アリエクで2万円くらいのRedmi Padを買ってみた
久しぶりの投稿ですが、Androidタブレットのお話です。
以前、「Fire HD 10は安くて軽くて高音質だけど漫画アプリの広告再生に問題アリ」という記事で書いたとおり、Fire HD10はセールなら1万円くらいで購入できる上に性能もギリギリ許容範囲(※)だったのですが、漫画アプリでの広告表示に難点がありました。
※Antutu 18万点、Geekbench 320/1170点くらい
そのため、AmazonでALLDOCUBEのiPlay 40Hを購入し、1年近く愛用してたんですね。iPlay40Hのレビュー記事もアップしようしようと思いつつ、写真だけ撮って1年忘れてました(小声)
iPlay40HはSoCにUNISOC T618を搭載し、Antutu 約23万点、Geekbench6で472/1500くらい※の性能なので、電子書籍、Web閲覧、動画視聴といった用途においては全く問題ありません。
※我が家で実際にiPlay40HでGeekbench6を動かした結果……………と、つい先日までは思ってましたが、なんかこう、日に日に重いWebサイトが増えてますよね…。
具体例を挙げるとDiablo4の攻略サイトとかなんですけど。ゲーム内のマップをGoogleマップ並のクオリティで再現して、プレイヤーが必要とするマップ情報を提供してくれるサイトとかあって、PCで見たときはちょーすげー!と感動したのですが、これをタブレットで見ると重いのなんの。(ほら、ゲームは全画面でプレイして、横ちょに置いたタブレットで攻略情報とか見たいじゃないっすか)
まぁーそろそろ1年経つからちょっちタブレットもグレードアップしようかな、ということで今回XiaomiのRedmipadを買ってみたのでした。
AliExpressで中国版のRedmiPadが2万円くらいで買えた
※到着予定日が7/30とありますが、実際には7/26に届いたので、およそ13日で届いた計算になります。
China Versionとはなんぞや、という方のために軽く説明しておきます。
Androidタブレットやスマホは、中国国内で売られているバージョンと、グローバルで売られているバージョンがあり、通常は中国版のほうが安いです。
中国版(China Version)にはGoogleプレイなどのGoogleサービスが入っていないのですが、ROM(ここではBIOSと思って頂いてOK)をグローバル版に差し替えてしまえば良いじゃないか、と考えた人がいました。
Androidタブレットが出始めの頃はぼくも面白がってChina Versionを購入し、自宅でせっせとGlobal ROMを書きこんで遊んでいましたが、すぐにそれを代行するショップが現れました。
例えば今回のRedmipadだとグローバル版(日本で普通に売られているバージョン)が3万円くらいなのに、中国版なら2万円なのです。
だったら、中国版にグローバルROMを上書きしたバージョンで良くね?と考える人がいるのもわかります。
しかし、あまり詳しくない人にはおすすめしません。当たり前ですが、保証も受けられないし、BIOSを差し替えたとはいえ、完全にグローバル版になるかというと、実はNetflixなどの動作で問題が発生することもあるようなのです。著作権関連のチェック機能かな? 詳しいことはわからないけれども。
China Versionを低価格だという理由だけで買うのは激しくおすすめしません。こういう技術的な抜け道っぽいのが面白いと感じるぼくみたいな変人用です。
実際、昔ASUSスマホのChina Version+Global ROM化モデル(お店が入れるからShop ROMと言われる場合もある)を買ったら、マルウェア仕込まれていたことがあります。ぼくは「うっはwwwこのお店マルウェア入れやがったwww」と笑いながらショップROMを消して、自分でGlobal ROMを入れなおしましたが、普通は面倒でしょう? もしかしたらマルウェアに気が付かず、カード情報とか抜かれまくるかも知れませんし。
なお、英語で書くと China Version、Global ROM Version、Global Version とあってややこしいです…。"Global ROM"と書かれていたら、中国版にグローバルROMを焼いたヤツなので自信のない方は手を出さないようにしましょう。
以前(2週間前)見たときはAmazonでRedmiPadの日本語版(グローバル版)は3万円でしたが、今見たら26,000円くらいで買えるし。5000円程度の差でリスク取るのは普通は馬鹿馬鹿しいと感じるハズです。
