USB卓上加湿器は水吸い取り綿棒のアイデアは面白いけど寿命が短すぎる
最近は徐々に寒く……………は全くなっていませんが、寒くなる…はず…ですし、乾燥が少々気になる季節になってきました。
うちは昨年までシャープの加湿機能付きの空気清浄機KC-F50-Wを使っていましたが、2年ちょっと使っただけでフィルターから生乾きの雑巾のような臭いがするようになり、掃除しても掃除しても落ちないので捨ててしまったんです。
毎日フィルターとトレイの水洗いはしてたんだけどなぁー。
そんなわけで今回は加湿器の失敗談。この加湿器が超おすすめー!とか、あの加湿器がコスパ最強ー!なんて記事ではございません。
何に失敗したのかって話も大事じゃないですかー。
………………………………ごめん、本音を言うと失敗談の話が長すぎて、おすすめまで書ききれなかっただけなんだ(;´∀`)
加湿方式は超音波式か気化式かスチーム式か
昔はじめて買った加湿器はドンキーホーテあたりで売っているスチーム式の加湿器だったと記憶しています。インフルエンザが流行っているとかなんとかニュースで言っていたのでちょっと怖くなって買ってみた、とかそんな理由。
タンクに500mlだか800mlだかしか入らない小さなタイプでしたが、6畳程度の部屋なら1日1~2回水を追加するだけだし、湿度50%に保つのもさほど苦労しませんでした。
しかし、スチーム式は蒸発残留物と呼ばれるカルシウム、マグネシウム、鉄分等の白くて硬い粉が噴射口にこびりつき、数日放置しただけで擦っても落ちないくらいガンコな汚れになるんですね。挙句の果てに動かなくなる。
こりゃあかん。と思い、次は超音波式の加湿器を買うのですが、これはこれで部屋中に残留物を吹き出しまくるので黒いテレビやスピーカーの上にうっすら雪が積もったようになるんです。えぇぇ…。こんなもんを吹き出してるってことは当然ぼくも口から吸ってるわけでしょ。ヤバイ。
更には数日掃除を忘れるとタンクの下あたりにネチョっとした赤いカビが発生してきます。気が付かずに加湿器を動かそうものなら、そのカビを部屋中に散布するわけです。健康のために買ったのにむしろ不健康になるじゃねーかwww
で、結局、先述のシャープの加湿機能付きの空気清浄機KC-F50-Wを選んだんです。こいつは気化式といって、水を吸い取るフィルターにファンの風を当てることで加湿するため蒸発残留物はフィルターに巻き取られて安全。しかも空気清浄機でまわすファンを使うのだから一石二鳥!かしこい!
…そう思っていた時期がぼくにもありました。フィルターの寿命は5年だったか10年だったか、けっこう長いんですけど、これも結局毎日洗わないとダメ。まぁフィルター自体は洗うのそんなに大変じゃないから良いんだけど、下の水受け部分がちょっとだけ複雑な構造していてスポンジで隅々まで洗うのはけっこうめんどい。
それでもカビ撒き散らすよりはいいから、とほとんど毎日掃除していたのですが、最初に書いたとおり、雑巾っぽい臭いが取れない※んですよ。もうどないせーっちゅーねんwww
吸い取り棒のついた超音波式を買ってみた
雑巾の臭いのする加湿器も空気清浄機も使いたくないので、KC-F50-Wはとっとと粗大ゴミに出したのですが、部屋の湿度計を見ると30%。さすがに乾燥がちょっと気になります。
ぶっちゃけ健康面のことはよくわからないんですよ。湿度50%未満ではウィルスが活発になるとか言うけど、だからって即座にインフルエンザになるわけないじゃないですか。普段から手洗いうがいとかちゃんとやってるわけだし、そっちのほうが大事。
でもね、それよりもっとわかりやすい部分で、静電気の発生があります。湿度30%以下になってくるとあからさまにパチパチパチパチ静電気が発生しはじめます。ぼくが帯電体質なのかも知れんけど、部屋のドアノブを握るたびにバチン!とくるとさすがに嫌になってくるんですね。だから、50%とは言わず、40%くらいで良いので、ほんのり加湿してほしい。
そんな思いで見つけたのが↓こちら
特徴としては
- 超音波式
- 超音波発生装置が上部にあり、綿棒で水を吸い上げる仕組み
- 綿棒は消耗品だけど1本100円しないくらい
- 加湿パワーは50ml/h
- タンク容量は1000ml
- バッテリーを搭載しておりUSBで充電可能。連続使用時間は10時間。
と、こんな感じ。
↓実際にポチって届いたブツがこちら
USB充電式の卓上加湿器を使ってみた感想
結論から言うとダメ。好意的に言うなら、惜しい商品。
買った直後はすごく良いんですよ。
ほら、このとおり蒸気も本体の大きさ以上に吹き出してるのが見えるでしょう?
しかも、水を吸い上げる綿棒(↓のようなやつ)がフィルターになるから部屋中に白い粉を撒き散らすこともない。
…………そんなふうに思っていた時期がぼくにもありました。
このUSB加湿器を買ったのは2020年1月末くらいなのですが、まともに動いていたのは2月末くらいまで。
1ヶ月くらいで吹き出す量が半分くらいになり、あれれー、もうフィルター目詰まり起こしたのかなーと思って綿棒を外したら、すっかり汚れてました。説明書によると3ヶ月くらい保つって話だったんですけどねー。
まぁ1本100円もしないモノなので、毎月交換でも構わないや、と思い交換しました。
…ところが、加湿量が復活しない!!
よーく見ると吹き出し口に石灰化した粉が…。
3ヶ月ほど使ってこりゃダメだと思って捨ててしまったので、白い粉が付いた写真は撮っていないのですが、ともかく、この綿棒だけでは取り切れないカルシウムや鉄分があるのだと思います。
環境や水質によっても使用感は変わるかと思いますが、少なくともうちの環境ではダメでした。
まとめ
- (安物の)スチーム式は蒸発残留物の掃除が大変
- 超音波式は白い粉を撒き散らすし毎日ガッチリ掃除しないと部屋中にカビを撒き散らす
- 気化式もフィルターの掃除が大変だし、掃除してても臭くなる
そして水を吸い取る綿棒の付いた加湿器を発見してコレだ!と思ったのですが、これも微妙な結果に終わりました。加湿器選びの旅はまだまだ続く。
ただ、単なる超音波式よりは安全な気がするし、お試しで使ってみるのは悪くないかなとも思います。
仕組み的には↓これと一緒。
そしてコレを買わなくても百円ショップで似たようなの売ってるらしいです。寿命は短いと思うけど、1シーズンだけとりあえず!というのはアリだと思う。
もちろんあくまで卓上として、ね。50ml/hの能力じゃ6畳の部屋でもロクに加湿なんてできないので、加湿されるのはデスク周辺のみです。
ちなみに、この失敗の後、さらにスチーム式を買ったり、エコ加湿器を買ったりしているのですが、長くなったのでそのへんの記事はまた今度。