薄い財布ならマネークリップ付きの財布もアリだと思う
財布って薄いほうが良いですよね。
昔は長財布にドバッと万札が入っているのもインパクトがありましたし、年齢×1000円(30歳なら3万円、40歳なら4万円)は最低限財布に入れておくべきだ、なんて教わったものですが、キャッシュレス化が進む現代において、それはもうナンセンスでしょう。
特に男性の場合、ズボンの後ろポケットに財布を突っ込むことも多いと思うのですが、あまりに財布が厚いと座りづらいですし、カードが折れ曲がってしまうことがあります。
特に小銭入れ付きの財布なんかだと硬貨の圧力でクレジットカードやキャッシュカードが圧迫されて割れてしまうなんてことありませんか。ぼくはしょっちゅうカードを割っていました。
財布には紙幣とカードだけ入れば良いと気がつく
社会人に成り立てくらいの頃だったと思いますが、あまりにもカードがパキパキ割れるので、みんなどうやってカードをキレイに保っているのだろう… 財布にあまり小銭を入れないようにしているのだろうか… と本気で不思議に思っていました。
そんなある日のこと、祖父から孫たちへのプレゼントとしてブランド物のなかなか良いお財布が配られました。おじいちゃんから孫へ、だなんて言うとほんわかした雰囲気ですが、うちの場合は顔を見せただけで「何の用だ。金でも欲しいのか。」と強面の表情で言われるようなお祖父様だったのであんまり「おじいちゃん」というイメージがありません。
世間一般でいう富豪…というには程遠いですが、そこそこ小金持ちだったので金の無心にくる親戚が多かったのでしょう。
しかし、後になって知ったことですが、孫が寄り付かないことを寂しくも思っていたようです。そのため、定期的にネックレスやら財布やら、なんだかよくわからないものが孫たち全員に配られました。
話が脱線しましたが、その中にあった財布が二つ折りの札入れだったのです。世間知らずな話でお恥ずかしい限りですが、そのときまでぼくは札入れといえば長財布で、二つ折りの財布は必ず小銭入れが付いているモノだと思いこんでいました。
そしてはじめて小銭入れのない二つ折りの札入れを使ってみたのですが、これがまた快適なこと快適なこと。紙幣とカードしかないので薄いし、小銭でカードをパキパキ割ってしまうこともなくなりました。とても気に入ったし耐久性もある良い財布だったのでたぶん10年以上は使い続けたと思います。
ちなみに小銭はジーンズのときはポケットに直接。スーツのときは小銭入れに、と使い分けています。
まぁ法人設立した後は納税やら経費精算やらで小銭を使う機会が増えたので、ポケットにある小銭は全部会社のコインケースにほおりこむことが増えました。個人でもコインケースを用意しておくと、荷物の着払いとか、不意に小銭が必要になったときに便利じゃないでしょうか。
マネークリップを検討する
海外ではマネークリップで現金を持ち歩いている人がいることは知っていましたが、自分が使おうとは思いませんでした。
一応、肩書の上では代表取締役なんて大層な名称が付いているので、ビジネスランチなどでは支払う側に立つことが多いです。そのときに現金をドバっと出すのもなんか嫌らしい気がしたし、常にピン札を用意しなきゃいけない気分になりますw
まぁそういうところが日本人っぽく、周りを気にしすぎなのかも知れませんが、それを抜きにしても現金をマネークリップで、カードはカード入れ、小銭は小銭入れ、なんてすると持ち運ぶモノが多すぎです。
ただ、最近ではマネークリップにカード入れの機能を追加したものもあり、これはちょっと検討しました。
でもカードを重ねて入れるのってちょっと使いづらい気がしたんですよね。法人をやっている以上、法人カードと個人カードの使い分けが必要ですし、個人用にしても普段の買い物用とスーパーでの買い物用で2種類はほしいので、最低3枚はカードを使い分けます。そのため、重ねただけのカード入れだと、出し入れが面倒なんじゃないかなーと思ったのです。
マネークリップ付きの財布を知り、ちょっと失敗する
最近知ったのですが、マネークリップ付きの財布というのがあるんですよね。見た目は普通の二つ折り財布なのですが、開いてみると中にマネークリップが付いているのです。
紙幣を挟む革がない分、薄く出来そうだったので、試しにAliExpressで3ドルくらいのやっすい財布を買ってみました。ええ、書き間違いじゃありません。マジで3ドル(約300円)です。
右が普通の二つ折り財布で、左がマネークリップ付きの財布です。
