最もコスパが高いタイルカーペットはスミノエのPX-3000だけど端の処理に難アリ
先に「中華製コードレスサイクロン式掃除機MooSoo K17を買ってみた」で書いちゃいましたが、リビングにタイルカーペットを敷きました。
最初は全室フローリングの賃貸住宅を探してたくらいなんですけどねー。掃除が楽だから、という理由でw
しかし、諸々の事情でカーペット敷きの部屋がある賃貸住宅に決めてしまったため、ここはもう割り切ってリビングもタイルカーペットを敷いて全室カーペットにしよう、と方針転換。
掃除が面倒、という一点を除けばメリットがかなり大きいからです。
タイルカーペットのメリットとデメリット
カーペットとしてのメリット/デメリット、タイルカーペットならではのメリット/デメリットを軽く列挙してみます。
カーペットとしてのメリット
- フローリングに比べて防音効果が期待できる。
- ホコリが舞い上がりにくい。
- 鋭角なモノを落としてフローリングを傷付ける可能性が格段に減る。
- 冬場に足がひんやりしない。
タイルカーペットならではのメリット
- 1枚あたり50cm四方の大きさなので柱の部分を避けたり、部屋の形が特殊でも、何なら家具があっても敷きやすい
- 1枚ごとに色やデザインを変えて楽しむことができる。
- コーヒーをこぼしたりして汚しても1枚だけ交換することができる。
- 1枚敷きのラグなどと比べても同等のコスト、あるいは安い場合すらある。
カーペットとしてのデメリット
- フローリングに比べて髪の毛やホコリが目立たない分、気が付かないうちに汚れを溜め込んでいる。
- ダニが発生しやすいので念入りに掃除機をかける必要がある。
タイルカーペットとしてのデメリット
- 1枚敷きのカーペットと比べると重量があり、かつ硬めの材質が多い。
(但し夏はそのほうがサラっとしていて快適) - 接着しない場合、どうしてもタイルとタイルの繋ぎ目がズレる場合がある。
タイルカーペットの最安値の基準は1枚300円付近
「1枚敷きのラグなどと比べても同等のコスト、あるいは安い場合すらある。」と書いたとおり、タイルカーペットは意外と安いです。
かれこれ十数年タイルカーペットを使い続けてきており、部分的な追加なども繰り返していますが、だいたいタイルカーペットの最安値は1枚あたり300円近辺と思っておいて間違いありません。
6畳間で34~36枚ほど使うのですが、36で計算したとしても300円×36枚=10,800円くらい。もっと安い1枚敷きのカーペットもあるにはありますが、ぺらぺらなことが多いと思います。
逆に1枚1000円を超えるタイルカーペットもごろごろあるので、一概に比較はできませんが、別段タイルカーペットだから高いということもないかと。
安価なタイルカーペットを出しているメーカーは3社
コスパの高いタイルカーペットを選ぶ場合、東リ、サンゲツ、スミノエの3社いずれかから選ぶことになります。
東リだとGA-400シリーズ、サンゲツならNT-350シリーズ、スミノエならPX-3000シリーズあたりが1枚300円近辺で買える安価なタイルカーペットですね。
ネットで検索して、1枚300円未満だった場合、30cm四方や40cm四方という微妙に小さいサイズのあまり聞いたことのないメーカー製だったりする場合もあるので注意が必要です。
だいたいそういう場合は同じ広さで考えたとき、むしろ高くなるのが常です。
裏面の素材にも注意
東リ、サンゲツ、スミノエあたりなら、タイルカーペットの裏面はPVCです。
PVCとはポリ塩化ビニルのことなので、「塩ビ」と書いてある場合もあります。
50cm四方で安いタイルカーペットを見つけた!と喜んでよくよく見てみると、よく知らない海外のメーカー製で裏面の素材がビチューメンだったりします。
ビチューメンは塩ビよりも硬い素材なので曲げたときにヒビが入ったり、下地が汚れたりするため、フローリングの上に敷くのはもってのほか。
持ち家の一部を事務所化して、タイルカーペット自体を接着する、という用途なら選択肢のひとつとしてアリですが、少なくとも賃貸住宅でビチューメンのタイルカーペットを選んではいけません。
スミノエのPX-3000シリーズを買ってみた
ということで、今までは東リのGA-400シリーズを愛用してきたのですが、さすがに10年以上ずっと同じメーカー製を使い続けるのも芸がないかな、というのと、何より1枚274円とかなりやすかったので買ってみました。
リビングは16畳ほどあるのですが、キッチン部分に作り付けの食器棚等があり、特殊な形状をしているため、まずはダイニングテーブルやソファを置きそうな範囲だけ。
10畳分くらいですかね。20枚単位で購入する必要があるので、ひとまず60枚ほど注文。
274円×60枚=16,440円です。
尚、色合いは明るめが良かったのでアイボリーのGX-3011をチョイス。
劇的?ビフォー・アフター
タイルカーペットPX-3011を敷く前
タイルカーペットPX-3011を敷いた後
やはりイメージがガラリと変わりますね。
写真ではわかりづらいかもですが、フローリングがそこそこ傷んでいたので、アイボリーのタイルカーペットで傷が隠れてイイカンジです。
色も想定どおり明るくて大満足。
…なのですが、どうもタイルカーペットの端の作りがよくない。一部ほどけていたりする部分もあって、タイルとタイルの繋ぎ目が目立ってしまいます。
この写真でいうと、右のやや下のほうとかめくれているように見えませんか?
これ実際にめくれているわけではなく、端っこの糸が一部欠けたりしているので、そんなふうに見えているだけなのです。
うーん、東リのGA-400シリーズではそんなことなかったんだけどなぁ。東リ、サンゲツと比べるとスミノエは1割くらい安い分、品質がアレなのか。
それともこの274円で買えるここだけがB級品なのか。
まぁ、じっくり見ない限りは気にならないので、更に20枚追加発注して、キッチン部分にも敷き詰めることにしました。
まとめ
- コスパの高いタイルカーペットを探しているのなら、東リ、サンゲツ、スミノエあたりから探すのが吉。
- 間違っても賃貸住宅で裏面ビチューメンのタイルカーペットは使わないように。
- 今回買ったスミノエPX-3000シリーズは1枚274円と高コスパだが、端っこの処理がやや雑に思える。東リやサンゲツだともう少しだけ高くなるが、クオリティはそっちのほうが良いかも。
- ただ、このアイボリーはたいへん清潔感があってよろしい。たぶん東リのGX-400シリーズに同色はないので、アイボリーが良いならスミノエのPX-3011か、サンゲツのNT-367かな。
中途半端にメーカーを変えると失敗しそうなので、今回はスミノエのPX-3011で80枚分敷きましたが、次の機会があったらサンゲツのNT-350も試してみたいなぁと思いました。