IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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Windows 10 ProでWindows Updateの自動更新を停止する

先日、「突然Windowsのファイル共有が出来なくなったらネットワークプロファイルを確認」で書いたとおり、深夜のWindows Updateの影響でネットワークプロファイルが切り替わり、翌朝共有フォルダにアクセスできない、というトラブルに遭いました。

そのため、ファイルサーバーとして使っているWindows PCのWindows Updateの自動更新を停止してしまおうと思いました。どうせ定期的に手動でチェックしてるし。

ちなみにグループポリシーエディタを使うため、Windows 10 Pro用の方法です。Homeはグループポリシーが設定できないため、今回この記事で紹介している方法ではWindows Updateを停止できません。

Homeの人はWindowsサービスから「Windows Update」を探して「無効」にするのが良いんじゃないかな。何かのタイミングで勝手に復活するらしいけど…w

グループポリシーでWindows Updateを停止する手順

Windows 10のメニューから「gpedit」または「グループポリシー」とでも入力して、グループポリシーエディターを起動します。

■グループポリシーエディターから[自動更新を構成する]を選択
グループポリシーエディター

グループポリシーエディターを起動したら、左ツリーから[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[Windows コンポーネント]→[Windows Update]とツリーを展開し、右側の設定一覧から[自動更新を構成する]をダブルクリックして開きます。

文字で書くと長ったらしいけど、実際はある程度ツリーが展開されているので、3~4クリックする程度です。

■自動更新を[無効]に変更
自動更新を構成する

[自動更新を構成する]というダイアログを開いたら、左側にあるラジオボタンから[無効]を選択し、右下の[OK]ボタンをクリック。

こんだけです。

これだけでにっくきWindows Updateの自動更新からオサラバできます。

余談・雑談

Windows 10 Proでしかグループポリシーの設定ができないのは一般的にProはビジネスユースであり、PCの管理者がいるという前提だからでしょうね。このグループポリシーは本来、Windowsドメイン(Active Directory)へ参加したPCへ自動的に設定されるために使われるものですし。

20年近く前、情報システム部門の一員として300台くらいのPCを管理していたことがありますが、会社の方針でドメインを使っていなかったため、本当にクライアントの設定に苦労しました…。リモート接続して300台分の設定変更したり、スタートアップに設定用のバッチファイル仕込んだり…。ドメインさえ導入してくれれば一発だったのに…。

…どうでもいい余談でした。

尚、Windows 10 HomeだとWindows Updateの自動更新を無効にしても勝手に戻ってしまうのは…………まぁある程度は仕方ないのかなぁ………と思っています。だって、Windowsの高速化手法としてWindows Updateの停止を推奨するような記事がそこらじゅうに転がっていたりするじゃないですか。

そんなわずかな高速化のためにセキュリティ低下させるなんて危ないと思うんですよねー。経験的に「Windows Updateがクソだ!重い!頼んでもないのに勝手に動かすな!」と声高に叫ぶ人ほどセキュリティ意識が低くてサポートの終了したOSを平気で使い続けてる気がしますw

そのPCだけが危険に晒されるならどうぞご勝手に、という感じですが、実際はウイルスの拡散やスパムの踏み台として使われることが多いため、迷惑極まりないんですよね。

だからあまり簡単な手段でWindows Updateの停止ができないようになっているのは仕方ないかなと思っています。それでも、Windows 10 HomeでどうしてもWindows Updateを止めたい!勝手に復活しないようにしたい!という方はそういうツールが配布されているので探してみると良いと思います。ここでは紹介しません。詳しい人ならすぐに見つけられると思うので。

Windows Updateが停止されていることを確認

グループポリシーエディターでWindows Updateの自動更新の設定をした場合、下記のとおり、[Windowsの設定]→[更新とセキュリティ]の画面が変わります。

更新とセキュリティ

赤字で表示されている「一部の設定は組織によって管理されています」という部分ですね。

これが表示されていればグループポリシーエディターでの設定は完了しています。

まとめ

つい先日、ファイルサーバーとして使っているWindows PCが深夜のWindows Updateで自動再起動し、なぜかネットワークプロファイルが勝手に切り替わって共有フォルダへアクセスできない、というトラブルに遭ったため、自動更新を止めよう、と決意。

幸いWindows 10 Proを使っているため、グループポリシーエディターで自動更新の構成を変更しました。

あまり使わない設定なので、ついつい忘れてしまうし、今後も忘れてしまいそうなので、一応記事にしてみました。

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