賃貸のドアホンがショボいのでワイヤレスを後付けするのはどうだろうって話
引っ越しはもう少し先なのですが、先に新居の鍵を受け取ったので部屋の確認をしてきました。
賃貸契約するときに全室のエアコン交換とハウスクリーニングなどの条件を付けていたのでそのあたりを一応確認するためです。
結果、エアコンも清掃状況もぜんぜん問題なかったのですが、予想外のところで問題が発生しました。
ドアホンの受話器をあげると本体が取れる
字面だけ見ると何を言っているのだお前は…って感じですが、この写真を見て頂ければ一目瞭然かとw
ぽろん♪
まぁ本体外れても線はちゃんとつながってるので機能的には問題ないのです。……………………受話器取るたびに本体ごと落ちる以外は。
いやぁ、なんだろうねこれ。
事情はわかるんです。
インターホンの受話器のすぐ左側にインターネット回線の光コンセントが配置されているため、インターホンの本体をこう、上のほうからスライドさせて金具をはめ込もうとしても左側のコンセントと干渉して、一部の金具が浮いちゃう感じ。
なので、一応本体は壁に付くのですが、受話器を持ち上げた拍子に受話器と一緒に本体もぽろん。
何度かがんばってみましたが、不器用な自分ではうまく固定することが出来ず、これ以上がんばって断線させちゃったり壊してもいけないと思い、管理会社のほうへメールで連絡しておきました。土日なので返信は来てませんけど。
今の自宅にあるドアホンはワイヤレス
今住んでいる家は一戸建で好き勝手出来るので、2年くらい前にドアホンもワイヤレス化しました。
正直ドアホンにはあんまりこだわりはなく、「モニター付いてるとウザいセールスに居留守使えて便利だよね」くらいにしか感じていませんでした。
でも、東京の狭小住宅だと縦に伸ばすしかなく、我が家も例に漏れず3階建。そしてぼくが普段使っているのも3階。
ピンポーンと鳴ってから1階まで降りていると気の短い宅配便のあんちゃんだと既にいなくなっていることも…。
ここは出るのが遅い家なんだな、と理解してくれるとけっこう待ってくれるのですが、定期的に宅配の担当者は変わるし、一番やっかいなのが出るまで何度もピンポン・ピンポン・ピンポーンと鳴らす人。階段降りてる間に何度も鳴らされると地味にストレスが溜まります。
でもそれも仕方ないといえば仕方なくて、別の階にいるとチャイムの音がギリギリ聞こえる程度なので、ちょっと音の大きなゲームとかプレイしていると聞き逃しちゃうこともあるし、ヘッドホンなんてしてたら100%わかりません。
こりゃあかん、ということで、Panasonicのワイヤレスモニター付きテレビドアホン VL-SWD220K を購入したのです。
買うまでは結構迷いました。電気工事の資格がない人は自分で付けちゃいけないっていうし、工事なんて依頼したら相当高いんだろうなぁ…と。
それでインターネットでドアホンの工事を受けてくれる業者を検索してみたところ工事費は5,000円~20,000円とけっこう幅があります。(モニター付きだと値段が上がる傾向)
そこで口コミのサイトを見て、評判の良さそうなところで8,000円で依頼しましたが、工事内容を見る限り、あまり複雑な作業もなさそうだったので、普通に最安値のところで頼んでも良かったかも知れません。
少し脱線しましたが、こういった経緯があるので、賃貸住宅にワイヤレスのドアホンって付けられないのかな?と思ったのです。
新居のドアホンは本体外れちゃうし、仮にこれをちゃんと直してもらえたとしても、作り付けの棚の奥(50cmくらいある)にドアホンが付いているため、ちょっと受話器取りづらいんですよ。
工事不要だけど大家さんの許可が必要なドアホン
例えばこのへんのワイヤレスドアホン。
これらは親機と子機がワイヤレスなので配線工事が不要ですが、普通は扉の前に既存のドアホンがあるでしょうから、それを外して付け替えるとしたら大家さんの許可が必要です。
レビューを見ていると、賃貸で既存のドアホンは残したまま、その横に付けた、なんて猛者もいますが、宅配の人がどっちを押せば良いのか迷っちゃいますよねw
かといって、大家さんに交渉するのも面倒だしなぁ。
ドアの上に設置するだけで使えるワイヤレスドアホン
賃貸住宅ではこれが一番現実的じゃないかと思うのですが、ドアの上に設置するだけで使えるワイヤレスドアホン、Panasonicのドアモニシリーズです。
型番 | モニター | スピーカー | 子機の電源 | 参考価格 | |
---|---|---|---|---|---|
VL-SDM110 | 2.3インチ | なし | 有線 | 12,697円 | |
VL-SDM310 | 2.8インチ | あり | 有線 | 13,900円 | |
VS-HC400 | 2.7インチ | あり | 無線 | 18,046円 |
下記仕様は共通
無線通信方式 | 1.9 GHz TDMA-WB |
---|---|
カメラ電源 | 単3電池x4 (約6ヶ月) |
カメラの防水性能 | IPX3 「防雨構造」 |
※無線が1.9GHzなのは地味に大事です。2.4GHz帯は混み過ぎだし電子レンジ使用中は使えないとかありそうだし。
VL-SDM110~VL-SDM310はドアモニシリーズで、過去の製品も含めると8機種くらい出ている人気商品です。
既存のドアホンのチャイム音を検知してからモニターを表示する仕組みなので工事が不要で、ドアの上に設置するだけという手軽さが人気の原因でしょう。毎年4月頃になると需要が増してAmazonでの価格が高騰するのだとかw レビューに書いてありました。
型番にあるSDMのDMはドア・モニの略なのかな?
VL-SDM110とVL-SDM310の違いはスピーカーを搭載しているかどうか。VL-SDM110だとチャイム音が鳴ったときにモニターは点灯しますが、外との会話はできないため、ドアホン自体は既存のものを取らないといけません。なので、個人的にこれは却下。
VL-SDM310はスピーカーを搭載しているので、モニター付き子機で外との会話が出来るようですが、声がドアの上からするそうなので、ちょっと違和感あるというレビューもありますね。別に長話するわけでもないだろうから良いとは思いますケド。
尚、下記のページにあるとおり、この110と310を含めたドアモニシリーズはすべて生産終了なので在庫限り。
https://panasonic.jp/p-db/category/fax-phone/doormoni/lineup-old.html
最新のVS-HC400はドアモニシリーズではなく、「モニター付きドアカメラ」という名称になっています。なんでや。
でもスペックを見ればわかるとおり、普通にドアモニですね。
そしてモニター子機がバッテリー駆動になったのが大きな変化でしょうか。
ドアホンのモニターって基本的には固定で構わないと思いますが、部屋が広かったり、あらかじめ来客予定がわかっているときなどは手元に置いておけたり、ワイヤレス子機のほうが便利な場合もたま~にあります(実体験)。
2019年6月現在だとVL-SDM310とVS-HC400の価格差が4,146円ほどあるので、この差をどう捉えるか。
まぁ個人的にはVS-HC400が良いなーとは思っています。310と同じくスピーカー機能も付いているし、子機もワイヤレスで持ち歩けたほうが便利だし。
でも、先述したとおり、賃貸の管理会社にドアホンの件で問い合わせたばかりなので、実際に購入するのはその返答を待ってから、ということになりそうです。