IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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電気を使わないエコ加湿器ミスティーガーデンはデスクまわり限定なら結構アリだと思う

これからどんどん乾燥していく季節ということで、立て続けに2本、加湿器に関する失敗談を投稿しましたが、今回はぼく的今シーズン大本命のミスティーガーデンについて語りたいと思います。

RC造の狭い部屋なら濡れバスタオル1枚で十分だった

これまでの試行錯誤をざっくりまとめると、

小型スチーム式(掃除が大変)→超音波式(白い粉が家具に付着する)→気化式(フィルターから雑巾の臭いがする)→綿棒タイプの超音波式(わずか1ヶ月で加湿量が低下)→炊飯器型スチームファン式加湿器(過剰なパワーで結露発生)

と、こんな感じでした。

38%から55%まで4時間足らずで達成するパワーは素晴らしいのですが、窓の結露は嫌。昨年も結露吸水テープなどを使って対策しましたが、それでも足りず、毎朝かじかむ手を擦りながら、窓掃除するのはとても億劫でした。かといってほっておくとカビが発生するので無視するわけにもいきません。

前々から加湿器が壊れたときや買い替えの合間には洗濯物を干すことで加湿器の代用としていたのですが、今回もちょっとバスタオルを濡らして1日室内で干してみたところ、うちの環境(RC造7畳 室温22度)では38%→43%になりました。調子の良いとき(?)は45%くらい。……………あれ、これでよくね?w

湿度は50~60%をキープすることでウイルスの増殖力や感染力を低下させると言います。しかし、うちの場合、一人暮らしですし、来客もなければ外出するといってもスーパーへの買い出しくらい。日に2回(朝と昼過ぎ)は部屋の空気の入れ替えだってしています。

湿度が欲しいのはウイルスやインフルエンザ対策というよりは加齢による肌のカサカサと静電気の発生を防ぐことが主な目的です。うん、なんかこうして列挙していくと自分で自分がどんどん哀れに思えてきますが、気にしない。鉄の意思で話を進めましょう。

つまり、うちのケースでは湿度40%台くらいをキープできれば十分だし、その加湿量はバスタオル程度。せいぜい1日に500mlくらい加湿できれば良いのではないか、と考えたのです。

500ml÷24時間=1時間あたり20ml/h。加湿器の目安である6畳=200ml/hって前から過剰だと思ってたんですよねぇ。USB卓上加湿器の50ml/hでも一冬過ごしましたが快適でしたし。

部屋に濡れタオル干すのは見栄えが悪いのでミスティーガーデンを買ってみた

………………………来客なんてないですけど(´;ω;`)ブワッ

外出自粛ムードの今、部屋の中の環境は視覚的にも綺麗に保って気持ちよく巣ごもりしたいじゃないですか。

というわけで買ったのが↓こちら。

電気を使わないエコ加湿器、ミスティガーデン2ndです。

昨年も買おうかどうか迷ったんですけど、コップ1杯の自然蒸発量の20倍だか30倍みたいな謳い文句で、なんか微妙に感じたんですよねー。

コップ1杯の自然蒸発量って250ml入る一般的なコップだとして、1日放置してもせいぜい5mmくらいしか水位下がりませんよね? あくまで体感程度の話ですがw

満水時がおよそ15cm(150mm)くらいとして250ml÷(150mm÷5mm)=約8.3ml/日。その20倍って166ml/日くらい? 1時間換算だと約7ml/hです。さすがにしょぼい。

そんなふうに考えていたのですが、ミスティガーデン2ndになって「コップ1杯の自然蒸発量の40倍」と謳い文句が変わったので気になりました。14ml/hだとちょっと物足りないかもですが、そんなに高いものでもないので試してみようと思った次第です。

■ミスティーガーデン2ndのパッケージ
ミスティーガーデン2ndのパッケージ

水を吸い取るフィルターが本体みたいなものなので、フィルターだけ買って適当な容器に入れても良かったのですが、レビュー記事にするかもなぁーと思ったのでケースセットのほうにしてみました。お値段3,000円くらいだったと思う。フィルターだけなら1,500円くらい。

