電子書籍に最適な4:3タブレットTeclast M89 Proが新発売
うん、前回の記事でWindowsタブレットを推しまくったばかりだというのに、舌の根も乾かぬうちにAndroidタブレットTeclast M89 Proのお話です。
だって、目玉が飛び出るくらい安いんだものw
Teclast M89とは
昨年、「ASUS ZenPad S 8.0の後継機が発売されると良いなぁ」の最後でチラっとリンクだけ貼っていたのですが、意外とこの「Teclast M89」で検索して来られる方が多くて申し訳ないなぁと思っておりました。
(スペックすら載せてませんでしたし)
元々、ZenPad S8.0は電子書籍用途で購入したので、iPad miniクローン的な画面サイズ7.9インチの縦横比4:3、重量わずか298gというスペックに大変満足しておりました。
でも、OSがAndroid 6.0ということからわかるとおり、今となっては古臭く、Antutuスコアも64000点くらい。ギリギリ使えなくはないけれど、軽量化のためにバッテリー容量を削ったため(4000mAhしかない)、読書用途ですら4時間もたないことがある、というのが致命的でした。
それに比べて、Teclast M89は7.9インチで4:3(2048×1536px)というのは共通であるものの、SoCがMTK8176なので、Antutuスコアが96000点くらいあります。バッテリー容量も4840mAhとZenPadよりは多く、更には当時の中華タブレットとしてはめずらしくWi-Fiも5Ghzに対応ということで、かなり気になっておりました。
(やはり2.4GHzはBluetoothや電子レンジと干渉するので使いづらい)
その分、重量が343gになってしまいましたし、ZenPadと同じく指紋認証がない点が気になり、結局購入には至りませんでしたけども、今回Teclast M89の後継機、M89 Proが発売されたというので、これは記事にしておかねば、とそんなわけです。
Teclast M89 Proで変わった点
そのうちAmazonでも買えるようになるでしょうけど、まだM89 Proが登録されていないようなので、AliExpressへのリンクを貼っておきます。
今はTeclast M89 Proの発売記念セール?で20%オフらしく、GearBestで$139.99、AliExpressで$129.99と意味わかんない安値設定になっています。前の機種より安いってどういうことだよ。
で、Teclast M89からM89 Proになって変わった点ですが、それはズバリ、
……………………CPUとOSのバージョンだけ、です。
Teclast M89 | Teclast M89 Pro |
---|---|
MediaTek MTK8176 | MediaTek Helio X27 |
Android 7.0 | Android 7.1.1 |
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 そんだけー?
CPUの名称がガラっと変わっているので、すごい進化したのでは?と思われる方もいるかもですが、Helio X27は別の機種のAntutuによると10万点くらいが相場っぽいので、96000点だったMTK8176と体感できるほどの差はまずないと思います。
ただ、Helio X20シリーズはCPUがトリクラスター構造というものになっており、処理負荷の度合いによってコアの使い分けをするとかなんとか。そのおかげで省電力性能が大幅アップしたそうなので、バッテリーの持ちがよくなってるのかも知れません。
(UMIDIGI F1 Playに搭載されているHelio Pシリーズのほうが更に省電力らしいですけどね)
バッテリーの減り具合とかそのあたりは実機レビューを待たないと何とも、ですが、Teclast M89が気になっていた人は素直にターゲットをM89 Proに変更しておいて良いと思います。
まとめ
- 電子書籍に最適なサイズと言える7.9" 4:3のiPad miniクローンTeclast M89がM89 Proとなって新登場
- CPUはMTK8176からHelio X27になったことで、レスポンスは微増程度だろうけど、バッテリー消費の改善が期待できる。
- Androidは7.0から7.1.1に。…いやぁ、そこはせめてAndroid 8に出来なかったのだろうか…
ということで、Windowsタブレットに心酔しはじめているぼくが鞍替えするほどではありませんでしたが、なんといっても$129.99っていう価格がヤバイよね。
寝る前の読書が習慣になっているので、それをいかに快適にするかいつも考えていて、当然のようにE-ink端末のKobo Aura ONEにも手を出したのだけれど、どうにもレスポンスが悪くて常用する気になれませんでした。
そんなKobo Aura ONEですが、購入価格は26,784円でしたからね。読書専用機なのに…。
それを考えるとWeb閲覧や動画閲覧も十分楽しめて、そこそこの3Dゲームだって動くAndroidタブレットが$129.99というのは頭おかしい価格設定だと思います。
ぼくは今のところSurface Goを買う予定があるので今は様子見ですが、またWindowsタブレットにがっかりくることがあればTeclast M89 Pro、検討しちゃうかもなぁ、とは思っています。