IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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CFDのNVMe SSD 500GBが9,980円という衝撃

先日、「高速なM.2 SSD(3500MB/s) が店頭販売で6,980円~とか安すぎる」という記事を書いたばかりだというのに、今度はCFD販売から500GBで9,980円のNVMe SSD(=M.2 SSD)が登場しました。

前回紹介したトランセンドのNVMeSSD 256GBが6,980円、512GBで11,800円というのでも激安すぎて驚いたのに、2週間経たずして500GBで9,980円の製品が登場するとは…さすがに予想外すぎる。

参考記事:安くて速いNVMe SSD「CFD PG2VN」がデビュー、500GBで9,980円
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1173833.html

しかも、CFD PG2VNはヒートシンク付き

ヒートシンク付きのM.2 SSD

製品写真にあるとおり、CFD PG2VNは標準でヒートシンク付きです。

ヒートシンク付きのPCI Express変換カードを使っている方には不要かもですが、マザーボードにあるM.2スロットを使う方や、これからPCI-ExpressにM.2スロットを付けたいと考えている人には安価な変換カードで済むので嬉しいですよね。

うちの場合はWD Blackに後付でヒートシンクを載せましたが、付属の両面シールだと後で剥がすときにべたべたしそうに思えたので結束バンド(耐熱)を使用して取り付けました。

NVMe SSDのヒートシンク

でも、結束バンドってけっこう厚みあるし、ビデオカードとわずかに干渉しそうな位置にあるので、正直微妙なんですよねえ。

標準でヒートシンクが付いているほうがスマートで近くのPCIカード類と干渉しづらそうだし、気が変わってPCIeに付けたくなったらなったで上記のような安価なPCIe⇔M.2スロット変換カードを使えるし、選択の幅が広いのは良いなと感じました。

CFD PG2VNのスペック

フォームファクタM.2 2280 (長さ80mmという意味)
インターフェイスPCIe Gen3 x4 (要するにM.2スロット)
コントローラーPhison E12 (PS5012)
保証期間5年
その他ヒートシンク付き

ちなみに公称速度とTBWはモデルごとに微妙に違うため別表で。

CFD販売のPG2VNシリーズの公称速度とTBW
M2B02TPG2VN (2TB)Read 3,470MB/s Write 2,750MB/sTBW 3115
M2B01TPG2VN (1TB)Read 3,470MB/s Write 3,000MB/sTBW 1665
M2B05GPG2VN (512GB)Read 3,400MB/s Write 2,000MB/sTBW 800

なんか、速度もTBWも1TB版がバランス良さげですね。

TBWとは

TBWとはTerabytes Writtenの略で、SSDの書き込み上限値のことです。

SSDの書き込み量に上限値があるのか!と思われる方もいるかも知れませんが、「RAMディスクとSSDの歴史」で書いたとおり、普通の使い方をして上限値に到達するのは非常に困難なので、基本的にはそれほど気にしなくても大丈夫。

我が家のM2.SSD (WDS500G2X0C) でもTBWは300TBです。実際はスペックシートの倍以上の耐久性があるのが普通っぽいですが、仮にスペックシートどおりだったとしても1日平均20GBの書き込みで40年以上持つので、ぼくの寿命がくるほうが早そうです(;´∀`)

このとおり、うちにあるWD BlackのTBW=300TBでも40年持ちます。TBWが800TBってどんだけだよ…。

365日、毎日20GBの書き込みを続けても109年もつ計算になります。

SSDが出たばかりの頃はTBWがアテにならないところもありましたが、最近のSSDは当然のようにウェアレベリング(書き込む場所を平均化して摩耗を抑える)機能が付いるため、TBWの値以下で寿命が来ることはまずありえないと言って良いレベルです。
※だから容量の大きいSSDほどTBWが高い

さすがに自腹で買ったSSDの耐久テストができるような石油王ではないので自分で検証はできませんが、IT系の雑誌社などの検証記事によると、8製品くらいでテストした結果、最低の結果でも公称TBWの倍くらいは耐えたようですね。

最近のレンタルサーバーでもSSD使用を売りにしているところが増えてきましたが、SSDの耐久性に十分な根拠が出てきたからでしょう。実際、物理的な駆動装置のあるHDDよりも安心感があると思います。

まとめ

CFD PG2VNの店頭価格では500GB 9,980円、1TB 18,500円、2TB 41,680円でしたが、ネット価格も軽くまとめておきます。
(2019年3月11日現在)

CFD PG2VNの価格コムでの最安値
M2B05GPG2VN (512GB)10,778円
M2B01TPG2VN (1TB)19,980円
M2B02TPG2VN (2TB)45,014円

さすがに秋葉原の店頭特価には及びませんが、ネット通販でも十分安いですね。

初期不良交換が楽すぎるので、できればAmazon以外使いたくない病のぼくみたいな人はこちらかな。

Amazonだと価格コムの最安値よりは少し高い感じでしょうかね。

まぁ、いずれにせよ、去年の6月にWD Blackの500GBを23,191円で購入したぼく的にはちょっと涙目です…。

この機会にM.2 SSDを1TBにすることも考えないではないですが、まだCドライブの空き容量が300GBもあるんですよねー。

最近のゲームは1つで50GBとか食うこともあるのですが、ぼくは2~3ヶ月に1回PCを初期化する変人なので、なんかそれもあんまり関係ないみたい。

そうではなく、普通にPCゲーム大好きな人は1TBくらいのSSDにしておくと何かと安心かも知れませんね。

ともあれ、これからHDD交換やSSDへの換装を考えているなら、500MB/sが限界のSATA SSDよりもM.2スロットに挿すタイプの3,000MB/s超えのNVMe SSDが絶対オススメですよ!

間違ってもM.2スロットでSATAタイプとかいう古い世代のSSDを買ってしまわないようご注意ください。

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