7000円台の北欧風デザインの木肘ソファを恐る恐る買ってみたけど案外良かった話
北欧風デザインってなんやねん、格好つけおって……けっ! みたいに思っていた頃がぼくにもありました( ˘ω˘)
でもさー、欧風デザインって、全体を白系で統一して、要所要所に木材とワンポイントカラーを使えば簡単にそれっぽくなるのでインテリアやデザインに疎い人でも簡単に導入できるし、シンプルだから場所取らないし、なにより安い家具が多いし、けっこう日本向きだと思うんですよね。
というわけで、こんな一人がけソファと二人がけソファを買ってみました。
ちょっとソファとは思えない値段でしょ。1Pソファと2Pソファ両方あわせて2万円くらいよ。
正直、届くまでどんなブツが送られてくるのか怖くて仕方なかったです。
開封の儀
ででん。
この写真じゃ比較対象がないから伝わりづらいかもだけど、ちょっとソファが届いたとは思えないサイズ感。
大きいほうの段ボールで横幅120cmくらい。小さい方だと横幅70cmくらいしかありません。すごいコンパクト。
なんかちょっと段ボールが破けてる箇所とかあるけど気にしない。そんなの気にしてたら安物ソファなんて買えない。
さっそく1Pソファを開てみます。
あー、この時点でちょぉぉっとイメージと違ったかなぁ。色の。
鮮やかな青色ではあるものの、もっとマットな色合いかなと思いましたが、若干光沢があります。ほんのちょびっとですけど、少し安っぽい光沢に感じますね。実際安いから良いんですけど。
同梱物は
- 背もたれ
- 座面
- 左肘
- 右肘
- 左右をつなぐ木材
とこれまたシンプルで組み立て説明書が不要なほど。
ただ、さっそくトラブル…というほどではないですが、ゴム足が取れてますね…。
めっちゃゴム足がズレている箇所もあります。まぁこのくらいは良いでしょう。なにしろ7,000円台の1Pソファです。
北欧風の安物ソファを組み立てる
ネジは一種類だし、それ用の六角レンチもあるので、別途工具を用意する必要もありません。ただ、ところどころ作りが雑で木材のササクレらしきものがあるので、組み立て作業時は手袋をしたほうが良いです。
また、ここが最高にイケてないのですが、布張りの上からネジ用の穴を開けてあり(溶かしているのかな?)、周囲が黒くなっているんですね。
それ自体は別に隠れる部分なのでどれだけ雑でも構わないのですが、この溶けた黒い物体(元は布だったモノ)がネジ穴の中にまで侵入しているため、ネジをまわす前に中を清掃しないとちゃんとネジが入りません。清掃といっても、六角レンチの先っちょをつっこんでぐりぐりと黒い物体を出せば良いだけですけど、これが地味に手間。
ものすごく作りがシンプルなので、本来であれば10分もあれば組み上がってしまうほどなのに、これがあるから30分くらいかかりました。
2Pソファも同じ作りなので写真は省略。作成にかかった時間も同じく30分くらい。組み立てるのは楽なんだけど、ネジ穴の清掃に以下略。
北欧風の木肘ソファ完成
1Pソファ
くやしいけど格好いいです。
座面の裏を見れば木材がササクレてるし、布張りのネジ穴はひどいし、布の色も商品写真で見たほど高級感はないですが、でもやっぱり格好いいです。とても7,000円台で買えるソファには見えません。
木肘が長く、前方に向かってわずかに広くなっているのですが、それもまたイケてます。小さいコップやリモコンくらいなら木肘の上に置けそうなくらいです。
2Pソファ
素材も作りも1Pソファと全く同じなので、1Pソファで語った内容そのまんまです。普通にかっこいい。12,000円台で買えるソファには見えません。
1Pソファと2Pソファを並べてみる
ホントはクラウドブルーのカーテンと色を合わせたかったのですが、微妙に合ってません。通販のツライところ。
でもまぁ価格ですべてを許せてしまえます。
イームズ系の家具(白いテーブルと木脚の椅子)ともマッチしていて良い感じです。
このテーブルと椅子もかなり安くて、テーブルが7,000円くらい。イームズチェアが2脚で6,000円くらいだったと思います。
まとめ
- 木肘ソファとしては最安値レベルの1P/2Pソファを買ってみた。
- 作りはお世辞にも丁寧とは言えないが、それらはすべて見えない部分に集約されている。
- そのため、完成したソファの見た目はとてもイイ。あわせて2万円もしないとはちょっと驚きのレベル。
- 座面はウレタンであり、ポケットコイルもボンネルコイルも入っていないが、これはむしろ英断と言える。安物のコイルほどひどいものはなく、座ったらコイルのゴツゴツを尻に感じるなんてこともあるほど。だから、高反発なウレタンひとつで勝負したのはとてもアリ。座り心地はかなり固めだが、その分腰を痛めずに済むので好印象。
といったところでしょうか。
木肘、木脚のソファは革張りのソファに比べると見た目がスッキリとしていて、部屋の地面まで見えるため圧迫感がなく、リビングを広く見せたいなら良い選択肢だと思います。
男の独り暮らしとか、ドン・キホーテあたりでとりあえず黒くてゴツ家具が格好良い!とばかりに買って揃えたら、なんだか重苦しい部屋に…なんてことになりがちです。テレビが黒いから、テレビ台も黒く、パソコンが黒いからデスクも黒く、みたいなことをやりがちなんですよね。
元がコンクリむき出しの雰囲気のある部屋ならまだしも、一般的な賃貸住宅だと白い壁にフローリングや畳、あるいはカーペット敷きが多いでしょうから、白や青系に木肘・木脚の家具がなんだかんだで合わせやすいんじゃないかなーと思います。
今回のソファ、高級感のある家具が欲しい!という人には全く向きませんが、てっとり早く安上がりに北欧っぽいデザインを取り入れたい、という方にはちょうど良いんじゃないでしょうか。
少なくともぼくはかなり気に入りました。(座り心地も)