Windowsでフォントが削除できない場合の対処方法
前回の記事ではフォントのインストールについて書きましたので、今回はアンインストール方法について。
単に追加したフォントを削除するだけの話なのですが意外とトラブるんですよねー、これ。
フォントの削除手順は簡単
たったこれだけのハズが、「○○(フォント名)は使用中のため削除できません」と表示されて削除できないことがあります。
削除しようとしているフォントを使っているアプリがあるなら終了する
実際、削除しようとしているフォントを使っているWordファイルなどを開いたままの場合は削除できなくて当然なので、おとなしくアプリを終了しましょう。
でも、すべてのアプリを終了しているのにまだ「○○(フォント名)は使用中のため削除できません」と表示されて削除できないことがあります。
試しに管理者権限で削除してみる
前回解説したとおり、フォントファイルは C:\Windows\Fonts か C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fonts の下に保存されており、ここになければロードもされないので、ファイル操作で消すことも(本来なら)可能です。
なので、試しに管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、delコマンドで削除してみました。
プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。
ですよねー。
別のプロセスが使っているから消せないのであって、権限が足りないわけではないんですもんね。そりゃこういうエラーになりますとも。
常駐アプリ(特にSkype)が怪しい
Skypeに限らないのですが、タスクに常駐してバックグラウンドで動いているアプリがフォントをロードしている可能性があります。
なので、そういったアプリに心当たりがあるなら終了してみましょう。
ちなみにSkypeの場合はタスクトレイから消してもタスクマネージャーから消えないという迷惑な不思議なアプリだったので、タスクの終了で消しました。
(もしかしたらSkypeの通知を全部オフにすれば常駐しないのかも)
すると、うちの場合は見事にフォントが削除できるようになりました。ちゃんちゃん。
どのプロセスが使っているのかわからない場合
タスクマネージャーでプロセスを強制終了するのは怖いなー、とか、どのプロセスがフォントを握ってるのかわからないなぁーという場合はフォントを削除してくれるフリーソフトを使うのも手です。
フォント自体はもちろんのこと、関連するユーティリティ類の開発/販売を行っている武蔵システムという会社が公開している DelFont というフリーソフトがあります。
https://opentype.jp/delfonttool.htm
実際ぼくも使ってみましたが、一覧からフォントを選んで[削除]ボタンをポチっとするだけの簡単インターフェース。
DelFont起動時に管理者権限を要求されますが、そのおかげで別アプリがフォントを握っていても強制的に削除してくれるので、意地でもフォントを消したいんじゃあ!という場合はとっても便利。
フォントが削除できなくてお悩みの方は一度お試しあれ。
まとめ
- フォントはWindowsの[設定]→[個人用設定]→[フォント]からアンインストール出来る
- 別のプロセスが使用中で削除できない場合はフォントを使っているアプリを終了する
- 動いてないように見えるのに裏でこっそりフォントを握っている行儀の悪いSkypeのようなアプリもあるので、場合によってはタスクマネージャーから終了する
- タスクマネージャーでの強制終了が怖い場合はフリーソフトのDelFontを使うのも良い
といったところでしょうか。
ぼく自身、なんでかフォントが削除できないなぁーとは思っていたものの、残っていたからといってさほど困ることもないので放置していました。
今回記事にするにあたって、あらためてフォントが削除できない理由がわかり、ちょっぴりすっきりしました(*´ω`*)