Oculus Quest用のPUレザーカバーは防汗用にも頬の痛み対策にも有効
先日投稿した記事「Oculus Questにシリコンカバーは摩擦が強すぎて微妙かも知れない」でも書きましたが、Quest用としてはシリコンカバーは摩擦が強すぎて正直微妙でした。
ゲスト用などで短時間貸す用途としてはシリコンカバーもありだとは思いますが、長時間プレイする場合は↓こちらのPU製カバーのほうが程よい装着感と防汗性で快適だったので詳しく紹介したいと思います。
PUレザーフォームフェイスカバーのパッケージ
購入してから1ヶ月以上経っているため、価格も少し変動しているのですが、ぼくが買った当時はQuest用のシリコン製カバーが1,300円くらい。PU製レザーカバーだと3,200円ほどしました。
その価格差からついシリコンカバーを買ってしまいましたが、摩擦が強すぎて顔が真っ赤になってしまうのが辛い、というのは前回の記事に書いたとおり。
PU製カバーでも顔が痛くなったらどうしよう…と購入を迷いましたが、Amazonのレビューで「嘘みたいに顔面の痛みが軽減される」という感想を読んでポチることに決めました。
シリコンカバーと比べてお値段が倍以上することもありw けっこうしっかりとしたブリスターケースに入っていました。
- 装着用ブラケット
- 6mmクッション
- 10mmクッション
- レンズカバー
- ノーズカバー
- 説明書
付属品もかなり充実しています。
商品写真で見る限りはブラケット(写真左上のプラパーツ)は薄くて小さいイメージでしたが、意外とゴツくてびっくり。
でも、(詳しくは後述しますが)実際付け替えてみると純正とほぼ同じサイズでした。
それから、10mmのクッションは眼鏡用に使うっぽいので、裸眼でVRをするぼくは6mmの薄いクッションのみ使っています。
PUレザーフォームフェイスカバーをQuestへ取り付ける
まずはQuest純正で付いているクッションを取り外す必要があります。
まさか接着とかじゃないよね…?とドキドキしながら取り外しましたが、単にツメでひっかけてあるだけなので、すんなり外すことが出来ました。
なんでわざわざ純正クッションを外して入れ替えるのかなぁーと思ったら、写真のとおり、マジックテープ式にするためなんだね!かしこい。
シリコンカバーだと純正クッションの上からかぶせる形になるため、あれ意外と外れやすいんですよ。摩擦で顔痛くなる上にカバーも外れやすく地味にストレス。それでも汗は完全に防いでくれるので仕方なく使ってはいたんですけど。
このPUフェイスカバーの取り付け方法なら、がっつり固定されるし左右の首振りくらいじゃビクともしなさそう。あとは摩擦がシリコンゴムほど強くなければ嬉しいなぁ…と思いながら組み立てました。
なんかノーズカバーはオマケちっくというか…。シリコン製のノーズカバーを両面テープで固定する方式です。これだと外れやすそうだなぁ…と思いましたが、事実外れやすく、ぽろぽろ取れるので今は使っていませんw
先程付けたブラケットにマジックテープが付いているため、上から6mmのPUカバーを載せるだけでガッチリ固定されます。
マジックテープなので、ひっぱれば簡単に剥がすことが出来るし、逆に左右の揺れ程度ではビクともしません。
そして、たった6mmなのにしっかりふかふかしているレザーの感触がすごく気持ち良い…。もう、試しに付けた時点で買って良かったと思いました。
これね、後で気がついたのだけれど、頬骨に当たる部分の面積が広いのね。だから押さえつける力が分散されて楽になるんだわ、きっと。
Quest用PUレザーカバーを1ヶ月使ってみた率直な感想
- ◎ブラケットでしっかり固定されているため、BeatSaber等、激しく頭を動かすVRゲームをしてもズレたり外れたりすることはない。
- ◎6mmと薄いクセにクッション性がしっかりしており、純正クッションよりも付け心地が良く頬の痛みが減った。(恐らく頬骨に当たる面積が広いおかげ)
- ◎PUレザーなので汗が染み込むようなこともなく、サッとひと拭きで綺麗になる。
- △ノーズカバーの両面テープの粘着力が弱いのかぽろぽろ取れる。個人的に鼻からの光の侵入は特に気にならないので付けること自体諦めた。
ということで、一言で言うなら大満足。
ただねー、Amazonのレビューのほうも見てもらえればわかると思うけれど、PUレザーの感じ方は個人差があると思います。
合皮のソファーや椅子をお持ちの方ならそれを思い浮かべて頂きたいのですが、合皮特有のぺたつき感が嫌いな人にはとことん合わないでしょう。ぼくはシリコンカバーの摩擦よりもPUレザーのぺたつき感のほうが全然マシだったので満足しましたが、逆に感じる人もいるらしい。
また、頬の痛みについては確実に軽減されますが、まったくなくなるわけではありません。これはもうQuestの構造上どうしようもない。
ただ、どうなんだろう。ぼくは自分でもヘビーユーザーな自覚があり、4時間くらいぶっ続けでBeatSaberをぶんぶん振り回していたりするのですが、バッテリーのほうが先になくなります。
でも一般的には1~2時間プレイして休憩、という使い方が多いのではないでしょうか。なにしろ手軽さがウリのQuestだし。
そういうケースでは純正クッションだろうとシリコンカバーだろうとそこまで痛みは気にならないのかも知れない。
ぼくみたいにQuestのバッテリー切れるまで熱中しちゃうタイプの人は問答無用でこのPUカバー買っておいて良いと思いますが、そうでない方はシリコンカバーもひとつの選択肢でしょう。
なにしろお値段がシリコンカバーの2倍以上ですし、合皮である以上、切り傷等には弱いでしょうし。
んー、PUカバーの感想としてはこんなところですかね。
コロナの影響もあってVRユーザーが急増中のようですが、最近新しくOculus Questを買った人の参考になれば幸いです。