nasneが壊れたので分解してみた
先日、家でブレーカーが落ちた際にnasneにダメージを与えてしまったようで、一部の番組が再生できず、録画も失敗するようになってしまいました。
エラーの内容は「ハードディスクアクセスエラーのため、録画が失敗しました。」
nasneの内蔵HDDは交換不可能
nasneの発売当初はHDDの交換も可能だったようですが、ファームウェアのver.1.5以降からHDDのハードウェア情報を記録するようになったようで、別のHDDへ変更することは出来なくなりました。
ぼくも知り合いから「nasneはHDDの交換が出来ない」とは聞いていたのですが、HDDイメージをコピーすれば動かないことはないだろう、くらいに思っていたんですね。
そう、ちゃんと調べないままnasne分解→HDD取り出し→HDDのイメージコピー→動かなーい となりました…(;´Д`)oh
ま、まぁ、HDD交換出来なかったのは痛いですが、うちはnasne 2台あるのでまだ致命的ではありません。一部再生できなくなった深夜アニメとかはAmazon Primeビデオで見られますし。
(…あれ、じゃあもしかしてnasne自体いらないのでは。いやいやPrimeにない番組とか見るし、…たまに。)
nasneの分解方法
ということで、せっかく分解して写真も撮ったので、せめてもの供養(?)としてnasneの分解写真を載せておきます。
nasneのネジはカバーで隠れている
B-CASカードスロットがあるほうの四隅に四角いカバーがあり、これを小さなマイナスドライバーなどで、そっと押し上げるとネジが出てきます。
まずはこの4本のネジをプラスドライバーで外してあげましょう。
ネジとは反対側のカバーを開く
ネジが付いていたほうに基盤が付いているため、逆側のカバーをLEDランプ側からガッと開きます。ガッと。特に機材は必要ありません。
基盤は爪でひっかけてあるだけ
基盤はネジ留めされておらず、上下にある爪で挟まれているだけなので、カバーを少し広げてあげると簡単に緩まります。
ただ、基盤を抜くときにUSBコネクタ部分の爪もひっかかるため、そこも広げながら基盤を外すとスムーズでしょう。
あ、そうそう、このときB-CASカードを抜いておくのを忘れずに。
ぼくはカードを抜き忘れていたせいで、カードがひっかかって基盤が外れず、えーおかしいなーどこにもネジないのになーとしばらく悩みました。恥ずかしい(*ノェノ)
2.5" HDDの裏側はネジ留めされている
HDDを外す場合は基盤の裏側にHDDのネジ留めがあるため、これも外します。
nasneの分解完了
HDDも外すとこんな感じ。
まとめ
- nasneのカバーはネジ4本を抜くだけで外せる
- B-CASカードが刺さったままだと基盤は抜けないので注意
- HDDも外す場合は基盤の裏側にもネジ4本アリ
といったところでしょうか。
いやぁー本当はディスクのイメージコピーについてもスクリーンショットを撮っていたので、これでHDD交換できました~みたいな記事にしたかったんですけどねーw
対策されちゃってるなら仕方ない。
一応、何らかの方法で頑張る方がいるかも知れないので書いておきますが、nasne自体はカスタマイズされたLinuxで動いており、パーティションは3つに別れていました。
最初の2つのファイルシステムはext3で、システムが入っており、3つ目だけxfsでここに録画データ。
nasneの初期バージョンだと最初の2つのパーティションをイメージバックアップして、新しいHDDにコピーするだけでHDD交換できたようですが、先述したとおりver.1.5以降はそれだと起動しません。
1つ目のパーティションにHDDの情報が書き込まれているっぽいので、そこを書き換えれば何とかなるのかも知れませんが、暗号化されているため解析は困難かと…。
それを頑張るくらいなら素直に修理に出すか(15000円くらいかかるらしい)、新しいnasneを買うか、いっそ別のIO DATAのREC-ONとか試してみるか…これからしばらく悩ましい日々が続きそうです。
ちなみに、Amazonの履歴を見てみたら、このnasneを買ったのは2014年1月でした。なんとまぁ5年間も毎日動き続けてくれていたのですなぁ…。