのヘッドホンカバーは持っていたのですが、実際に付けてみると↓こんな形になっちゃうんですよ。(赤い部分)
イヤーパッドの内径がふさがれる形になるため、せっかくのオーバーイヤー(耳をまるっと包み込む)ヘッドホンなのにオンイヤー(耳を押し付ける)ヘッドホンになってしまうんです。これだと耳が痛い。超痛い。
なぜmimimamoの評価が高いのかぼくには全然わかりません。買った当時は1セットで2600円もしたし、残念な買い物でした。
そして今回届いたGeekriaのカバーがこちら。
内径部分にも穴が開いているドーナツ状なのが特徴。
4枚(2セット)付いてくるので洗濯中も安心。
カバーの対応サイズは8~11cmで、Q30のイヤーパッドは約10cm×8.5cmなので、問題なくフィットしました。
そして何より、見てのとおり、内径がしっかり空いているのがありがたい。
ここに耳がスポっと入るので、長時間付けていても耳が痛くならないのです。
Geekriaのイヤーパッドカバーの使用感
まだ1日使った程度で、忘れないうちに~っと思って投稿しているので感想についてはほんの参考程度にどうぞ。
- ◎内径ががっつり空いているので耳が痛くならない&音質にも影響しない
- ◎布製なので汗をよく吸ってくれてベタつかない
- ◎洗い替えの分も含めて2セット付いてくるのは好感度高い
- △mimimamoに比べるとストレッチ性は劣る
- △購入したばかりの状態で既にやや毛羽立ちがあるため毛玉はできやすそう
- △ただの布カバーに1699円はちょっと高いよね
まとめ
最近のワイヤレスヘッドホンはホワイトノイズも少なく、音質も良いため、とても気に入っているのですが、密閉型で耳が蒸れやすいのが難点。
大抵はPUレザー製のイヤーパッドを使っているため、汗をかきはじめるとそこがべたべたねちょねちょしはじめて不快なこと不快なこと…。
というわけで、今回布製のカバーを買ってみたわけですが、第一印象としてはなかなか良さげです。
上で書いたとおり、ちょっと毛羽立ちのある布なので、これがmimimamoと同じくらいスパンデックスな材質だったら、より快適だろうになぁ、と惜しくは感じます。
でも、なにより内径が空いていることで、耳をすっぽり入れるオーバーイヤーのヘッドホンの装着感を損ねないのが最大のメリット。
Amazonで物色した限りではこのドーナツ型のイヤーパッドカバーはこれしか出てこなかったので、現時点では唯一の選択肢だと思います。
…本音を言えば開放型のBTヘッドホンが欲しいんですけどね。
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