5700円の写真撮影用キット(スタンド、アンブレラ、135W電球)を買ってみた
商品購入時のレビューなどを投稿する際、出来るだけ見やすい写真を撮りたいなぁと考え、以前からLED照明とアンブレラは持っていたのですが、今回引っ越しの際にアンブレラを壊してしまいました。
もともと中国から個人輸入した低品質なモノで、すぐ壊れる※だろうなぁーと覚悟はしていたのでそれは良いのですが、あらためて探してみると意外とお高い。
※留め具が外れて傘を閉じられなくりました
撮影用といったって作りは百均で売っているビニール傘と同じですし、たしかAliExpressで買ったときも3ドルくらいだったので、うーん、こんな傘に1,500円以上かー。どうしようかなぁと悩んでいたところ、例によって「この商品を見た人はこんな商品も」に釣られてこんな写真撮影用キットを見つけました。
ライトスタンド、アンブレラ、電球が2セット入った写真撮影キット
■キット内容
- ホワイトソフト傘x2
- 三脚ライトスタンドx2
- 1灯ソケットx2
- 135W電球x2
- 不織布(1.6x2m)x1
- キャリングバッグx
これだけ入って、お値段なんと5,700円。
……は? 安いなんてレベルじゃなくね?!
いや、だって、最安のアンブレラを2本買っただけで3,000円ですよ。それにライトスタンドと電球ソケットと電球まで2セット追加されてわずか5,700円とか、意味わかんないw
たしかにAliExpressでならルーセントアンブレラ単体で4ドルくらいで売っているところもあります。10ドルくらいのライトスタンドもまた存在します。
なので、コスト的にありえないかと言われるとそんなことはないのですが、普通にAmazonでこの価格でポチれることに驚いてしまいます。
出品者自身も中国ですが、発送はAmazon倉庫からなので、ポチったら翌日着ですよ。いやはや、すごい世の中になったもんです。
5700円の写真撮影キットがやってきた
というわけで、昨日ポチって早速今日届きましたw
箱の大きさは71x21x21cmくらい。比較用に電池を置いてみましたが、差がありすぎてイマイチわかりづらいですね…。
写真撮影キットの開梱
キャリングバッグがぐしゃーっと丸まっています。
中国直販のクオリティはこんなものです。慣れているので気にしない。
しかし、ルーセントアンブレラや背景布はちゃんとビニール袋に包まれているし、ライトスタンドや照明器具と電球は白い段ボール箱に入ってました。
中国販売とは思えない…! このまま中国直販の商品クオリティが上がったらますます日本製品売れなくなるだろうなぁ…と妙な危機感を覚えます。
ぜんぶ白い箱から出して並べてみました。
- 1灯ソケットx2
- 135W電球型蛍光灯x2
- ライトスタンドx2
- トランスルーセントアンブレラx2
としっかりそろっています。
あ、そうそう、背景布については折り畳まれているので低温アイロンで伸ばすようにと商品説明に書かれていましたが、今回使う予定はないので背景布のレビューはしません。
ライトスタンドと照明の組み立て
三脚部分を開いて立てます。
元々Amazonのレビューを読んで覚悟はしていたのですが、本当にレビューどおり動作が硬め。
こういうライトスタンドって、ネジで固定するものだから、ネジを緩めたときは自重で落ちるくらいユルユルで良いと思うのですが、摩擦で落ちないため、手で三脚を広げる必要があります。
しかもひとつの脚だけでは引っかかってしまうため、順番に広げて徐々に下げないといけない。レビューにもあるとおり、腕が3本あれば良いのですがw そうもいかないので地味に面倒です。
とはいえ、数センチ下げればあとは一本の脚だけ持ってひっぱれば下がるので、うーん、ギリギリ使用に耐えないことはないかなぁ。
別途持っているMekingのライトスタンドは三脚部分の上下がスムーズなだけに残念ではあります。
でも、もしかしたら、しばらく使っていたらゆるくなって使いやすくなる…かも…? なると…いいなぁ…。
ともあれ、気を取り直して、1灯ソケットを装着。説明書も何もないのでフィーリングですが、これであってるよね…?