ただ、日本語版の最安モデルだとなぜかメモリ3GBなんだよなぁ。中国版なら4GBなのに。それもあってぼくは中国版を買いました。話のネタとしても面白そうだったし。
RedmiPadのパッケージ
箱の端っこに4GBメモリ、128GBストレージ、と中国語で書かれていますね。
内容物はごくごくシンプルで、タブレット本体、USB-Cケーブル、USB-ACアダプター。USB-ACは22.5Wまで対応。
ちゃんとしたUSB-AC付いてくるんだすごいなーと思いましたが、いまどきだと当たり前なのかな? そいや百均のダイソーですら18W充電器売ってる時代だものね。
RedmiPad側は最大で18W充電(9V/2A)なので22.5Wほどの速度は出ませんが、それでも十分実用的な充電速度かと。
バッテリー容量は8000mAhで、電圧は…たぶん3.7Vくらいだろうから、29.6Whかな。バッテリー空っぽ状態からでも2時間くらいで満充電できるハズです。
RedmiPadの実測重量は449g
公称値445gよりも4gほど重かったですが、誤差の範囲でしょう。安物のキッチンスケール使っているので、数グラムくらい間違っててもおかしくないし。
約1年前に撮影だけしておいたiPlay 40Hの実測重量も載せておきます。450.8gでした。
1.8gほどの差ですが、当然体感はできません。薄さも似たようなモノ。
RedmiPadのGeekbench6は734/1985
CPU | MediaTek Helio G99 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
Androidバージョン | 13 |
Model | Single | Multi |
---|---|---|
iPlay 40H | 472 | 1500 |
RedmiPad | 734 | 1985 |
Antutuは怖いのでインストールしていませんが、ググればあちこちでスコアが公表されてるから良いでしょう。iPlay40Hは約23万点、RedmiPadは33万点くらいだそうです。
まとめ
まだ届いたばかりなので、Web閲覧が快適になったなぁ~という感想しかありませんが、それが目的で買ったので既に満足しています。
ぼくが主に使っているのは下記のような軽いアプリばかりです。
- ランチャーはMicrosoft Launcher
- ブラウザはEdge
- 動画はYouTubeとtorne mobile
- 漫画はマガポケ、サイコミ、Perfect Viewer
- 小説はKindle、なろうリーダー
- ゲームはアズレンやモン娘TD等の2Dソシャゲくらい
- たまにXboxクラウドゲーミングを使用
このへんのアプリは問題なく動作しました。まぁiPlay40Hでも重いWebサイト以外では特に問題ないんですけどね。
iPlay40Hではクソ重くて使いづらかったDiablo4の攻略サイトをRedmiPadで開いたら案外快適に動いたので、あぁちゃんとCPU性能の差が出てるんだな、と実感。
今回、RedmiPadにするか後継のiPlay50 Proにするか迷ったんですよね。どちらも同じHelio G99搭載ですが、iPlay50 Proはメモリが8GBあるため、複数アプリの切り替えが快適なようです。
しかし、液晶が青っぽい&スピーカーがショボい、というレビューを見て今回は避けました。液晶については商品名に「改良版」または「最新版」と付いてるほうなら問題ないらしいけど、スピーカーがショボくなったのは変わらないらしい。
iPlay40はクアッドスピーカーでまぁまぁ及第点の音を出していたのに、なぜ後継機でスピーカーの品質を落としてしまうのか…。
まぁRedmiPadもそこまで音質が良いわけではないですが、YouTubeでニュース動画などを垂れ流して聞いている限りでは特に不愉快な音割れなどもなく、十分実用的でした。
音楽を聴きたい、となったらタブレットPC自体ではどうやっても無理があるので、おとなしく外部のBluetoothスピーカーを使うべきでしょう。500円くらいで買えるダイソーのBTスピーカーでもタブレット内蔵のスピーカーの何倍も良いです。
個人的にどちらがおすすめか、と問われたらブランド的にも質感的にもRedmiPadですが、わずかでも性能が高いほうが良い!という人にはiPlay50Proもアリなのかも。実際、ベンチマークで10%くらい差が出てたし。尚、iPlayを買う場合はくれぐれも間違えて「Pro」が付いてない無印は買わないように。そちらは40Hと同じUnisoc T618ですので。ほんと型番ややこしいっすよね。