4月くらいの話なので、もう2~3ヶ月は使っているのですが、メインPCをアップグレードしたので、あらためてメモっておこうと思いました。
以前使っていたPCはCore i3
PCをアップグレードするときはいつもExcelでこういう表を作り、その時点での購入先と金額をメモしています。なるべく安く仕上げたいので、それぞれのパーツで最安値のお店をメモっておいて、最後に一気にポチってまわるためですw
■2018年6月にアップグレードしたときのメモ
カテゴリ | メーカー | 商品名 | 金額 |
---|---|---|---|
CPU | Intel | Core i3 8100 BOX | 24,260円 |
マザーボード | GIGABYTE | H370M D3H | セット価格 |
CPUファン | Scythe | 超天 SCCT-1000 | 3,693円 |
CPUグリス | Thermal Grizzly | Kryonaut 1g | 807円 |
メモリ | Crucial | CT2K8G4DFS8266 | 18,900円 |
ストレージ | WESTERN DIGITAL | WDS500G2X0C | 23,191円 |
電源 | 玄人志向 | KRPW-TI500W/94+ | 9,081円 |
合計 | 79,932円 |
当時(2018年6月)はIntel第4世代のCore i5 4460を使っていて、Passmarkのスコアが4,800くらいでした。
それが第8世代ともなるとCore i3でもPassmarkで7,000を超える上に消費電力も下がると聞いてアップグレードしたくなった、という流れ。
ただ、ソケットの規格が変わっていることもありマザーボードの買い替えも必要です。まぁだいたいCPUアップグレードするとなったらマザボもセットですよね。
そしてどうせマザボも変えるなら、最近流行りのM.2 SSDを導入しようということでM.2ソケット対応に。更にメモリの規格も変わっていたので、DDR3を廃棄し、DDR4へ。
高速なM.2 SSDは熱くなりやすいと聞くため、サイドフロー式のCPUファンをやめて、マザボ全体を冷やしてくれるトップフロー式の超天SCCT-1000を追加。
などと色々積み重ねているうちに8万円くらいになってしまいました。
前回の第4世代Core i5 4460は5年くらい使い倒したので、まぁ少しくらい贅沢しても良いかという思いもw
ちなみにグラボはGTX970 GAMING 4Gを長いこと使い続けていました。2016年に買ったときは4万円くらいだったかな?
昨年の4月にようやくRTX 2060に変えたくらいです。
今回はコスパ最強との噂のRyzen 5 3600
■2020年4月にアップグレードしたときのメモ
カテゴリ | メーカー | 商品名 | 金額 |
---|---|---|---|
CPU | AMD | Ryzen 5 3600 | 33,158円 |
マザーボード | BIOSTAR | B450GT3 | セット価格 |
メモリ | ADATA | AD4U266638G19-D | 7,045円 |
ストレージ | グリーンハウス | SSDRMPA960 | 15,949円 |
合計 | 56,152円 |
やっっっす~~~い!
前回のアップグレードから2年しか経ってないので、あんまりかかっても困るんですがw
それにしたって、Passmark 17,000超えのRyzen 5 3600が安すぎる。CPUとマザボセットで33,158円。
CPU単体なら23,000円くらいかな?
Ryzen 5 3600はRyzen第3世代ということですが、ソケット形状は第2世代と共通のため、前世代の安いマザーボードでも使えます。
ただ、気をつけないといけないところもあって、BIOSのアップグレードをしないと第3世代に対応できないマザーボードもあるのだとか。
以前からRyzenシリーズを使っている人なら自分でBIOSアップグレードも出来るでしょうけれど、そうでない人は詰んでしまいます。
だって、CPUが動かなきゃBIOS画面にも入れないわけで、BIOSアップグレードしなきゃCPU動かないわけでw
お店によってはマザーボードのBIOSを最新にしてから発送してくれるところもあるので、そこを使おうと思ったのですが、たまたまドスパラでCPU+マザボの2点セットが33,158円で売っていたので即決。だって、セット品なら動かないってことはないでしょ!
