M.2 SSDが早すぎてぶったまげた

ビックカメラでTOSHIBA製のSSD 64GBを見かけ、まぁ手が届く金額かなと衝動買いしたのがはじめてのSSDだったと思います。

ぼくはWindowsの新規インストールをするのがほとんど趣味みたいになっていて、月に1回……ということはさすがにないかな……2~3ヶ月に1回くらいはWindowsをまっさら綺麗にして気持ちもリフレッシュするのが好きでした。

当時はWindowsもXP~7くらいの頃だったので、Windows Update込みのセットアップディスクを自前でカスタマイズして少しでも新規インストールが早くなるように試行錯誤していました。Windows 8以降はOS標準の「このPCを初期状態に戻す」で一発で綺麗になりますから、ほんと楽になりましたよね。

…と、話が脱線しましたが、そんな人間なのでSSDを衝動買いしたとしても、帰宅してすぐにCドライブを交換することができたんですね。そのインストール速度、OSの起動速度、アプリの起動速度の感動といったら、10年近く経った今でも忘れられません。

SSDの容量増加

SSDは容量あたりの価格がHDDに比べるとだいぶ高価で、手軽に出せる1~2万円の価格帯では64GBくらいでしたが、ほんの半年から1年もすると120GB程度なら手が出るようになってきました。いまや1TBもめずらしくないSSDですが、120GBくらいが手に入りやすい時期が長かったように思います。

そのため、我が家にも120GB前後のSSDがごろごろ転がっていて、知人にあげたり、USB HDDケースに入れてUSBメモリ代わりに使っていたりします。

ADATA SX900のCrystalDiskMark

出たばかりの120GB SSDはプチフリーズの問題などもあって、RAMディスクと併用しないとちょっと怖かったのですが、このADATA SX900 128GBあたりからはだいぶ安定していたように思います。ただ、読み込み速度に不満はないものの、シーケンシャルの書き込みでは微妙な数字なのが気になっていました。

SSDの進化

低価格化と共に、速度の改善も想像していたよりずっと早く、読み書きシーケンシャルで500MB/sは普通に出るようになってしまいました。

これはCrucial M550 256GBですが、もうSATA3の限界速度に近いし、これ以上の進化は簡単にはいかないでしょーと、525GBも2つほど追加購入し、普段使っているファイルサーバーもSSD化しました。

さすがにこれ以上の進化にはまだまだ時間がかかるだろう…そんなふうに思っていました。

M.2スロットの登場

ところが、SATA3よりも転送速度が早いPCI Express接続を使ったM.2 SSDとやらが登場したではありませんか!

ただ、我が家の場合、2つ以上のSSDを物理的にリムーバルケース(※)で入れ替えてOSを変更するという変態的な運用をしていたため、導入はしばらく見送っていました。デュアルブートで良いじゃないかと言われればそのとおりなのですが、再セットアップ時にブートローダーを気にしなければいけないため、OSのバージョンが違うとちょっと面倒なんですよね。

※↓こういうON/OFFスイッチが付いているリムーバルケースを複数台PCに入れることで、起動ドライブを変更していたのです。

M.2 SSDでも同じようなことができればと悩んでいたのですが、そもそも自作プログラムやシステムの動作確認用にクリーンなOSが欲しいだけなのだからVirtualBoxとかVMWareの仮想環境で良いのではないか、と今更ながら気が付きまして(;´∀`)

両方試してみてVirtualBoxのほうが自分の要件には合いそうだったため、本格的にテスト用の仮想環境を構築し、無事起動ドライブを1本にすることが出来ました。仮想環境ってありがたいですね。

M.2 SSDの導入

■WDS500G2X0Cのベンチマーク

WDS500G2X0CのCrystalDiskMark

いやぁ……M.2 SSDってとんでもない速度ですね……。

■RAMディスクのベンチマーク (RAMPhantomEX使用)

RAMディスクのCrystalDiskMark

こちらはRAMディスクですが、M2.SSDはメモリの速度に迫る勢いですよ。

Samsungの970 EVOとWestern DigitalのWD Black(WDS500G2X0C)はどちらもシーケンシャルのリードライトで3000MB/sを叩き出すベンチマークが上がっていたので、どちらにしようか悩みました。一部のレビューで、WD Blackのほうが速度低下が起きづらい気がするというのがあったのが最後の決め手です。

とはいえ、M.2 SSD……というかNVMeの特性としてどの製品も熱暴走しやすいらしいので、ヒートシンクも一緒に買いました。ベンチマークを動作させながら温度を見てみましたが、通常時40度くらい、高負荷時でも60度に届くか届かないかくらいだったので、問題はなさそうです。一般的に70度を超えるとサーマルスロットリングという仕組みが動き、パフォーマンスが低下するとのこと。
(ヒートシンクなしの状態ではテストしていません)

ベンチマークではHDDの30倍、SSDの5~6倍の値が出ていますが、アプリケーションの起動も5倍になるかと言われたらそこまでではないです。

でも、オープンワールド系のロード時間のなが~いゲームはその時間が半分以下になりましたし、PhotoshopやInkscapeの起動速度もおよそ半分くらいになりました。

まとめ

素晴らしく快適です。あぁ…M.2 SSDにしてほんとうに良かった…。

パソコンのグレードアップというとCPUだのメモリだのという話題が多いのですが、正直一番は液晶画面だと思っています。M.2 SSDの記事でなに言ってんだこいつって感じですが、要するに見た目、体感が大事っていう話です。液晶画面が綺麗になったり、残像が少なくなると間違いなく体感できるので効果は抜群で、パソコン自体が早くなったような気すらします。

それと同じくらいストレージの速度UPって体感できます。別に大量のデータを扱わずとも、OSが起動するたび、アプリケーションが起動するたびにその恩恵にあずかれるので、パソコンのグレードアップを考えている、と聞いたらまずは液晶画面とストレージのアップグレードをおすすめしちゃいます。

マザーボードが対応している必要もあるので誰にでもおすすめできるわけではありませんが、M.2 SSDの速度を体感したら普通のSSDには戻れなくなるくらい、快適ですよ(*´ω`*)

あ、でも熱暴走の対策はお忘れなく。ヒートシンクひとつ付けるだけでも違いますので。