IT系おじさんのチラシの裏
2018年10月~
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Viveトラッカーの感想や注意点

昨年の5月頃、ドハマリしていたBeatSaberで全身フルトラッキングした動画を撮りたくて勢いでViveトラッカーを購入したは良いものの、実績100%達成してからはついついVR起動するのも億劫になり放置しておりました。

とはいえ、購入したときの写真や、これからVRはじめようとしているフレンド向けに作った↓こんなPDFも残っていたので、一応記事にしておこうかなと、そんな感じでございます。

これからVRChatをはじめる人へ

※昨年の2020年5月頃まとめたPDFなので若干情報は古いですが、Valve Indexの納期云々以外は今でもだいたい合ってると思います。

Viveトラッカーの購入

元々ぼくはWindows MR機であるOdyssey+を使っており、その映像美には満足していたものの、トラッキング精度がイマイチと感じる場面が多く、Oculus Questへ買い替えました。ワイヤレスなVRというのに憧れたのもあります。

ただ、せっかくなのでゲーム画面を録画したい、誰かにプレイ動画を見せて感動を共有したいし、自分の過去プレイを見て攻略を練りたい、という思いがありました。実際、BeatSaberを第三者視点にして録画して後から視聴すると失敗した箇所がよくわかってめきめきと上達しました。

しかし、そのためにはPCとつなぐ必要があり、Oculus QuestのOculus Linkという仕組みでUSBケーブルで接続することが多くなりました。すると、USBケーブルの3mというのは実に短い。
※関連記事:Oculus Link用に買ったAnkerのUSBケーブルは少し取り回しづらい

開放感を求めてワイヤレスのVRヘッドセットを買ったのにこれでは本末転倒。

そしてVRChatでフレンドからオススメされたのもあり、Pimax 5Kを買ってしまったわけです。
※関連記事:Pimax 5K PlusとValve Indexをポチったら約2週間で届いた話

Pimax 5Kを買ってしまったからにはViveトラッカーも導入せざるを得ない、という謎の使命感により、Viveトラッカーも勢いでポチポチ。

Viveトラッカーの購入明細書
※フルトラッキングするためには腰、右足、左足の計3箇所にViveトラッカーを付ける必要があります。

昨年5月頃の時点では第一回目の緊急事態宣言中ということもあってか、異常にVR関連の機器が品薄で、いつも使っているAmazonには正規品の在庫がなく、転売品の高額なトラッカーばかりでした。

しかし、ふとViveで直販してないのかな?と思い覗いてみると普通にHTC Viveのオフィシャルストアでトラッカー売っているじゃん。お値段も1つ12,731円ということで、Amazonで買うより安いのでさっそくポチポチ。

ちなみにオフィシャルサイトのURLはこちら。
https://htcvive.jp/item/99HANL005-00.html
※兼松コミュニケーションズがHTCの代理店として運営しているサイトです。

Viveトラッカーの内容

オフィシャルストアでポチったViveトラッカーの発送手配はめちゃめちゃ早く、ポチった翌日にはこのとおり手元に届きました。

■Viveトラッカーx3の梱包
■Viveトラッカーx3の梱包

■Viveトラッカーのパッケージ
Viveトラッカーのパッケージ

■Viveトラッカーの同梱物
Viveトラッカーの同梱物

  • Viveトラッカー本体
  • ドングル
  • ドングルクレードル
  • USBケーブル

この説明書の「PCとドングルを最低でも45センチ離すこと」という一文を読んだあたりで嫌な予感がしてきました。

Viveトラッカーの注意点、というか扱いにくさ

ドングルは必ず3つとも使う必要がある

下調べをしていなかったぼくも悪いのですが、こういう無線機器ってだいたいBluetoothじゃないですか。

だからPC本体に付けたBluetoothアダプタだけで通信ができるんじゃないか、もし無理でも付属のドングル1個で3つのトラッカーと通信してくれるだろう、と思っていたんですよ。

実際、説明書も読まずにセットアップをはじめてしまい、ドングル1個でペアリングできないため途方に暮れました。

最初から無理ならすぐにわかったのですが、2台目くらいまでは認識しそうになる、という微妙な現象が発生するあたりが罠ですw

いやーそれにしてもUSBポート3つも空いてますか?

