普段メガネ使わない人にもオススメなPCメガネ
子供の頃は両目とも1.5の視力があり、眼鏡とは無縁の生活をしていました。
そんなぼくがメガネに興味を持ったのはプログラマーの職に付いて3~4年目くらいの頃だったでしょうか。どうもPCの画面が見えづらいことが増えたように感じ、近所の眼鏡屋さんに相談に行ったのがはじまりです。
今から20年くらい前のことですので、当時はブルーライトカットなんて言葉もなかったのですが、そこの店員さんからレンズに少し色を入れるのをオススメされました。というのも、お店で視力を測ってみるとまだ視力は0.7~1.0くらいあり、眼鏡がそもそも必要なかったのです。
それでも夜になると見えづらいと感じていたのは確かなので、その頃から夕方老眼とか夕方近眼と言われる症状だったのだろうと思います。そこで、店員さんはUVカットコーティングに加え、レンズにほんの少しだけ色を加えることでディスプレイの光から目を保護することを提案してくれたというわけです。
ブルーライトカットという言葉すらなかった時代、その店員さんはすごく優秀な方だったのだろうなぁと今でも思い出します。
PCメガネとは
液晶モニターなどから発せられるブルーライトを軽減するために特殊なコーティングが施されたメガネのこと。
単に色を付けただけのものもあれば、サングラスっぽくならないようにARコーティングしたモノもあります。
PC用メガネで目の疲れは軽減されるのか
結論から先に言うと、効果はしっかりありました。
PCメガネというと色(ブルーライト)の部分に注目されがちですが、20年以上PCメガネを愛用しているぼくが考えるに、PCメガネには次の2つのメリットがあります。
- ブルーライトの低減効果
- ドライアイを和らげる効果
1については目の疲れというよりも睡眠障害を緩和させる効果があるように思えます。徹夜仕事の多いブラックなプログラマーとして長年働いていたのもありますが、夜中にPCの画面をずっと見ていると全然眠くならない…。体が限界を訴えるくらいまで疲れが溜まって、気絶するように深夜にパタッと眠る、そんな生活が多かったのですが、ブルーライトカットをするようになって、ちゃんと夜に眠れるようになりました。
次に2のドライアイですが、個人的にこれが一番の効果です。眼鏡に不慣れなため、印象の変わりづらい(と思われる)縁無しメガネを選んだせいか、目とメガネの間はけっこうスカスカに空いているのですが、それでも裸眼と比べると目の乾燥具合が全然違います。
例えば職場のエアコン、空気清浄機の風、自宅の扇風機など、気が付かないうちに目に風を受けていたことに気が付きました。ドライアイ専用のメガネのほうが効果は高いのだと思いますが、普通のPCメガネでも目の乾燥を抑える働きがあり、これが眼精疲労の軽減に一番貢献したと感じています。
普通の度なし縁無しメガネは壊れやすい
20年くらい前に購入したメガネはPCメガネなんて存在しない頃でしたので、度なしレンズに普通のメガネ用の頑丈なフレームを付けたものでした。レンズは度もないため、加工費用を含めても4,000円程度。フレームのほうが圧倒的にお高くて3万円くらいしたと思います。
最初に眼鏡屋さんで作ってもらった眼鏡を5~6年ほど愛用していたのですが、その間に3度ほどレンズを割ってしまい、同じ回数だけ修理に出しました。片手だけでフレームを持ってメガネを外そうとすると、逆側のフレームに負担がかかってパキッと割れてしまうんですよね。フレームがある普通の眼鏡ならそんなことはないのでしょうけれど、縁無し眼鏡だとそういうことが多いようです。
樹脂フレームならレンズを破壊しにくい
そこで最近よく聞くようになったJINSやZoffといったPCメガネが気になりはじめました。
フレームはスイスのEMS社が開発したTR-90という素材を使用しており、軽量かつ柔らかでしなりのある素材と聞きます。そんなフレームならレンズに負担をかけることも少ないのではないか、と思ったのですが、探していた当時(5年ほど前)は縁無しのPCメガネがラインナップされていませんでした。
(今はJINSにもリムレスメガネがあるようです)
楽天で見つけた縁無しPCメガネ
そこで無名なメーカーでも良いからとにかく縁無しのPCメガネはないものか、と探してなんとか見つけました。
このサンエアフレックスというPCメガネなのですが、JINSと同じくフレームにTR90を使用しており、手で曲げてもしなる特性があるため、片手でメガネを外してもレンズにダメージを与えづらいのです。実際、5年ほど愛用していますが、まだ1度もレンズを割ったことがありません。
もうちょっとだけレンズが大きいほうがドライアイ的には嬉しいかな、とは思いますが、軽さ・しなやかさ・つけ心地共に満足です。これからもまだまだ使い続けるでしょう。