動画編集ソフトVEGAS Pro 16が84%オフなのでポチってしまった話
動画編集ソフトのVEGAS Pro 16.0が2019年3月31日までの期間限定で84%オフの6,980円で販売しています。
既にVEGAS Pro 13.0を持っていて(たまーに落ちること以外)特に不満はないし、そもそもVEGAS Proの定価はあってないようなモノで、80%以上のセールを年に2回くらいやるので、よしきたー!と騒ぐほどではありません。
でも、14から15でUIがおしゃれになって使いやすくなったとか、GPUパワーを更に使うようになったので、環境によってはレンダリング速度が倍になったとか、そんな口コミを読んでいるうちに気がつけばポチっていました…。
いやほんと…最初は買うつもりはなかったんだけど…。500円クーポンもあったし…(言い訳)。
ということで、今回は動画編集のお話。
PS4ユーザーはPS4だけでもだいたい足りる
PS4のSHARE機能のおかげで、動画の知識がなくとも誰でもTwitterやYouTubeへゲーム動画をアップロードできるようになりましたよね。
トリミングだってお手の物
もし、タイトルやテロップを付けたり、2つ以上のゲーム動画を繋げたいと思ったら無料のSHARE factoryを使うことだって出来ます。
先日「FIFINE K670とマランツPOD PACK1でPS4ゲームの録画テスト」でアップしたとおり、マイク音声をゲーム動画に入れることも簡単ですから、PS4単体でちょっとしたゲーム実況動画くらいなら制作できちゃう勢いです。
PCでの動画編集ソフトの必要性
じゃあ何でわざわざ動画編集ソフトを使うのかって話ですが、ぼくの場合はこんな理由でしょうか。
- SHARE factoryはなかなか高機能だけど、コントローラーでの編集作業は正直ちょっとやりづらい。
- 複数の動画を繋げるだけならならまだしも、並べて表示、ピクチャーinピクチャー表示など、少し凝ったことをやってみたくなるとSHARE factoryでは足りない。
- PS4以外のPCゲームのゲーム動画も編集したい。
- ゲーム動画以外にもデスクトップでの操作を録画して解説動画とかも作りたい。
- たまに商品レビュー用に録画編集もしたい。(実際かき氷機の音のレビューとかで使った)
まぁ、PCゲームに関してはWindows 10ならGame DVRというOS標準機能で録画できるようになりましたし、フォトで開いて[編集]を選べばトリミングと文字入れくらいなら出来るんですけどね。
(ムービーじゃなくてフォトで動画編集できるんですよ。ややこしいですよね。)
また、かつてはWindows標準でムービーメーカーというSHARE factory並に簡単操作な動画編集ソフトがOSに付いていたので愛用していましたが、これは残念ながら開発が終了してしまいました。
ぼくと同じように愛用していた人も多いため、Windows 10で無理やりムービーメーカーを動作させる方法を見つけ出した人もいるようですが、今後のことを考えるとそこまで無理して使い続けるのもなぁ。
Vegas Proを知ったきっかけ
そこで、音楽や映像制作で食べている知人に「ぼくみたいな素人でも使えるムービーメーカー並に簡単な動画編集ソフトはないか」と相談したところ、Vegas Proをオススメされた、というわけです。
そのとき購入したのはVegas Proの13.0で、同じくセール中だったので4,980円とかそんなものだったと思います。プロ御用達ソフトのわりに安すぎないか、と逆に不安になるほどですが、実際にこのVegas Proを使ってメシを食っている人間が身近にいるわけなので、少なくとも機能的に足りないということだけはないだろう、とポチりました。
Windowsムービーメーカーの初心者向けに極限まで簡略化されたUIに慣れていたため、最初はけっこう戸惑いました。これを使いこなすのはちょっと無理じゃないか、とも思いました。
しかし、ありがたいことにVegas Proの解説動画をYouTubeにアップしてくれている方がおり、そのおかげでぼくがやりたい程度のこと(映像を並べたり、テキストを複数配置したり)はすぐに出来るようになりました。
なので、ホント、13から16へアップグレードする理由は全然ないのですが… ないのですがぁ… 先述したとおり、おしゃれになったというUIを使ってみたくなったのと、レンダリングが早くなったというので、何を血迷ったかポチっとしてしまいました。
(実際、レンダリングは1.5倍くらい高速になりました)
Vegas Pro 16の新機能
既にVegas Proの古いバージョンを持っている人が見るかも知れないので、一応16の新機能についても列挙しておきます。- ベジェ・マスキングでの映像の自由な切り抜き
- モーション・トラッキング
- HDRカラー対応
- 手振れ補正
- 360度映像の編集/小惑星化
- 字幕の簡単作成
- 映画風の雰囲気に変えるオートルックス
この中で、既に試したのはモーション・トラッキングくらいなのですが、これはけっこう面白かったです。
使用例としては、人物の顔を大雑把に範囲指定して、モザイクを付けるとその人物が動いてもモザイクが自動追尾(トラッキング)してくれる、というものです。
顔出し動画を作るつもりなんて微塵もないのでそういう使い方はいらないのですが、3Dゲームのキャラクターもちゃんと追尾できたので、そのキャラクターにテキストを貼り付けて自動追尾するようにしたらけっこう面白かったです。ゲーム動画でも意外と使い道あるかも。トラッキング対象を範囲指定した後、解析にかなり(動画の長さと同等くらい)時間がかかるのが難点ですけどね。
あと、アプリケーションの使い方講座みたいな動画を作ることがあるのですが、大量のテロップを入れることになるため、これを「字幕の簡単作成」機能とやらで時短できたら良いなぁと妄想中です。
動画編集例
Vegas Proを使ってぼくがどんな動画編集をしているのか参考までに録画してみました。
ぼくはIT技術者ですが、映像や音楽方面の制作にはトンと縁がないので、これで合っているのかはわかりません。すごい非効率なやり方をしている可能性もありますが、どんなソフトなのか雰囲気だけでも伝われば幸いです。
そして、編集完了した動画を出力したのがこちら。
VEGAS Pro 16.0は動画編集ソフトの中ではかなり動作が軽快なほうですし、プロの現場で使われるほどなので機能も十分。ついでに年に数回80%オフとかやっているくらいなのでコスパ重視の方にもオススメです。
唯一気になるのはVegas Proの知名度が日本ではいまひとつなので、解説書の類がほとんど見つからないところでしょうか。アメリカではAdobe PremiereかVegas Proかというほど人気らしいんですけどねー。
まぁぼくの用途くらいならYouTubeにアップされている解説動画くらいで十分な感じはあります。