最近はUSB機器だらけだし、キーボードとマウスだけで2つ。VRヘッドセットもUSBを使います。うちの環境だとオーディオアンプもUSB接続なので、そこでもUSBポートを使います。

そうなるとUSBハブを使いたくなるじゃないですか。

電源不要タイプのUSBハブは使えない

環境によってはもしかしたら…という可能性もなくもなくもないですが、少なくともうちでは無理でした。

まず、ViveトラッカーのUSBは2.0です。そう、2.0なのです。

USB2.0と3.0では供給される電力が500mAと800mAといった違いもあり、

  • 電源不要タイプのUSB2.0では電力不足でViveトラッカーが認識されない可能性がある(事実うちでは無理だった)
  • 同じく電源不要タイプのUSB3.0ハブではギリギリ動作してるように見えるものの不安定(たまに接続が切れる)
  • 電源アダプタ付きのUSB3.0ハブでようやく3台のトラッカーが認識された

とまぁ、うちでテストした限りではこんな感じでした。

ただ、更に注意しなければならない点として、USB2.0とUSB3.0では接続台数の上限に違いがあります

マザーボードに搭載されているUSBコントローラーの種類によって異なるので、一概に何台までOKとはいえませんが、USB2.0のほうが多いのは間違いない。USB2.0でなら10台以上の機器を接続しても問題ないものの、USB3.0では10台未満、場合によっては8台くらいが上限のコントローラーもあります。

それだけあれば十分じゃない?とも思えますが、先述したとおり、キーボードやマウスもUSB機器です。更にVR、スピーカー、プリンター、外付HDD、USBメモリ、USBカードリーダー等々、いろいろ付けている環境もあるでしょう。

想像する以上にUSB3.0の接続上限にひっかかるケースって多いのです。

PC本体の背面ポートが3つ余っている、という方はおめでとうございます!そこにViveトラッカーに付属のドングルクレードルを3つつなげて45cm以上離せばOKです!

そうでない場合は、おそらく電源アダプター付きのUSB2.0ハブを使うのがもっとも安定するかと思います。

…ややこしいでしょう?

2.4GHz帯の無線機器と電波干渉しまくる

ViveトラッカーはBluetooth接続ではなく、独自の無線通信なのですが、使っている周波数帯は2.4GHz帯です。

つまり、電子レンジと干渉するw

ほかにもうちのようにUSBドングルを使う無線マウスや無線キーボードを使っている場合にも干渉します。

具体的にはトラッキングが一瞬止まったりする。

全身フルトラッキングで録画中にVR内の自分の体が思うように動かないと、これはなかなかのストレスです。

アホらしい話ですが、無線のマウス、キーボードをオフにし、無線LANルーターの2.4GHzを無効にし、Wifi対応のSDカードを使わなくする等、あらゆる2.4GHz機器をオフにしたらかなり安定しました。

まとめ

USBポートを3つも使う点については下調べしていなかったぼくが悪いので良いとして、Viveトラッカーの電波干渉の弱さはいかんともしがたいですねぇ。

そもそもUSBハブにViveのドングルを3つ挿すということは、そのドングル同士が近すぎて干渉してるんだろうなぁという気もしています。

そうなるともうPC背面のUSBポートをなんとかして3つ空けるしかない。

うちだとそれがけっこう難しいんですよねー。

そんなわけで、BeatSaber熱が落ち着いたから、というだけではなく、Viveトラッカーの不安定さにガッカリして、しばらくトラッカー自体を放置していたので記事更新が遅れていたのでした。

現状、フルトラッキング環境の実現ってちょっとハードル高いですよねー。

まず、ベースステーションが必須になるので、それ対応のVRヘッドセットが必要なわけで、うちのPimax 5Kで12万くらい。

更にViveトラッカー3台で4万円くらい。あわせて16万円の出費ですか。

なかなか他人様に勧めづらいものがございます。ぼく自身、ベースステーションが不要(≒フルトラはできない)なVRヘッドセットに買い替えたいなぁ、とちょっと悩み中でございます。

尚、VR自体はものすごく楽しいので、ヘッドセットを1つも持たない、という選択肢だけはない!

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