山善のスチーム加湿器KSF-L302をポチったけど狭い部屋には過剰戦力だった話

前回の「USB卓上加湿器は水吸い取り綿棒のアイデアは面白いけど寿命が短すぎる」に引き続き、加湿器の失敗談です。

前回のあらすじをざっくりまとめると、

小型スチーム式(掃除が大変)→超音波式(白い粉が家具に付着する)→気化式(フィルターから雑巾の臭いがする)→綿棒タイプの超音波式(わずか1ヶ月で加湿量が低下)

というような流れでした。

最近は手入れが簡単な象印の魔法瓶タイプの加湿器が人気

価格コムやAmazonのレビュー等を見ていると、象印のEE-RP35やEE-RP50といった、まるで電気ポットのような見た目の加湿器が最近人気のようです。

構造的にも電気ポットそのままで、中のタンクにはフッ素加工が施されているため、スチーム式特有の蒸発残留物(白い粉)の掃除が簡単なんだそうです。それこそ、フッ素加工されたタンクをサッと水洗いするだけで綺麗に落ちるのだとか。

いやー…たしかに…たしかにね!思ったことはあるよ! 電気ポットの湯気を眺めながら、これで加湿すれば良いんじゃね?とw

それをまさか電気ポットの大手、象印がそのまんま加湿器にするとは…。

もちろん電気ポットとは違い、100度を保つわけではなく、65度まで冷まして保温する方式なので、消費電力もやや控えめ。…といっても連続運転で約305W(公称値)ほどの消費電力はあります。ハイエンドなゲーミングPCを高負荷で動かしているのと同等ですね。…同類にしか通じないかw

毎日8時間使用で月におよそ4,000円ほど電気代が上がったというクチコミも見かけましたが、それだとちょっと計算合わないんですよねー。

だって、305W×8時間=2440Wで、1000Wあたり約27円として1日あたり65.88円。30日で約1,976円です。

ワットモニターで計測したユーザーのクチコミによると、沸騰時は1000Wくらい消費しているものの、その後はおおよそ公称値よりもやや低めの消費電力で推移するそうです。

ぼくが普段生活する部屋はRC造の7~8畳くらいの部屋で気密性も高いため、空気の入れ替え時に乾燥はするものの、加湿すればけっこう長く保ってくれます。

加湿器のお世話になるのは年間で3~4ヶ月くらいだろうし、その間だけ+2,000円電気代が上がるくらいは良いか、とこれをポチろうと思いました。

YAMAZENのKSF-L302がやってきた

YAMAZEN KSF-L302

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象印の加湿器買うんじゃなかったんかい!!!!

いやーすみません。なんか、象印の加湿器って見た目がまんま電気ポットで……………正直ダサイじゃないですか。

それでもお手入れが楽なら仕方ない…仕方ないのだ…と嫌々ながらポチろうとしたそのとき、「箱破損品につき割引」と書かれたYAMAZENのSteam CUBE KSF-L302をA-priceで見つけてしまったんです。

パッと見、電気ポットよりはマシなデザインだし、クチコミを検索してみたら、大きさも炊飯器よりちょっと小さいくらいというクチコミがあったので、ほほぉー、構造的にも電気ポットと変わらんし、こっちにしよ!と急遽予定変更してポチりました。お値段、たしか9,000円くらい。

■Steam CUBE KSF-L302のパッケージ
Steam CUBE KSF-L302

あれ、なんか、箱デカくね?

対応畳数も木造10畳、プレハブ洋室17畳とか書いてあります。

■Steam CUBE KSF-L302のパッケージ(横面)
Steam CUBE KSF-L302のパッケージ(横面)

ちゃんと炊飯器タイプだし、中の水タンクはフッ素加工っぽいし、外して洗えるようなので、違う商品が届いたってわけでもなさそう。

■Steam CUBE KSF-L302のパッケージ開封
Steam CUBE KSF-L302のパッケージ開封

中身は本体と説明書のシンプルなパッケージです。

Steam Cube KSF-L302の外観

■KSF-L302の外観(正面)
KSF-L302の外観(正面)

いやいやいや。

■KSF-L302の外観(斜めから)
KSF-L302の外観(斜めから)

おかしいおかしいおかしい。

■KSF-L302の外観(後ろから)
KSF-L302の外観(後ろから)