この写真だとわかりづらいかもですが、実物を触ると3分の1くらいの薄さに感じますし、幅もドル紙幣を基準にしているためか、細めに作られており、日本の1万円札だとギリギリな感じ。
すごく… 薄いです。
しかし、パッと見でわかると思いますが、ボロボロです。
届いたときはもちろんキレイな状態でしたが、1年半ほどでこのボロさ。耐久性は全くありません。いや3ドルの財布にそんなものを求めてはいけないのですがw
それはともかく、このマネークリップの金属部分が外側にも出ているのがいけません。例えば財布とスマホを重ねて置いたりしませんか。あるいは財布を入れているポケットにちょっとスマホも重ねて入れてしまったり。
そんなとき、マネークリップの金属部分が接触して傷付けちゃうんですよ。
また、このマネークリップにはスプリング等は一切なく、金属を曲げて作っただけなので、形状が固定されてしまいます。例えば10枚くらい紙幣を入れた状態でしばらく使っていた後、5枚くらいまで減ると、クリップがゆるゆるになるわけですね。
紙幣がぽろぽろ抜け落ちるので、これが致命的でした。デザインが良い財布を見つけても、コレと同じようなクリップだった場合はやめておいたほうが良いでしょう。
懲りずにまたマネークリップ付きの財布を買う
同じくAliExpressで今度は9ドルくらいのお財布を買ってみました。すごい!前の財布の3倍!
https://www.aliexpress.com/item/Money-Clip/32707213061.html
スキミング防止用のRFIDプロテクターが付いていました。地味ですが嬉しい配慮ですね。
財布の外側にカード入れがあると便利
前の財布で便利だったので、今回も外側にカード入れがある財布を選びました。
最近は近所のコンビニやスーパーでも普通にクレジットカードが使えるので、財布を開く必要すらなく、サッとカードが取り出せるのは便利なんですよね。
マネークリップはバネでしっかり挟むタイプが良い
マネークリップにバネが仕込まれており、バチンとしっかり挟んでくれるタイプが良いです。そうじゃないと前の財布みたいにポロポロ紙幣が抜け落ちてしまうことになります。
質感はなかなか良い
1,000円もしない財布なのに、なかなかしっかりしています。ちょっと赤の色合いが派手すぎるというか、安っぽい感じがしますが、実際安い財布なのだからそこは良いでしょう。
材質は Genuine Leather (一番安い本革)と書いてありますが、いやいや9ドルで本革はないでしょ…。
でも、合皮にありがちなオイル臭さは感じないし触り心地もなかなかです。こんな質感の財布が9ドルってヤバいですね。高い財布買う気がなくなっちゃいます。
マネークリップ付き財布に紙幣を入れてみる
財布に入れたモノ
- 一万円札を1枚
- 五千円札を1枚
- 千円札を3枚
- カードを3枚
- 外側にもカードを1枚
これだけ入れるとさすがに若干開きます。
…が、指でつまむとこのとおりけっこうな薄さ。
カード入れの仕切りがあればあるほど厚みが増すので、片方3枚ずつではなく、2枚ずつのポケットにすればもっと薄くなりそうですが、カード4枚じゃ足りないって人もいるだろうし、悩ましいところですね。
まとめ
今回買ったお財布も失敗覚悟でしたが、意外や意外、これはしばらく使ってみようと思えるクオリティでした。
特に気に入った部分は以下のとおり。
- 触り心地が悪くない
- マネークリップがしっかり紙幣をホールドしてくれる
- 外側のカード入れが出し入れしやすい
- 内側のカード入れに6枚も入るのは安心感がある
気になるのは赤の色合いがちょっと派手すぎておじさん的にはもう少しワインレッドっぽいのが良かったかなぁ、というのと、なんといっても安物なので耐久性はないだろうなぁというところでしょうか。
薄い財布といえばアブラサスが有名で、知り合いも持っているので、実物を触らせてもらったこともあるのですが、ちょぉぉっと紙幣の出し入れがやりづらいんですよねえ。
個人的にはマネークリップタイプのほうが好みです。
AliExpressだと変なお店に当たる可能性もあるし、届くのも遅いし、何かあったときに保証がヤバイし、絶対気軽におすすめできるショップサイトではないので、個人輸入に慣れていない方はAmazonで探すほうが良いでしょう。
販売しているお店自体は中国のお店でAliExpressと変わらなかったりしますけど、Amazonで買えば何かあったときに簡単に返品できますからね。