IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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VRヘッドセットOdyssey+が到着!

先月ポチってから1ヶ月ちょい、首を長くして待っていたWindows MRヘッドセット、Odyssey+がとうとう到着しましたよ!

Odyssey+がどんな機種なのか、どこで買えるのかについては過去記事を参照して頂くとして、今回はさっそく実機レビューをしていきたいと思います。

Odyssey+がB&Hから到着

B&Hの梱包箱 B&HのOdyssey+の梱包箱

ダンボール箱のサイズは約45x35x30cm。想像していたより一回りくらい大きかったので少し驚きました。

輸入消費税の支払い明細
Odyssey 関税 輸入消費税

この2,580円については届いたときに佐川急便に現金で支払いました。

今回はアメリカの販売店(B&H)からの個人輸入という扱いになるわけですが、VRヘッドセットは映像機器のため関税はかかりません

でも輸入消費税はかかるんですよね。普通の消費税と同じく8%なのですが、商品代金の60%が課税対象額となります。

なので、ざっくりとですが、商品代金$299.99≒約33,298円(1ドル111円で計算)として、その6割の19,978円が課税対象額。

課税対象額の19,978円に8%を乗じて約1,598円。輸入消費税では100円未満は切り捨て計算されるので、1,500円となったのではないかなと思います。

立替納税手数料は文字通りDHLが税金を立て替えたので手数料よこせ、っていう項目ですね。DHLの規約によれば立て替えた金額の2%もしくは1,000円のどちらか高いほう、となっているので1,080円(税込)は必ずかかるものと考えたほうが良いです。

なんか納得いかない気もしますが、仕方ない…仕方ない。

箱の中に箱

B&Hの梱包箱を開けるとOdyssey+の白い箱が出てきます
Odyssey+の箱

Odyssey+の開梱

Odyssey+の開梱

Odyssey+の箱は約38x31x19cm。白くて手提げが付いているのでホールケーキの箱みたい。

Odyssey+の開梱

蓋を開けると「The journey starts here」の文字が。旅はここからはじまる、みたいな感じですかね。Odyssey自体、冒険とか旅っていう意味だった気もする。

不織布に包まれたOdyssey+の本体とモーションコントローラー。

本体とコントローラーの下にはユーザーズマニュアル(75P)、電池、クリーニングクロス。

Odyssey+の外観

Odyssey+のHDMI(USB)ケーブルは4mくらい

黒い。すごく黒い。

シンプルでおしゃれな外観ですが、Dell Visorと違って、前面のバイザーを上に跳ね上げられない点はマイナス。まぁDell Visorもせいぜい45度くらいしか上がらないのでちょっと不便ではあるのですが、飲み物が飲めます。バイザーが上に上がらないとちょっとコーヒー飲もうと思ってもよっこいせとヘッドセットごと外す必要があるのでこれが面倒。

それから本体から出ているケーブルの長さは4メートルくらいあるので、6畳くらいの部屋なら端から端まで移動しても問題なし。

Windows MR機はどれもそうだけど、このケーブル(先っちょはHDMIとUSBの二股)をPCへ繋げるだけでセットアップウィザードが開始されて、すぐ使えちゃう手軽さが魅力。カメラとかモーションセンサーとか、そういった外部センサーを設置する必要はありません。

レンズには保護シートが貼ってあるので剥がすのを忘れずに

おでこと後頭部で支える形で、後頭部側に調整ノブが付いている点はDell Visorと同じ。でも、おでこのスポンジが薄いので、2~3時間付けているとちょっとおでこが痛いかも。付け心地はDell Visorのほうが良かったかなぁ。

また、このレンズ部分ですが、保護シートが貼ってあるので、使う前に剥がすのを忘れずに。

ぼくは全然気が付かずにシートが付いたまま使ってしまい、「うわー有機ELはさすがに綺麗だなー。格子もぜんぜん見えないな!」とひとしきり感動した後、レンズに保護シートが付いているのに気がついて驚愕しました。

剥がしたらもちろんそれ以上の美しさにまた驚きましたとも…。

バイザー下部には音量とレンズの調節つまみ

バイザー下部には

  • レンズ間隔を調節するダイヤル
  • 音量調整ボタン
  • マイク穴

があります。

レンズ間隔はSonyのHMZ-T2のように左右独立して調整できれば最高でしたけど、残念ながら左右連動して調整するタイプ。それでもあるとないとでは大違いなので、ありがたいです。

音量調節も動画再生アプリあたりならソフト側で簡単に調整できますが、ゲームとかすぐには音量調整画面へ移動できない場合もあるため、バイザーの下でササっと音量調整できるのは便利ですね。

あと、マイクについては付いているのが普通なのかな?