今(2020年7月)見たら、Ryzen 5 3600+ASUS TUF B450M-PLUSの2点セットが27,691円(税別)ということで、ぼくが買ったときより更に安くなってるみたい。チクショー! 同じ値段でも良いからASUSのほうが良かった…。
尚、メモリとストレージは何となくです。
前回のアップグレードではメモリが高かったのでDDR4にはしたものの、16GBでした。ゲームする分には困ることはないのですが、たまに仮想PCを起動してプログラムのテストなどをするときに、もうちょっとメモリあったら良いなーということがあったので、今回+16GB増やして、合計32GBにしました。
なにしろ7,045円なんだもの…そりゃ買うよね…。
それからストレージも、前回M.2 SSDの500GBを購入し、その速度にはぶったまげました※が、最近のPCゲームは1本で50GBとかとんでもない容量になってきており、残容量が心もとないため、960GBにアップグレード。
960GBという数字がちょっと中途半端かなーとも思いましたが、何よりTBWがすごい。TBWについては「CFDのNVMe SSD 500GBが9,980円という衝撃」あたりで詳しく書いていますが、要するにSSDの寿命を表す数値みたいなものです。
前回購入したWD BLACKのM.2 SSDが300TBWということで、1日平均20GBの書き込みで40年以上持つ計算なのでまったく問題ないのですが、今回購入したのはまさかの1665TBW。毎日20GBの書き込みを220年続けても大丈夫な計算です。……………どんだけだよwww
速度も申し分なく、ぼくが買ったときは16,000円くらいだったので即決でしたが、今見たら値上がりしてますね。
相場だと16,000~19,000円くらいなのかな。Amazonは変動が激しく、変な値段が付いてたりすることもあるのでご注意を。
Ryzen 5 3600へのアップグレード手順
ポチって届いたCPU、マザボ、SSDがこちら。
- CPU: Ryzen 5 3600 BOX
- M/B: BIOSTAR B450GT3
- SSD: SSDRMPA960
それぞれ別のお店で注文したので、メモリだけ届いていないのですが、辛抱たまらず入れ替えてしまいました。
■CPUファンを載せ、メモリとSSDをそれぞれのスロットに挿す
ちなみにAMD純正のCPUファンだとプラスチックのブラケットが不要なため、マザボから外さないといけません。写真左にちょろっと写っている黒いプラパーツのことです。
ここが面倒っちゃ面倒なところですよね。
電源ケーブルや、オーディオケーブル、USBケーブルあたりはマザボ見れば書いてあるし、形状も決まっていて挿さるところに挿せば良いレベルですが、フロントパネルのケーブルが面倒くさい。
リセットスイッチ、電源スイッチ、HDDLEDあたりをマザボの説明書とにらめっこしながら挿します。最近老眼気味なせいか、あんま細かい文字読めないんですよ…。
一昔前の自作PCだと、障害の切り分けをするために必要最低限の構成で起動するかちょっとずつパーツを付けていったものですが、最近のはそうそうトラブルもないので楽ですね。
今回も何事もなく起動してしまい、むしろ不安になりましたw
尚、今回はAMD純正ファンの性能が良いと聞いていたので、わざと超天SCCT-1000は使わず、純正ファンで組み上げました。
しかし、実際使ってみたところ、CPU温度が常に70度以上で、90度付近のことも珍しくなかったため、ちょっと怖いかなぁ。
たぶん、うちのPCケースがScytheの静寂(SCY-DFR5-BK)っていう静音ケースなせいもあると思う。
静音ケースって音を漏らさないように隙間を極力なくしているから熱がこもりやすいんですよね。
CPUファンの入れ替え作業
というわけで、2日間ほどAMD純正ファンを使ってみたものの、CPU温度が常時7~80度というのはちょっと怖いなぁと思い、超天SCCT-1000に入れ替えることにしました。
バックプレート式のCPUファンだとマザボ取り外さないとファンの取り付けも難しいところですが、幸いコイツの場合はひっかけるだけなのでマザボを出さなくてもCPUファンの入れ替えが出来ました。
あぁ、そうそう、超天SCCT-1000を載せる前に黒いブラケットをマザボに付ける必要があります。CPUの上下についてる黒いプラパーツですね。プラスドライバーでネジ4つまわすだけ。
