UMIDIGI F1 Playのカメラ性能のレビューとか(作例あり)

先日届いたUMIDIGI F1 Playでいくつかカメラ撮影をしてきましたので、軽くレビューなんぞを投稿してみたいと思います。

お急ぎの方用に先に結論から申し上げると、F1 Playのカメラは画質はスナップ撮影くらいの用途ならコンデジいらなくね?くらいに思う方も多いんじゃないかと思えるくらい十分な画質でした。

一方で、スマホカメラらしく絞り(F値)は1.7固定だし、ボケ味を調整して楽しんだり凝った撮影をしようとするとスペック不足だし、何より標準アプリがダメ。今のままだと何のためのデュアルカメラなのか謎い。

…というのが、ぼくが感じた個人的な感想です。

それでは、より詳しく知りたい方のために、もう少しカメラについて掘り下げて紹介していきますね。

F1 Playの標準カメラアプリでお花を撮影

まずは何も考えずに標準カメラアプリのデフォルト設定でパシャリ。
F1 Play 標準カメラ 屋外撮影

48M(4800万画素)で撮っているため、8000x6000pxもあります。

写真をクリックすると8000x6000pxサイズで確認できます。

普通に綺麗ですよね。これ以上何を望むのかって感じです。

前の記事でも書きましたが、初期バージョンはホワイトバランスがおかしく、赤味がかった写真になったようですが、最新のファームウェアでは修正されたため、現時点ではホワイトバランスがおかしいとは特に感じません。

この花の写真の場合、実際に目で見るよりもやや色合いが派手ですが、コンデジやミラーレス一眼でもビビット設定が好きなぼくとしてはウェルカム。

参考までにこの写真のExif情報は下記のとおり。
F1 Play Exif

絞り値がf/1.7ですが、これは固定です。たぶん、(物理的に)絞り値が変更できるスマホカメラってほとんど存在しないハズです。

あまり詳しくありませんが、絞り機構を入れると物理的に大きくなっちゃうんじゃないかな?

絞り羽を付けずに同じこと(写真のボケ味)を実現するためにデュアルカメラが流行っているのだと思っていますが、このF1 Playに関してはステレオ撮影(ワイドアパーチャ)が正直微妙。これについては後述します。

F1 Playの標準カメラアプリで空を撮影

こちらも標準カメラのデフォルト設定なので、露出補正0です。
F1 Play 空の撮影

これは縦のほうが構図的に良いかな、ともう一枚パシャリ。
F1 Play 空の撮影(縦)

やや暗い感じがすると思いますが、16時頃に撮影したので、実際も明るくはないですね。

ただ、この写真よりは実際のほうが明るかったかなぁ。

花を撮影したときはちょうど良い明るさでしたが、こちらは逆光があるため露出補正を少し上げたほうが良かったのかも知れません。あるいはHDR撮影とか。

これはこれで味があって良い写真だと思いますけどね。

F1 Playの標準カメラアプリでボケ味を確認

植え込みにピントを合わせて、奥のベンチがどのくらいボケるのか確認してみました。
F1 Playのカメラのボケ味

背景をボカした写真を撮るには一眼レフのようなセンサーサイズの大きなカメラとF値の低いレンズが必要ですが、F1 Playは何気に1/2インチセンサーというスマホとしては大きめのセンサーを持っていますし、F値も1.7ということで、意外と自然なボケ味が出ます。

これならデュアルレンズを使ったステレオ撮影(ワイドアパーチャ)にすることで、更に良い感じのボケ味が得られるのでは…?!と一瞬期待したのですが………

同じシーンで、ステレオ撮影した場合…
F1 Playのステレオ撮影(ワイドアパーチャ)

これはひどい。

右半分はまぁまぁ綺麗に加工されていますが、植え込みの左側がまだらにボケていて見るに耐えません。フォトショでの加工に失敗しちゃったねー、って感じです。 うーん、植え込みだからマズかったのかな、と別のシーンで確認してみました。

まずは普通に撮影。但し、暗くなってきたので露出補正+1
F1 Playの標準カメラで撮影(露出補正+1)

ピントは車止めに合わせていますが、まぁ全体的にクッキリした印象。

同じ場所でステレオ撮影。
F1 Play ステレオ撮影

仕様なのかもですが、タッチでピントを合わせたときに露出補正が0に戻ってしまう謎の現象があって、ステレオ撮影のほうは暗くなってしまいました。

とりあえず明るさについては置いておくとして、こちらのボケ加工もひどいもんです。

写真上部はそこそこ綺麗にボケていますが、真ん中やや右の植え込みがいきなりクッキリ表示されていたり、そのほかの部分もボケとクッキリが混在していて気持ち悪い感じです。

うーん、どうもF1 Playのステレオ撮影は使い物になりそうもないですね。

参考までにHUAWEI P9のワイドアパーチャ撮影はこんな感じ。
HUAWEI P9のワイドアパーチャ撮影

わかりやすい用にボケ量をかなり盛ったので、やや不自然ですが、ここから少しボケ味を落としたりできるので、かなり一眼レフに近い撮影をすることができます。

2万円台の機種に何を求めてるんだって話ですが、F1 Playもこのくらい撮影できたら面白かったんですけどねー。

F1 Playで室内撮影

最近のスマホのカメラは優秀だよ、デジカメいらないよ、なんて話はよく聞きます。

ぼくはAPS-Cの一眼レフもミラーレスも1″センサーの高級コンデジも使ってきた経験があり、一般人から見ればマニアックだけれど、フルサイズや何十万もするレンズを持っているガチな方々に比べればトーシロも良いところ、という中途半端な人間でございます。

