IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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OS初期化前に作っておくと便利なレジストリファイル

以前の記事でも書きましたが、3ヶ月に1度くらいはWindows 10の初期化をするのが趣味です。

そのたびにセットアップするのは面倒じゃないか、と聞かれるのですが、よく使う設定をレジストリファイルやバッチファイルに残しておいたり、よく使うフリーソフトもポータブル版を使うようにするとOSを初期化した後もファイルをコピーするだけで複数のソフトが使えるようになるので便利です。

今回は、よく使っているレジストリファイルをメモ代わりに紹介します。

よく使うレジストリファイル

レジストリファイルとはレジストリエディタ(regedit.exe)でエクスポートできる、拡張子に.regとついたテキストファイルです。

ダブルクリックするだけで中に書いてあるレジストリ情報をサクッと登録できるのでセットアップ時は特に便利に使っています。ゲームのセーブデータを保管しておいて、ロードするイメージですね。

隠しファイルを表示.reg

フォルダーオプションの「ファイルとフォルダーの表示」を「隠しファイル、隠しフォルダー、または隠しドライブを表示する」に変更するレジストリファイルです。

これ、手動でやるとエクスプローラーを開いて~、[表示]メニュークリックして、[オプション]ボタンクリックして、[表示]タブクリックして、一覧から「隠しファイル、隠しフォルダー、または隠しドライブを表示する」のラジオボタンを探して~、とけっこう面倒なので、レジストリファイルをダブルクリックするだけで設定できるのは便利です。

■中身

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced]
"Hidden"=dword:00000001

実行してもすぐには反映されないので、一度サインアウトする必要があります。

サムネイル無効化.reg

サムネイルのThumbs.dbを作らないようにするレジストリです。

先程のフォルダーオプションで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」を付けていない限りThumbs.dbは見えないので、そのままでも良いといえば良いのですが、大量の画像ファイルを保存しているフォルダだと最初にこれを作るのに余計に時間がかかったりするので無効化することも多いです。

■中身

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer]
"NoThumbnailCache"=dword:00000001

自動再生無効化.reg

リムーバブルメディアを挿したときの自動実行、いわゆるオートランを無効にするレジストリです。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer]
"NoDriveTypeAutoRun"=dword:000000ff

NumLock.reg

起動時に強制的にNumLockをONまたはOFFにするレジストリです。

テンキーのないコンパクトキーボードを好んで使っているのですが、テンキーがない場合、NumLockがONになっていると英字入力部分の一部がテンキーのように数値入力になるので困っていました。

最近はBIOSやOSが賢くなったのか、コンパクトキーボードならNumLockをOFFとして認識してくれますし、そうでなくともそもそもコンパクトキーボードにNumLock機能がないものも増えてきて、実際ぼくもそのタイプを使っているので、このレジストリにはあまりお世話にならなくなりました。

■強制的にNumLockをONにしたい場合

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Keyboard]
"InitialKeyboardIndicators"="2"

■強制的にNumLockをOFFにしたい場合

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Keyboard]
"InitialKeyboardIndicators"="0"

photo-viewer.reg

Windows 8までお世話になっていたフォトビューアーさんをWindows 10でも使うためのレジストリです。これを実行すると[Windowsの設定]→[アプリ]→[既定のアプリ]→[フォト ビューアー]の中から、懐かしの[Windows フォト ビューアー]を選択できるようになります。
(但し、Windows7/8/8.1からアップグレードした場合に限る)

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open]
"MuiVerb"="@photoviewer.dll,-3043"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\command]
@=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\
00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\
6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\
00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\
25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\
00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\
6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\
00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\
5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\
00,31,00,00,00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\open\DropTarget]
"Clsid"="{FFE2A43C-56B9-4bf5-9A79-CC6D4285608A}"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print]

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\command]
@=hex(2):25,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,52,00,6f,00,6f,00,74,00,25,\
00,5c,00,53,00,79,00,73,00,74,00,65,00,6d,00,33,00,32,00,5c,00,72,00,75,00,\
6e,00,64,00,6c,00,6c,00,33,00,32,00,2e,00,65,00,78,00,65,00,20,00,22,00,25,\
00,50,00,72,00,6f,00,67,00,72,00,61,00,6d,00,46,00,69,00,6c,00,65,00,73,00,\
25,00,5c,00,57,00,69,00,6e,00,64,00,6f,00,77,00,73,00,20,00,50,00,68,00,6f,\
00,74,00,6f,00,20,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,5c,00,50,00,68,00,\
6f,00,74,00,6f,00,56,00,69,00,65,00,77,00,65,00,72,00,2e,00,64,00,6c,00,6c,\
00,22,00,2c,00,20,00,49,00,6d,00,61,00,67,00,65,00,56,00,69,00,65,00,77,00,\
5f,00,46,00,75,00,6c,00,6c,00,73,00,63,00,72,00,65,00,65,00,6e,00,20,00,25,\
00,31,00,00,00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\photoviewer.dll\shell\print\DropTarget]
"Clsid"="{60fd46de-f830-4894-a628-6fa81bc0190d}"

これもちょっと前まではよく使っていたのですが、最近はHoneyviewとかフリーのフォトビューアーをインストールして使うことが多くなりました。

そもそも新規インストールしたWindows 10では使えませんしね。

まとめ

OS初期化後に最初に使うUSBメモリを決めていて(USBメモリにSETUP用!とラベルを貼っている)、その中に上述のレジストリファイルたちが保存されているのですが、思ったより少なかったですね。

バッチファイルやVBScriptのほうが多いかも知れません。

そちらもまた機会があれば記事にしたいと思います。

2019/2/7追記

OS初期化前に作っておくと便利なバッチファイル

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