オマケのように見えるためラジオみたいな音質じゃないのかなぁと思いましたが、想像したよりずっと高音質でした。

Odyssey+でマイクテスト

マイクテストそっちのけで大画面スクリーンに興奮してしまいましたが、ホワイトノイズもほとんどなく、かなりクリアに録音できていると思います。

せっかくコンデンサーマイクも買ったのに…。いやいやアレはアレでPS4で使うから良いのです…。

Odyssey+のヘッドホンはAKG製

AKG製のヘッドホンと聞いて期待しすぎた部分はありますが、んー、音質自体はギリギリ許容範囲って感じかなぁ。率直に言って2000円くらいのヘッドホンと同等の音質と感じました。

でも、サラウンド効果がけっこうすごい。1~2万円する仮想サラウンド対応のUSBオーディオに2000円のヘッドホンを繋げたくらいの感動はあります。つまり、音楽鑑賞には適さないけどゲームや映画にはOKみたいな。

MSストアにHalo Recruitというゲーム…という名のデモ作品があるのですが、その演出のひとつに後ろから声をかけられるシーンがあります。以前、自分のヘッドホン(AKG K702)を使っていたときは左右の定位しか感じられなかったのですが、このOdyssey+を付けてプレイしたときには後ろから声をかけられた、というのを感じたくらい。

VRヘッドセットの上からヘッドホンをかぶる煩わしさを考えたら、個人的にはこのバランスは全然アリですね。

装着感についてですが、写真で見たときは明らかにオンイヤータイプで合皮なので、蒸れそうだなー、耳痛そうだなー、と思いました。しかし、実際はこの合皮はめちゃめちゃ柔らかくて耳に負担を感じません。蒸れについては夏になってみないとわかりませんが、少なくとも耳の痛さについては気にしなくても良さそうです。

また、このようにヘッドホン部分を前へ45度くらいズラすことができるので、もし耳が痛いなー、蒸れたなーと思ったら、ちょっとズラして耳を開放することも可能。

あるいはこうしてズラすことで、自分のお気に入りのイヤホンを使うという手もあるかも。

コントローラーはなぜか太い

Windows MRのモーションコントローラーってどのメーカーのモノでも同じだと思っていたのですが、Odyssey+のモーションコントローラーは明らかに太ましいですね。なんでや。欧米仕様か?

もしかしたら、PCとペアリングせず、ヘッドセット本体と連動するから何やら複雑な仕組みが………ってそんなわけないですよね。

まぁ(持ちづらいわけでもないので)コントローラーの太さは置いておくとして、PC側にBluetoothが不要というのはかなり嬉しいです。

ノートPCならBluetooth内蔵しているのが当たり前ですし、デスクトップPCでも最近はマザーボードに内蔵していると聞きます。

うちのは内蔵じゃないので、使うとしたらBluetoothドングルになっちゃいますし、Bluetoothは2.4GHz帯なので、いろんな機器と干渉するので出来ればデスクトップPCには付けたくないです。
(具体的にはデジカメ用のWifi機能付きのSDカードと干渉して転送エラーが出たりします)

また、Windows MRのセットアップはたしかに非常に簡単ではあるものの、モーションコントローラーのペアリングは右と左で別々に行う必要があります。

以前、「Windows MRのセットアップでコントローラーが認識しなくて悩んだ話」で書いたようなトラブルもあるため、PCを経由せず、ヘッドセット本体と勝手にペアリングしてくれるコントローラーは非常に便利だと感じました。

ヘッドセット本体からのケーブルをPCへ繋げて、コントローラーの電源を入れたら、もう使えるんだもの。この手軽さはスゴイよ。

まとめ

  • △Odyssey+はセールで品薄だったためポチってから到着まで1ヶ月ほどかかった。
  • △Odyssey+の輸入消費税は1500円。DHLの手数料が1080円くらい。
  • ○Odyssey+付属のケーブル長は4mくらい。
  • ◎バイザーに音量調節やレンズ間隔調整つまみもアリ。
  • ◎ヘッドセットとコントローラーが直接ペアリングするためPC側にBluetooth不要。
  • ◎有機ELの発色は濃淡がはっきりと表現されていて美しい。
  • ◎SDE(格子状に見えるヤツ)はパッと見は気が付かないレベルまで綺麗にごまかしてくれている。よぉ~く見ると液晶のツブツブが見えないわけではない。
  • △バイザーが跳ね上げられないのはちょっと不便か。
  • △ヘッドセット本体の装着感についてはDell Visorのほうが良かったかなぁ。おでこがちょっと痛い。

一言で言うなら、オールインワンVRヘッドセット

わかりやすいのはヘッドホンが付いている点とコントローラーが本体とペアリングする点。このおかげで本気でケーブル1本繋げるだけで使えるという手軽さを実現しているのは敬服に値します。

それだけでなく、有機ELという誰の目にも明らかな美しい発色を実現しており、解像度もVive Proと同等な片側1440x1600px。そしてトドメにアンチSDEですよ。

これが$299.99とか頭おかしい凄まじいお得感。

今回は欲しくなったときにセールをやっていたのでちょうど良くポチっちゃいましたが、日本で5万円くらいで買えるなら普通にポチってたと思うなぁ。

ホント、日本で購入できないのが残念でなりません。
(ぼくは下記のB&HからOdyssey+を購入しました)
https://www.bhphotovideo.com/c/product/1437424-REG/samsung_xe800zba_hc1us_hmd_odyssey_windows_mixed.html

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コメント

  • Odyssey+を持っている者です
    あまり日本で所持してる人が少なくて記事貴重ですありがとうございます

    また海外通販になってしまいますが
    VRCOVERというサイトで顔面クッションが売っていてそれを着けるとかなり装着感あがりますよ
    おススメです
    [返信]

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