ところで、よく見るとわかりますが、CPUの左っかわの基盤にCPUグリスが付着してしまっている…。これはやっちまった…と思いましたが、特に問題なく起動してホッと一安心。銀グリスだったらヤバかったかもなぁ。以前は銀グリスを使っていたのですが、基盤に付着するとショートする危険性があると知ってグリスを変更しておいたのです。危ない危ない。
黒いブラケットにひっかけるだけなので、PCケースに収まっている状態でも簡単に付けることが出来ました。
なのですが、このタイミングで追加のメモリが到着w
ADATAのDDR4メモリAD4U266638G19-Dです。
しかしどちらかというと、CPUファンよりグラボのほうが邪魔でした。
でもなんとか隙間に指をつっこんでCPUファンもグラボも外さずにメモリ増設成功。
尚、超天SCCT-1000に入れ替えたことで、純正のAMDファンに比べて常時CPU温度が10度ほど下がりました。
このCPUファン、2年ほど使ってますけど、やっぱいいわぁ。CPU温度だけならサイドフロー型のほうが冷えるんですけど、マザボごと、つまりM.2 SSDも冷やしてくれるのがGoodです。
アイドリング時の消費電力
いくらPCゲーマーでも、24時間ゲームを立ち上げておくというのはあまりないと思いますし、(ネトゲならありえるか…?w)個人的にはアイドリング時の消費電力が最も大事だと思っています。
AMDのCPUは久しぶりだったし、Ryzen 5 3600はPassmark 17000超えということで、以前のPCに比べて性能が倍くらい上がったので、ちょっと消費電力が怖いなぁ~と思い、実際にワットチェッカーで測ってみました。
■Ryzen 5 3600+RTX 2060の環境で消費電力53W
わーぉ、i3の頃と変わんねーやwww
一応、i3だと40W台ではあるのですが、いやはやすごい。当たり前なのかもですが、使わないときにちゃんと消費電力抑えてくれるのって重要ですよねー。
ちなみに、ゲーム中等、フルパワーで動かすと200Wを超えますw
■オマケ:32インチ(2560×1440px)のディスプレイの消費電力は24W
個人的にはデスク上で使うディスプレイサイズの限界が32″くらいと思っております。50インチも42インチも試したのですが、机の上に置くサイズじゃないw ということで32″に戻ってきました。
このHP(ヒューレット・パッカード)のディスプレイを買ったのが2016年ですから、かれこれ4年ほど前の製品となりますが、意外と消費電力低いですね。そのうち4Kにしようとは思っているのですが、2560×1440pxで十分高精細だし、スケーリング100%でフルHDの24″と同等のドットピッチなので古いアプリを使う際にも違和感がなく、なんだかんだ愛用しています。
このViewSonicの32″ 4kディスプレイ、HDR10対応だし、Audio Out付いてるからPCとPS4でモニター共有するのも楽そうだなーと、ずっとブックマークしているのですが、なんとなく同じサイズから同じサイズへ移行するのって勿体ない気がしてポチるタイミングを逃しています。
まとめ
よくあるPCのアップグレード記事と比べるとベンチマークもない変な記事になった気がしますが、CPUのベンチマークって個別に測る必要ない気がするんですよね。Passmarkでスコア公開されているから、「Ryzen 5 3600 Passmark」とかでググればわかるじゃないですか。
個人の記事なら、そんな一般的なスコアより、なぜそのパーツを選んだのか、ほかのパーツと組み合わせた場合の温度や消費電力といった情報のほうが重要なんじゃないかなーと思って、そのあたりを中心にまとめてみました。
あ、ちなみに使用感については最の高ですよ。
Intelに比べるとRyzen CPUは熱持ちやすい気がしますが、なにしろPassmarkスコアが倍になりましたからね。体感とかそんなレベルじゃなくて、実際問題として動画のエンコード速度が倍になったり、アプリのコンパイル速度がめちゃめちゃ早くなって快適そのものです。
それと、これはCPU関係ない気がしますが、VRchatで落ちなくなりました。重いワールドへ行くとわりと頻繁に落ちてたんですが、今回PCをアップグレードしてから全然落ちないですね。これはメモリを32GBに増やしたことが大きいのではないかなぁーと思っております。
今回のように何となく気分でM.2 SSDを新しくしたりしない限り、2~3万でRyzen 5 3600にアップグレードできちゃうと思うので、これはかなりコスパ高いと思いますよ。Ryzen、ぼくみたいなコスパ厨にはオススメです。
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