■ミスティーガーデン2ndのパッケージ裏面
ミスティーガーデン2ndのパッケージ裏面

おぉなるほど。

パッケージ裏面の解説によると、室温20度、湿度30%の環境で、直径52mmのコップ1杯の自然蒸発量の約40倍、というのが公称値のようです。

…………………………え、52mm? 紙コップでも70mmはあるよね? そんな空気との接地面積が少ない特殊なコップと比較して40倍か… う、うーん、大丈夫かなw

■ミスティーガーデン2ndのパッケージ裏面(使用方法)
ミスティーガーデン2ndのパッケージ裏面(使用方法)

中には説明書も入っていないので、こちらのパッケージの裏面の解説がすべてのようです。

まぁフィルター広げて水入れるだけだもんね。そんな説明にいちいち説明書作ってたらそれこそエコじゃない。

ちなみに純正の横長ケースのほかに、丸型容器に入れるパターンも書いてあるのは親切だなと思いました。これはぜひ試したい。

■ミスティーガーデン2ndのセット内容
ミスティーガーデン2ndのセット内容

  • 純正ケース
  • フィルター

ケースのサイズは実測で長さ約38cm、幅(奥行き)約9.5cm、高さ約6cmでした。

「思ったより大きかった」的なレビューを何度か見かけたので、もっと大きいかと思いましたがそれほどでもありませんでした。またもや商品サイズを見ずにポチったパターンです。…ぼくも懲りませんね(;´∀`)

ミスティーガーデン2ndの準備をする

■まずはフィルターを広げて純正ケースへセット
フィルターを広げて純正ケースへセット

このフィルター、「抗菌・防カビのフィルター」としか書かれていなかったので、厚紙程度の強度だろうと思ったのですが、軽く触った感じだとどちらかというとプラに近い強度を感じました。なんだろうねこれ。フィルターの商品説明では「素材:不織布」とあるので繊維なのでしょうけど、想像してたより頑丈そうで良かった。

というのも、昔、これに似た加湿器を作ろうと思って、大きめのコップにコーヒーフィルターを花のように広げて注水して使っていたんですよ。でもコーヒーフィルターって薄いからすぐにぼろぼろになっちゃう。加湿量も大したことないし、フィルターも数日でダメになってしまうし、ちっともエコじゃないと思ったので使うのをやめてしまったのです。

しかし、ミスティーガーデン2ndのフィルターはなかなか頑丈そうで、公称値の寿命3ヶ月~6ヶ月というのも信頼できそうです。

■容器の中へ500mlの水を注入
容器の中へ500mlの水を注入

わかりやすいように計量カップを使っていますが、別にきっちり500ml測る必要はありません。

ミスティーガーデン2ndの水位

こんなふうにフィルターの隙間から水位が見えるので、あふれなければオーケーでしょう。

ミスティーガーデン2ndの加湿量を調べる

調べるといっても、室温を一定に保ったり密室にしたりするのは難しいので、おおざっぱな計測ですけど、自分の部屋に置いて湿度計の推移を見守ります。

尚、部屋の環境はRC造の7~8畳くらいの部屋で、エアコン、サーキュレーター等の空調は一切使っていません。

■ミスティーガーデン2ndの置き場所は普段使うパソコンデスクの上にした
ミスティーガーデン2ndの置き場所

■設置時の部屋の環境は室温22.6度 湿度34%
設置時の部屋の環境は室温22.6度 湿度34%

ここから、おおよそ1時間ごとに湿度の推移を見守ります。といってもタイマーをかけ忘れたので、ほんとーにざっくりですw

■1時間後、室温22.7度 湿度37%
1時間後、室温22.7度 湿度37%

1時間でおよそ3%上昇していますが、この湿度計とミスティーガーデンの距離が1mくらいしか離れておらず、かなり甘めの測定になっているので、そこのところご了承ください。

■2時間後、室温22.6度 湿度39%
2時間後、室温22.6度 湿度39%

前回計測時から更に2%上昇。2時間で合計5%上昇しています。

■3時間後、室温22.5度 湿度40%
3時間後、室温22.5度 湿度40%

前回計測時から更に1%上昇。3時間で合計6%上昇していますが、室温が0.2度ほど下がっているのでその影響もあるかも知れません。

■4時間後、室温22.4度 湿度41%
4時間後、室温22.4度 湿度41%

前回計測時から更に1%上昇。4時間で合計7%上昇していますが、計測開始時から室温が0.3度ほど下がっているので以下略。

■5時間後、室温22.1度 湿度42%

前回計測時から更に1%上昇。5時間で合計8%上昇していますが、計測開始時から室温は0.6度ほど下がっています。

そしてもういい時間なのでぼくは眠ります( ˘ω˘)スヤァ

■12時間後、室温20.9度 湿度45%
12時間後、室温20.9度 湿度45%

おはようございます。

18時頃の計測開始時には湿度34%だった部屋が翌朝6時には45%まで、実に11%も上昇しました。やったー!