デカい。デカすぎる。

炊飯器よりひとまわり小さいくらい、というクチコミはなんだったのか。

■KSF-L302と炊飯器を並べてみる
KSF-L302と炊飯器を並べてみる

ファーwww およそ炊飯器の2倍ほどございますwww

ちゃんと調べてみると、KSF-L302の本体サイズは幅22.5×奥行き29.4×高さ27.4cm。

そしてぼくが読んだクチコミはこの機種ではなくKSF-K282のひとまわり小さいほうだったらしい。

KSF-K282の本体サイズは幅21.5×奥行き30.7×高さ23.2cmとのこと。

…………クチコミ読み間違えたぼくもたいがいだけど、KSF-K282だったとしてもうちの炊飯器(3合炊き)よりは大きい気がします。

象印ポチる寸前にあわててSteam Cubeへ切り替えたからなぁ… ちゃんと読まずにポチったのは良くなかったなぁ。

Steam Cube KSF-L302の中身

気を取り直して、KSF-L302の中身も見ていきます。

■KSF-L302の蓋を開けたとこ
KSF-L302の蓋を開けたとこ

外観もそうでしたが、中身もまんま炊飯器っすね。

■KSF-L302の内釜
KSF-L302の内釜

うん、思わず内釜とか書いちゃったけど、これ水タンクね。

ちゃんとフッ素加工されていてツルツルです。

KSF-L302の横

なんとなく蓋を開けたスタイルを横からも撮ってみたけど、白米が食べたくなりますね。

Steam Cube KSF-L302を使ってみる

Amazonだったら自己都合でも送料さえ負担すれば返品できるので、大きさの間違いに気がついた瞬間に返品しちゃうところですが、今回はA-priceで買ったのでそうもいきません。

それにもしかしたら意外と気に入るかも知れない。大は小を兼ねると言うし。

ということで、説明書を見ながらさっそく使ってみます。

■KSF-L302の説明書
KSF-L302の説明書

使い方は非常に簡単で、水タンク………………って、えぇぇ?!説明書にも「水タンク(内釜)」って書いてあったw 内釜でいいんだw

こほん。えぇと、その内釜に水を入れて、「加湿量切り替えボタン」もしくは「湿度設定ボタン」を押すだけ。

何の違いがあるのかなーと思ったら、前者はL/M/Hの三段階で加湿量を設定するモードで、後者は湿度を50%、60%、70%に設定して、その湿度を保つように自動運転してくれるモードらしい。

ふむふむ。では50%にして実行。ポチ。

■KSF-L302の湿度表示
KSF-L302の湿度表示

これは湿度計を備えた加湿器あるあるネタなんですけど、だいだいこの湿度表記はアテになりません。だって、加湿している装置の間近で湿度測ってるんだもの。過去に何台か湿度表示する加湿器を使ってきましたが、だいたい室内に置いた湿度計よりも多めの数値を示します。

KSF-L302もその例に漏れず、このときの湿度計の表示は38%。およそ4%程度多めに表示していますね。

ということは、自動運転で50%に設定していても、実際には46%くらいで止まってしまうかもなぁーと思いつつ、眺めていましたが、数時間後、驚いたことに加湿器の湿度表示は60%、室内の湿度計は55%に達しました。自動運転とはいったい…。いや、おそらく17畳用の加湿器を7畳の部屋で使っているせいだよね…。

尚、これは象印などでも同じですが、このタイプのスチーム式加湿器では加湿が開始されるまでに30分くらいかかります。電気ポットで沸かしてるのと同じだからね。

そして加湿がはじまると暖かい蒸気が噴射するため室内の温度が2度ほど上昇しました。月に2000円電気代があがってもエアコンの設定を2度下げられるなら、お財布的にもたいしたダメージではないのでは…?

そんなこんないろいろと興味深く考えつつ、丸1日動かしてみたので、最後にざっくりと使ってみた感想をまとめます。

まとめ

  • ○加湿の開始は30分ほどかかるけど、そこは特に気にならない。
  • ◎加湿中、暖かい蒸気のおかげで室温が2度ほど上昇するのはエアコンの設定温度を下げられるのでありがたい。
  • ◎加湿を開始すると1時間に5%ずつくらい、38%→44%→50%→55%という感じで4時間ほどで55%に達するほど強力だった(RC造7畳の部屋。室温20度くらい)
  • ◎1日使ったくらいでは蒸発残留物はほとんどなし。(一応内蓋にちょろっとあったので拭いて終わり)
  • △KSF-L302は炊飯器よりもデカい(重要)
  • △加湿中の音はうるさい。沸騰する音よりも送風ファンの音がうるさい。そういえばこの機種、「スチームファン式」だった。
  • △7畳程度の部屋では自動運転50%設定でも湿度が55%を超え、翌朝見事に窓が結露していた。

ということで、性能的には素晴らしいものの、これ完全にリビング用だわ。

7畳の部屋だと過剰すぎる!!

完全にぼくの選択ミスっすね…。

結論:加湿器は自分の部屋のサイズに合ったモノを買いましょう。

追記

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