そんなぼくからすると、スマホのカメラは屋外撮影、特に旅行のスナップとしては十分だけれど室内撮影では微妙だよね、というのが正直な感想。

HUAWEI P9を買ったときも最初こそ感動したものの、室内撮影では使わなくなったのでF1 Playも同様だとは思いますが、せっかくなので室内撮影もテストしてみたいと思います。

今更ですが、F1 Playの標準カメラのUIがこちら。
F1 Playの標準カメラのUI

標準設定でパシャリ。(露出補正0)
F1 Playの標準カメラで室内撮影

うーん、実際の見た目よりもちょっと暗くなったのは露出補正すれば良いとして、ピントがクマさんに合いません。

何度かタップしてみたのですが、小さい液晶画面だとピントが合っているのか合っていないのかよくわからないのと、モタモタしている間にオートで別の場所にピントが移動してしまうので、ちょっと使いづらいです。

露出補正を+1して再度撮影。
F1 Playの標準カメラで室内撮影(露出補正+1)

やっぱりクマさんにピントが合いません。あと露出補正+1だと実際の見た目より明るくなっちゃいました。

露出補正+0.5くらいにしてみたいのですが標準カメラアプリだと1ずつしか露出補正を調整できません。マジかー…。
(※-2、-1、0、+1、+2)

ちなみにクマさんに近づいて撮影するとこんな感じ。
F1 Play で接写

このくらい近づけば液晶画面でピントが合っているのをしっかり確認できますし、後ろの観葉植物も綺麗にボケてますね。

室内でステレオ撮影(ワイドアパーチャ)

標準カメラアプリのステレオ撮影のUIはこんな感じ。
F1 Play 標準カメラ ステレオ撮影のUI

画面の下に絞り羽のアイコンがあり、タップすることで絞り量を調整できます。(一番左がF11.0、一番右がF1.0)

まぁ、プレビューの時点で、どんな結果になるのか察して頂けるとは思いますが…。

ステレオ撮影F1.0 露出補正+1
F1 Play ステレオ撮影(F1.0)

なんか、クマさんに輪郭が付いて合成写真みたいになってます。まぁ実際合成写真なんでしょうけどw

ステレオ撮影F4.0 露出補正+1
F1 Play ステレオ撮影(F4.0)

ステレオ撮影のF値を絞れば自然になるかなぁと思いましたが、F4.0でもクマさんの輪郭が強調されちゃってますね。

ステレオ撮影F8.0 露出補正+1
F1 Play ステレオ撮影(F8.0)

うーん、F8.0まで絞ってもクマさんの合成感は消えませんね。被写体との相性が悪かったか。

参考までに1インチセンサーを搭載したいわゆる高級コンデジ(Canon PowerShot G5 X)で撮影した場合はこんな感じ。
Canon PowerShot G5 Xで撮影

少し暗く写っているので、もしかしたらスマホのほうが良いじゃん!と感じる方もいるかもですが、こちらの写真のほうが実際の見た目に近いです。

先述の例では露出補正0では暗すぎるので仕方なく+1にしている感じで、ちょっと実際より明るくなり過ぎています。

Open Cameraを使ってみる

ということで、F1 Playの標準カメラアプリがダメダメだとよくわかりましたので、オープンソースで開発されているOpen Cameraアプリをインストールすることにしました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.sourceforge.opencamera&hl=ja

Open CameraのUIはこんな感じ。
Open CameraのUI

Open Cameraでマニュアル撮影してみた。
Open Cameraでマニュアル撮影

あー、これは良い。とても良いですね。

ちょっと設定ミスって実際より明るく写っていますが、ピントはバッチリ。

Open Cameraの設定画面に「Camera2 APIを使う」という謎の設定があり、Android 5.0以降なら使えると書いてあったので試しにONにしてみたのですが、するとマニュアルフォーカスとシャッタースピードまで変更できるようになりました。

こうなると本格的にコンデジみたいですねー。

Camera2 APIを有効にせずとも露出補正が0.5単位で調整できるし、APIが有効ならシャッタスピードが1/10秒単位で変更できるため、より細かな明るさ調整が可能です。

更にマニュアルフォーカスする際に2倍または4倍ズームしてくれる機能もあるため、ピントを合わせたい部分を拡大表示しながら微調整することが出来ます。

これらはそこそこのお値段がするコンデジなら当たり前に付いている機能ですが、スマホでここまで出来るとちょっと感動です。

デュアルカメラに対応していない点が残念ではありますが、そのうち対応するカメラアプリも出てくるんじゃないのかなぁ。出てくるといいなぁ。

まとめ

記事の一番はじめに書いたことと変わりませんが、

  • F1 Playのカメラ画質は屋外撮影の、特にスナップ写真くらいなら十分すぎるほどの画質
  • 固定絞り(F1.7固定)なのでボケ味で遊ぶのには不向きだし、ステレオ撮影は息してない
  • ついでに書くの忘れたけどAIモードも息してない(撮り比べても違いがわからない)
  • 標準カメラアプリが低機能すぎるので、Open Camera等の別のカメラアプリ推奨

といったところでしょうか。

標準カメラアプリをクソミソに言ってますが、UMIDIGIはシステムアップデートで大幅改善することが多いメーカーらしいので、今後のアップデートに期待したいと思います。

今でもOpen Cameraを使えば十分に楽しい撮影が出来るんですけどね。デュアルカメラにちゃんと対応できるのは作ったメーカーだけだと思うので、ステレオ撮影(ワイドアパーチャ)をもっとしっかり作り込んでほしいなぁ、と思いました。

いじょ。ここまで長々とおつきあい頂きありがとうございました。