………と、手放しに喜んで良いのかどうかはわかりませんがw 室温のことや湿度計がミスティーガーデンのすぐ側だったというのを考慮しても、自分の周囲の湿度を保つ、という意味では十分な効果があるのではないかなと感じました。

写真に撮り忘れましたが、水量は半分以下に減っていたので、250ml÷12時間=約20ml/hの加湿能力があると見て良いのではないでしょうか。

時計に表示されているとおり、この計測を行ったのは11月10日で、今日は23日なのですが、その間毎日このミスティーガーデンを使っており、毎朝ほとんど水が空に近くなっているので、1日に500ml近い蒸発が行われているのは間違いないかと思います。

USB卓上加湿器が50ml/hと考えると半分以下の能力ですが、電気も使わず、メンテナンスもほとんど不要。それこそ水を入れるときに軽く容器を洗う程度です。

このエコ加湿、思ってたより良いじゃん。

ミスティーガーデン2ndを丸型ガラス容器に入れる

この加湿器は常設決定なので、容器を変えてみることにしました。

■ミスティーガーデン2nd in ガラス容器
ミスティーガーデン2nd in ガラス容器

いいじゃん、いいじゃん。

くるっと丸めるのに苦労するかと思いましたが、むしろまっすぐ伸ばすより簡単でした。

というのも、アコーディオンのような作りをしているため、まっすぐ伸ばした場合、わずかではあるものの、戻ろうとする力が働くんですね。

だから、純正ケースに水を入れない状態でびよよーんと広げると、ぎゅぎゅぎゅーんと戻ろうとするんです。(語彙力どこいった)

それがちょっぴりウザかったのですが、丸型容器に入れようと丸めてみると戻ろうとする力が働かないので楽なんです。

なんて言ったら良いかなぁ。スリンキーって知ってます?

おじさん世代しか知らないかなぁーw このおもちゃ。これと同じですわ。まっすぐ伸ばすと戻っちゃうけど、丸める分には抵抗が働かない。そんな感じ。

個人的には純正容器よりも丸型のガラス容器のほうがオススメなくらいです。

■この容器はダイソーのガラス水盤 20cm×8cm ダイソーのガラス水盤 20cm×8cm

ちなみにこの容器は100円ショップのダイソーのガラス容器です。100円じゃないけどなっ!

それにしても、純正容器のセットが3,000円で、フィルターが1,500円。どんな立派な純正容器が付いてくるのかと期待していたら、ただのプラ製のお船。

ダイソーのガラス容器使ったほうが格好いいじゃねーかよーっ!

次からはフィルターだけ買おうと思います。

まとめ

  • RC造7~8畳くらいの部屋で湿度40%をキープするくらいなら濡れバスタオル程度で十分だった
  • かといってタオル干しっぱなしは見た目的にアレなのでミスティーガーデン2ndを買ってみた
  • 濡れバスタオルと同程度(500ml/日)くらいの加湿能力はちゃんとあった
  • お金を一切かけないなら濡れタオル最強な気がするけど、見た目的にミスティーガーデンを強くおすすめしたい。

正直なところ、紙切れ1枚に1500円とか高けーよ!くらいに思ってました。

いや、まぁ、今も、もうちょい安くても良くね?とは思ってますがw

1シーズン使えて1,500円ならスチーム式の加湿器より安いくらいだし、超音波式のようにカビ撒き散らす心配もないし、手入れはクソ簡単だし、なんかもううちはこれで良い気がしてきました。

とりあえず今シーズンの我が家の加湿器はこいつで決定。

1シーズン使ってみて、やっぱダメだった!とかなったら、また記事にしたいと思います。

■実験で使ったお部屋

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