そして135Wの電球も装着。いやぁ、デカイ。135Wの電球型蛍光灯なんてはじめて見たよ。
ルーセントアンブレラも装着。
アンブレラは取っ手側が切りっぱなしのパイプでちょっと危ない感じがします。ビニールテープでも巻いておいたほうが良いかも。
尚、1灯ソケットのスイッチは裏側にあります。ON/OFFのみのシンプルスタイル。もちろん明るさ調整なんて出来ません。
明るさを調整したいなら距離や角度を変えろや、という男前スタイルです。
では、実際にライトを付けてみます。
うぉ!まぶしっ!!
って、なんか昨日も言った気がするけど、昨日書いたLED蛍光灯なんて目じゃない明るさですね。
さすが電球型蛍光灯。
電球型蛍光灯って安物だとMAXの明るさになるまでけっこう時間がかかるイメージだったのですが、この付属のやつはそこそこ良いヤツなのか、スイッチオン→即ピカー!でした。これはちょっとうれしい。
写真撮影キットを使って撮影してみる
ご登場頂きましたのはUMIDIGI F1 Playのレビューではおなじみのクマさん。
使用機材はCanon G5 Xというコンデジ。モードはマニュアルで、シャッタースピード1/30、f/4でEV0になるように設定。
部屋の天井照明が背中に来る位置なので、体の影でクマさんがだいぶ暗くなるような状況です。
ここで、まずは右側の1灯をスイッチオン。
カメラの設定は全く変えずに撮影していますが、撮影者の影が消えていい感じになりましたよね。
右側からだけ照明が当たることで、クマちゃんにも陰影が付き、立体感も出ています。
ぶっちゃけこれだけで十分だと思いますが、せっかく2灯付いてきたので、左側に配置したほうもスイッチオンします。
左右両方から光がまわりこむことで、全体的に明るく清潔感のある印象に。ショップサイトに掲載される商品写真っぽくなりました。
………………………………………ピントが合ってないのと、クマちゃんから鼻毛が出ているのはご愛嬌ってことで。
画面だとクマちゃんドアップだから大きく見えるけど、実際は手のひらサイズなので小さなゴミくらいだと撮影中は気が付かなかったりするんですよねー。今回は面倒なので撮り直ししませんけど。
尚、撮影環境はこんな感じ。
小さなクマちゃん相手に大袈裟だなっ!
まぁでも、比較的小さな商品撮影でもこのくらいのセットは必要じゃないかなぁー。
大きな窓があって、日中しか撮影しないなら別に良いんですけど、それと同等の撮影を夜間や天気の悪い日もしたいとなると最低限照明2灯くらいは欲しいところ。ポートレートなんかだと3灯撮影が当たり前みたい。
2灯の配置については前45度から2つでも良いし、片方を背景用にしても良いかも。
写真撮影キットとキャリングバッグ
せっかくキャリングバッグが付いていたので、ちゃんと全部入るのか、スタンド類を入れてみました。
大きさは問題なさそうですが、すっごい汚いのが気になったw
この写真だとわかりづらいだろうけど、バッグの内側とかまるで土足で踏んづけたみたいに土埃が付いてました。
これだよ、これこそ中国クオリティだよ。となぜかちょっと安心。
バッグを閉じるとテーブルの上にポンと載せられるほどのサイズに。
うん、けっこういい感じじゃないですかね。
まとめ
- AliExpressで4ドルくらいで買った撮影用アンブレラが壊れた。
- Amazonでアンブレラを買おうとしたら最安値でも1500円くらいだった。
- アンブレラどころか、ライトスタンドと1灯ソケットと電球が2セット付いて5700円という頭おかしい金額設定の写真撮影キットがあったので勢いでポチってしまった。
- ちゃんと商品内容どおりの品物(ライトスタンド、アンブレラ、ソケット、電球がそれぞれ2セット)が届き、動作も問題なし。
- 少し気になったのは三脚部分の硬さだが別に使用に耐えないというほどではなかった。
うん、綺麗めな商品撮影をしたいけれど、機材にあんまりお金はかけたくない、というぼくみたいな人にはちょうど良い写真撮影キットじゃないかな。
予算が許すならもうちょっと良いライトスタンドを使ったほうが、設置時のストレスが軽減されるだろうけど、たまにしか使わないなら、これで十分だと思いました。